三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

Phoebus/フォエーブス/ホエーブスの年次点検

2023-10-16 20:18:46 | 日記
およそ70歳以上の登山家ならPhoebusをご存知でしょう?フォエーブスとかホエーブスとか言いならわされています。野外活動で使う携帯コンロです。バーナーとも言いますかね?


恰好がいいですね。当時の山男のあこがれでした。
フォエーブスの燃料は多くの場合ガソリンです。しかし,ガソリンとはいってもホワイトガソリンという特殊なものです。また,ガソリンは怖い!冬山のテントの中でガソリンが一気に燃焼してテントが一瞬にして消えてしまったという話を聞いたことがあります。もちろん,中にいた山男たちはいっせいに雪の中に跳び出したとか‥‥。
そこでわたしは灯油仕様のものを使っています。灯油なら手に入れるのが簡単ですから。なに,違いはノズルだけです。灯油仕様のものはノズルにEの刻印があります。

以前は山行のたびに携行していたのですが,最近はあまり持ち出しません。そこで,少なくとも年に1度は燃焼試験をして機能・性能を確認・維持しているのです。
きのう百円ショップでいいものを見つけました。着火剤です。

今はやりのガスバーナーと違って,ガソリンや灯油を使うバーナーでは予熱が必要です。(予熱の不要なガソリンバーナーもあります。)そのための燃料が要るのです。わたしが別に持っているSVEAの灯油コンロはアルコールを予熱に使います。しかし,このPhoebusのものは予熱剤の受け皿が小さいためアルコールではしばしば予熱不足を起こします。固形燃料を使えばいいのですが,予熱のための燃料がかさばるのは面白くありません。――適当な予熱剤を探していたわけです。

予熱剤をたっぷり注ぎます。

その後フードをかぶせて点火!
良く燃えます。

ちょっと予熱剤が多すぎたようです。このままでもお湯を沸かせそうです。

予熱剤がなくなったころ,バルブを開けます。火が付きました。火力がちょっと弱いのでポンピング。ポンプも異常なし!

心地よい炎になりました。ちょっと赤いですが,いつの灯油かわからないのでまあこんなものでしょう。

わたしはガスバーナーを使う気がしません。まだまだフォエーブス君には頑張ってもらいます。
さあ,戸外で・山で,使いたいな。
以上

秋たけなわの福智山,ふたたび

2023-10-16 08:39:37 | 日記
ぼんやりしていたらきょうはもう月曜日。先週土曜日に福智(ふくち)山に登った記事の投稿を忘れていました。水曜日(11日)に登ったので3日振りでした。

いつもの上野(あがの)登山口から。当日は土曜日で天気も良かったので駐車場は満杯に近い状態。そこで,少し高い位置にある別の駐車場に停めました。がら空きです。最近,この近くにあった「かじか橋」という吊り橋が撤去されたので,ここの駐車場の利用者が減ったようです。

この日も以前のペースで登って行けました。九合目付近にアケビです。

子どもの頃はこのアケビを見つけたら嬉しかったものです。何しろ食べ物に飢えていました。もちろん,3度のご飯は不自由しなかったのですが,お菓子とかその他の食べ物がなかったのです。最近の人はアケビはもちろん,野イチゴが食べられることも知らないようです。野イチゴとヘビイチゴの区別もつきません。

頂上の山の岩が秋空を背景に輝いています。

頂上まで100分でした。
ほぼ北の方角に皿倉(さらくら)山が見えます。

アンテナの鉄塔群が認められますか?
ほぼ南の方角には英彦山(ひこさん)がかすかに見えます。

逆光なのでコントラストが強く,ススキが輝いて見えます。皿倉山の写真(順光)と比べるとその差は歴然としています。

小休止の後下山開始。
途中で登ってくる人から声を掛けられました。「誰かわかりますか?」と言われたのですが,とっさにはわかりませんでした。「お互い歳をとったね」とわたし。その人とはコロナ以前に九重の三俣(みまた)山で会って以来でした。
以上