三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

石鍋峠を踏査

2021-05-07 09:35:14 | 日記
先日七曲峠を踏査しました。その記事をお読みになった方もいらっし
ゃるでしょう。今度は石鍋峠です。

きのうもいい天気。自作アンテナ切替器の調整に取り組んでいました
が,午後になって我慢できずに出発しました。
コースは下の地図をご覧ください。

右端の円で込んだPの所に駐車。ここから西に向かって登山道を行き,
障子ヶ岳山頂を経由して南側の石鍋峠までを往復しました。(実際に
はそのさらに先の七曲峠の手前まで行きました。)

Pから歩き始めて40分ほどで障子ヶ岳の山頂です。

手入れが行き届いています。蘭のような百合のような小さな花が目に
とまりました。

ナルコユリ(鳴子百合?)でしょう。目立たない花ですね。
眺望は素晴らしく,眼下に行橋とその周辺の町が見えます。遥か遠く
には福智山も望まれます。

頂上から石鍋峠への尾根道の入口が判然としません。 取り敢えず,
南西方向に伸びている道を進みました。そのうち石鍋峠方向への分岐
があるものと期待したのです。しかし,かなり歩いてもその分岐が現
れません。ようやく見つけた道標には「宮原登山口ー障子ヶ岳」とあ
ります。

さらに「呉地区登山口へ」と消えそうになった看板も。
進路の間違いがはっきりしましたので元に戻りました。つまり,再び
障子ヶ岳に立ったのです。

頂上直下の谷を降ると目印の赤いテープがありました。この道に違い
ないと確信を得て急下降。
尾根道に出ると道標がありました。

「障子ヶ岳<—>大坂山」とあります。間違いありません。
ほどなく鞍部に到達しました。ここが石鍋峠に違いないと思うのです
が,その標識がありません。

付近を見渡しても「石鍋」と呼んでもいいような石も見当たりません。
取り敢えずスマートフォンで緯度・経度を測って記録しました。帰宅
後地理院地図で確認するためです。(その結果,ここが石鍋峠に間違
いありませんでした。)

時間があったのでさらに進みます。(13時に歩き始めた。17時までに
は下山したいので往復4時間ある。これを折半して15時まで進んで,
その時点で引き返すことに決めていた。)
急な登りになり,岩場が現れます。だだっ広い岩もあります。

眺望は抜群。眼下に香春町が。ただし,あまり縁に寄ると危険な場所
です。また,歩くと空乏層があるような響きがしました。岩の表面が
剥がれて浮いているのでしょう。
岩場を過ぎると394mのピークです。表示がありました。

「障子ヶ岳南峰」と書かれています。一般に認められた名前でしょう
か?もしかしたら誰かが勝手に名付けたものかもしれません。個人的
にはそこは障子ヶ岳とは完全に離れていますので南峰というのは違和
感があります。

あと15分ほどしか残っていません。行けるところまで行きましょう。
ここから降りです。

降るとそこは七曲峠のはず。残念ですがここで引き返しました。

障子ヶ岳から降っていると,羊歯の面白い姿に驚きました。

羊歯の1本1本がY字形をしています。それが群生していると何とも
言い表し難い造形美をなしています。今まで何度も見てきたはずなの
に気づきませんでした。
16時30分頃駐車場所に戻りました。
以上