おかげさまです

香港・台湾・マレーシア・ヨーロッパなどの旅行記ときどき映画

はじまりは湯麺

2005年12月11日 | 香港◆粥麺・茶餐廳
香港の空港がまだ啓徳空港だった1994年初めての香港旅行はツアーで行きました。
食事は自由行動の1日以外は、全て付いていたんです。この旅行で香港の食に目覚めたわたすは、次回の香港旅行は何を食べようかと考えていました。

時は過ぎ、香港へ再び立ち寄る機会ができました。といっても、ヨーロッパ旅行のトランジットなので空港から外へは出られない。まだ啓徳空港だったので、今の空港のように食べるお店がいっぱいなくて、限られてたんです。
夜間のフライトだったので搭乗前に何か軽く食べようと、空港内にあるセルフサービスのカウンターへ。ガラスケース越しに吊られたおいしそーな叉焼の塊や作り置きされた炒飯、炒麺などが並んでました。どれにしよっかなーとメニューを見るが、しかし、メニューの解読が不可能なことに気づく。(おそっ)それでもあきらめなかったわたすは、メニューとにらめっこ。すると数名の香港人らしきおじさんが湯麺のカウンターの前で、なにやら注文しているではないっすかー。その横にピタッとくっついて見ていると、カウンター越しにおばさんは手際よく麺と青菜と団子をザルに入れ湯通しし丼にそれらを入れてスープを流し入れ、最後に何か振り入れた。目の前にはつみれのような団子がごろごろとのってて、青菜が添えられているホカホカの湯麺が。わたすは間髪入れずに「わたしにもこれちょーだい」と言いました。おばさんは麺をどれがいいのか聞いているようなので、おじさんとは違う細麺に。先ほどと同じように手早く作り出されたあつあつの湯麺を持って、そそくさとレジに行き、支払いを済ませて夫が待っている席へ。夫はわたすが買ってきた湯麺を見るなり、目が輝いてる。「どうやって注文したん?」と聞く夫に、先ほどの話をしたらば、「でかしたっ」と褒められた。褒められると育つ典型的なお調子モノのわたす。
わたすと夫の香港B級グルメは、ここから始まったのでした。