三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

Optimus No.111 石油コンロ

2019-05-25 13:36:24 | 日記
前回記事を投稿してから丁度一週間になる。去年から非常勤になって,自由
時間が増えると期待していたのだが,相変わらずの急がしさ。

その忙しいさ中の出勤前にフリーマーケットを覗いてきた。会場を一周する
と面白いものが目に付いた。携帯用の石油コンロ。
汚れに汚れ,錆の浮いた金属ケースにはOPTIMUSと浮彫りされていた。有名
なメーカである。

上の写真は表面の汚れをかなり真剣に拭い去った後に撮ったもの。
型名はその場では確認できなかったが,表面にマジックインキを塗布すると
浮き出てきた。No.111と読める。
インターネットで調べたところNo.111は軍仕様らしい。石油コンロと書いた
がガソリンもOKとのこと。それから,石油「コンロ」と書いたが,一般に石
油ストーブと呼ばれている。しかし,ストーブと聞くと,われわれの普通の
感覚では暖房器具である。そうではないことを示すために敢えてコンロと呼
ぶことにする。

内部も錆だらけ。

相当使い込まれたように思える。でも心配だった欠品はないよう。
このコンロは五徳が箱と一体になっており,しかもコンロも組み立て済みで
あるから短時間で使用を開始できる。

上の写真はコンロ本体を手前に引き出した状態。五徳代わりの2本の横棒が
認められるだろうか?

ポンプのビストンを出し入れしてみた。スカスカ!とても使えない。
取り出して見たら,革カップが干からびてコチコチになっていた。

一応オイルを塗布して揉みあげたが改善されなかった。これは交換しか手が
ない。
まずはピストンの分解。

何度か試行錯誤してようやく分解できたのである。ここまでくれば後は簡単。
予備の皮カップを取り付けて組み戻した。完璧!圧力がかかる感触充分!

さっそく着火実験。
タンクに灯油を入れて,まずはアルコールで予熱。
アルコールが燃え尽きたらピストンで加圧し,バルブを開けて点火。ゴーと
音がして燃焼を始めた。しめた,やった!

――と思いきやバルブのシャフトの根元から火の手が上がった。ろうそくの炎
のようなよわよわしい炎。

灯油が漏れているのだ。これが一番心配していたこと。
この部分の修理は厄介な気がする。楽しみを通り越して思い荷を背負わされ
た気がする。
以上

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