動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙版 第45号

2012年12月01日 | 通信紙版バックナンバー
平成24年 12月

師走
師走(しわす)とは陰暦12月の異称であることはよく知られています。
ただし語源については12月なると、家々で師(僧)を迎えて読経などの仏事を行うため、師が忙しく走り回るということから「師馳(しは)せ月」といったのを誤ったものだという説をはじめいくつかあるといいます。


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寄り添う二つの心
秋の長雨も降り止んだある日の午後、レトリバー犬のご葬儀を行いました。
このワンちゃんとは4日前に会ったばかりで、その時はお家におります別のレトリバー犬が亡くなりご自宅にお迎えをした時の事でした。
その時は案内され、ガレージに横たわる白い毛の犬の姿が見えましたが違いました。「こっちのはまだなんですよ」と奥様。
亡くなったのはその奥の小屋の中でシーツにくるまれた黒い毛のワンちゃんでした。
今から約10年前、この2頭のワンちゃんは市内のゴルフ場の駐車場に捨てられていたそうです。
行き場を無くした2頭はお互い寄り添い、かばい合って幾日をその場で凌いでいました。
ゴルフ場に通っていた奥様とご主人は見かねて運営と相談し、行政の手続きや指導に基づきワンちゃん達を引き取る事にしました。
4日前に至るまで2頭は離れる事無く仲良く過ごし、黒い毛の子が亡くなった後はめっきり精気を失い、ご家族の励まし虚しく白い毛の子は後を追う様に目を閉じました。
斎場でのお別れの時には「この子達は離れられなかったんだね」と、ご家族がおっしゃいました。

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教室の猫
本格的な冬を迎え、よく晴れた遅い午前に市内に置きまして猫さんのお迎えをいたしました。
伺った先は学習塾をなさっている方のお家です。
教室の入り口の下駄箱の上にはボール箱にお菓子とお花を添えて納まっている猫さんがおりました。
若い頃の猫さんは周辺をウロウロする野良猫でしたが、ご家族の導きから飼い猫になり、教室では生徒達の人気者になりました。
授業中は教室内をウロウロする事無く下駄箱の脇で行儀良く丸くなっていたそうです。
添えられたお菓子は生徒である子供さん達がお別れに持たせてくれた物でした。






第45号紙面




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