三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

柿を接ぎ木

2021-03-21 05:36:47 | 日記
わが家の庭には柿の木が沢山植わっています。
品種不明の渋柿の大木,富有柿,シンメータ(漢字不明)各1本,そ
れに霜木練(しもごねり)3本です。渋柿と富有柿はこの家に移って
きたとき糟糠が苗を買ってきて植えたものです。毎年のようにたくさ
んの収穫があります。
シンメータと霜木練はわたしが食べた柿の種を蒔いたもの。桃栗三年
柿八年。今年こそ柿が実ることを期待します。
実は去年シンメータに花が付きましたが,実はならず。また,霜木練
は1個だけ結実しましたが成長不良でした。

きのう急に思いついてシンメータの枝を渋柿の枝に接ぎ木してみまし
た。
数年前同様に接ぎ木を試みたのですが,失敗したことがあります。一
旦若葉が出たのですが,気づかないうちに大きな芋虫に喰われてしま
ったのです。若葉が出ても安心できないことを思い知らされたのです。
まず,渋柿の接ぎ木しやすい枝を定めます。

上の写真の場所にしました。ここは先年接ぎ木に失敗したところです。
枝を鋸で切断。

その切り口の縁に小刀で切り込みを入れ,その割れ目にシンメータの
小枝を差し込みます。小枝の根元は楔状に削りました。

子供の頃,山で遊んでいたら小父さんがやってきて,切り株の縁に小
刀で切り込みを入れ,そこに何やら小枝を差し込んだ後荒縄で縛って
立ち去ったことを思い出しました。多分渋柿に甘柿を接ぎ木したのだ
と思います。――その所作を思い出しながらの作業です。
荒縄がないので結束バンドで縛り付けます。

締め付けの力不足を心配してさらに針金で縛りあげました。
最後はビニルテープを巻いて養生です。

結束バンドにビニルテープ。何とも無粋なやり方ですね。
ところで,今回は接ぎ木するには小枝が成長しすぎているようです。
思い立つのが遅かったためですが,無事に根付く(?)ことを祈りま
しょう。
柿の生命力に期待!
以上