おかげさまです

香港・台湾・マレーシア・ヨーロッパなどの旅行記ときどき映画

茶餐廳@香港

2005年12月12日 | 香港◆粥麺・茶餐廳
茶餐廳。それは香港ヤンが集うディープな空間。
喫茶店兼食堂みたいな茶餐廳は、よく日本のファミレスのようだと言われてます。実際にメニュー数はファミレスよりもっと多く、規模は地元密着型の喫茶店のよう。もちろん老舗と言われるお店もあります。そういうところは、内装もどこかレトロなんです。反対に若者うけする現代的なところや、チェーン店もあり。値段も安く出てくるのも早い。朝・昼・夜問わず、旅行者の私たちにとっても、欠かせない場所です。

初めて入るときにはドキドキしたものだ。入りたいとは思っても、いちツーリストのわたすたちにはあの茶餐廳がかもしだす空気になーかなか勇気が出なかった。けど空港で食べた湯麺のあの体験が忘れられない。あの未知なる感動をもう1度味わいたい一身で思いきって入ってみたんです。
場所は尖沙咀のディープな茶餐廳が集まる通り。朝食をとるため、どのお店にしよっかなーと、あっちをのぞいたり、こっちをのぞいたり、ウロウロ。外から店の中を覗きながらある店に決めた。ガラスのドアを開けると店員がこちらに向かって何かを言った。たぶん人数を聞いているのかなーと、指で「2名」と合図すると席を指差されました。そこに座りテーブルの間に挟まれたメニューを見たけんど、なんのこっちゃ訳わからん。夫と必死で解読しようとするけれど、焦ってよけい解らなーい。こういう時には周りのお客の様子をうかがうのが得策。麺をすすっていたり、お粥を食べていたり。けど中にはトーストを食べている人を発見!テーブルの上を見ると卵らしきものも乗っているではないですか。すると夫がテーブルの上の立てかけたメニューを見つけ、朝食はこれじゃないかと指差す。よく見てみると、朝食セットのようなものを発見。
イチかバチかオーダーしてみようと夫はAセット、わたすはBセット。わたしの方は麺を選ぶみたい。なぜだか出前一丁を指差したんです。出前一丁だと値段がびみょーに上がるのに。飲み物も付いてて2人とも冷たいアイスコーヒーに。これまた冷たい飲み物は値段がびみょーに上がる。
2人でメニューを見ながらこれはあーだ、こーだ言いながら待っているとやって来ました。夫はトーストにハムエッグ。わたすは牛肉がのった出前一丁とトースト。食べるとインスタントなのは麺だけで、スープは違う味がしました。牛肉はほんのり八角の香りがするし。夫の方は見た目は普通だけれど、卵は濃厚でおいしい。トーストは中がふんわりしていて、日本のパンよりおいしかった。この時に、パンとラーメンがこんなにマッチングするんだーと発見しました。