三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

秋たけなわ

2019-10-14 05:57:45 | 日記
台風で被害を受けた皆様にはお見舞い申し上げます。
しかし,きのうは台風が去っていい天気でした。まさに秋たけなわと言った
ところでしょうか?

いつもの福智山へ。いつもどおりもたもたして出発予定時刻を1時間も超過
してしまいました。
9時少し前登山開始。なるべく人に会いたくなかったので展望台コースをと
りました。このコースは登る人が少なく,展望台もやや荒廃しています。
小休止の後急斜面を登り,林道へ。ここの道沿いにはこしあぶらの木があっ
たはず。‥‥ありました。

凡そ1時間40分で頂上901m。大勢の登山客を想像していたのですが,それ
ほどでもありません。すすきはもう「枯れすすき」の状態。

遠くは霞んでいます。英彦山は知っていなければその存在に気づかないほど
です。
実はこの時点まで以後どうするか決めかねていましたが,皿倉山の方角に
進むことにしました。尺岳(608m)までの縦走です。

縦走開始。
足元の花が目に入りました。最初何となく「うつぼぐさ」だと思ったのです
が,花序が全く違います。りんどうでしょう。

しかし,写真を撮って歩き始めると,「いや,ききょうだったのでは?」な
どと頭の中を駆け巡ります。まあ,りんどうでしょう。

そんなことを思いながら進むと平坦な尾根道に入ります。いいですね。この
道。

木漏れ日が何とも言えません。山歩きで一番爽快な気分を味わう場面です。

あけびです。

子どもの頃甘いものに飢えていて,あけびを見つけると嬉しかったものです。
いまでもそのことが心の奥底に残っているのか,あけびを見ると楽しくなり
ます。

尺岳に着きました。その手前の尺岳平で昼食です。
久しぶりにフォエーブスとコッフェルを持参しており,湯を沸かしての料理
です。料理とは言ってもインスタントのものです。
背後に栗の木があって,実を着けていました。

こんなふうにいがが割れるのですね。一ついただいて鍋の中に放り込もうと
してよくみると虫がついていました。虫は見えませんが,小さな穴が開いて
いたのです。

満腹の満ち足りた気持ちで帰路につきました。(再び福智山に戻って,登山
口まで下ったのです。)
駐車場に着いたときはやや薄暗くなっていました。
楽しい秋たけなわの山歩きでした。
以上