先日フリーマーケットでピストル型ライターを見つけました。この種のもの
はガスライターが多いのですが,これはオイルライターです。
薄汚れていて動きもよくありません。動くように手入れしたいという欲望が
湧きましたが,使う予定がありません。そこで,店主に言って借用しました。
持ち帰って中身を検めました。特別悪いところはありません。つまり,長年
放置されて枯れてしまっているのです。もちろん,埃などの異物も混入して
います。
埃や異物を取り除き,注油して組み戻しました。点火用の石(何と言うので
しょうか?)がないので別の100円ライターから抜き取ってこちらに装填。
また,オイルがないので燃料用アルコールをしみこませました。
引き金を引くと,
火が付きました。手入れ完了です。
しかし,その後何度か「試し打ち」していると・・・動かなくなってしまい
ました。引き金がぶらぶらしているのでどうも外れたか折れてしまったよう
です。
再度分解すると,
折れていました。上の写真で,矢印の先が破断面です。鋳物製のようです。
「ス」はないようですが,強い力には勝てなかったのでしょう。
引き金がなければ話になりません。自作するしかありません。どうやって?
いろいろ考えているとき知人から金属接着剤なるものを紹介されました。半
信半疑でそれを買い求め,接着しました。
24時間放置した後組み戻しました。
試射一発!折れました。あっけない結末でしたが納得です。
こうなれば自作するしかありません。いろいろ考えた末,2mm厚のアルミニ
ウム板を折り曲げてやすりで加工することに。何しろ,上の写真でお分かり
のように厚みの段差あり,曲線あり,穴加工ありのなかなか複雑な形状です。
3時間ほどで仕上げました。
上の写真で,左が自作品,右が原型です。自作品はちょっと(いや,だいぶ)
不恰好ですが,強度を考えてこの程度にしたのです。
さあ,組み込んで試し打ちです。期待に背いてなかなか火花が出ません。ど
うも回転するやすりのようなものが回転しないのが原因のようです。引き金
そのものは問題ありません。
またまた分解。こんどは徹底的に分解しました。その結果,引き金を引いた
とき連結棒で回転やすりに力を伝える部分が摩耗していることが判明しまし
た。下の写真です。
これは修理不可能です。また,自作も無理。
そこで対症療法として連結棒の先端部分を曲げて摩耗していないところに当
たるようにしました。
組み戻して試し打ちです。点きました。
しかし,何回かに1回失敗します。いや,何回かに1回点火するというほう
が当たっているでしょう。
まあ,これはこの辺で終わりにします。一週間楽しめました。
以上
はガスライターが多いのですが,これはオイルライターです。
薄汚れていて動きもよくありません。動くように手入れしたいという欲望が
湧きましたが,使う予定がありません。そこで,店主に言って借用しました。
持ち帰って中身を検めました。特別悪いところはありません。つまり,長年
放置されて枯れてしまっているのです。もちろん,埃などの異物も混入して
います。
埃や異物を取り除き,注油して組み戻しました。点火用の石(何と言うので
しょうか?)がないので別の100円ライターから抜き取ってこちらに装填。
また,オイルがないので燃料用アルコールをしみこませました。
引き金を引くと,
火が付きました。手入れ完了です。
しかし,その後何度か「試し打ち」していると・・・動かなくなってしまい
ました。引き金がぶらぶらしているのでどうも外れたか折れてしまったよう
です。
再度分解すると,
折れていました。上の写真で,矢印の先が破断面です。鋳物製のようです。
「ス」はないようですが,強い力には勝てなかったのでしょう。
引き金がなければ話になりません。自作するしかありません。どうやって?
いろいろ考えているとき知人から金属接着剤なるものを紹介されました。半
信半疑でそれを買い求め,接着しました。
24時間放置した後組み戻しました。
試射一発!折れました。あっけない結末でしたが納得です。
こうなれば自作するしかありません。いろいろ考えた末,2mm厚のアルミニ
ウム板を折り曲げてやすりで加工することに。何しろ,上の写真でお分かり
のように厚みの段差あり,曲線あり,穴加工ありのなかなか複雑な形状です。
3時間ほどで仕上げました。
上の写真で,左が自作品,右が原型です。自作品はちょっと(いや,だいぶ)
不恰好ですが,強度を考えてこの程度にしたのです。
さあ,組み込んで試し打ちです。期待に背いてなかなか火花が出ません。ど
うも回転するやすりのようなものが回転しないのが原因のようです。引き金
そのものは問題ありません。
またまた分解。こんどは徹底的に分解しました。その結果,引き金を引いた
とき連結棒で回転やすりに力を伝える部分が摩耗していることが判明しまし
た。下の写真です。
これは修理不可能です。また,自作も無理。
そこで対症療法として連結棒の先端部分を曲げて摩耗していないところに当
たるようにしました。
組み戻して試し打ちです。点きました。
しかし,何回かに1回失敗します。いや,何回かに1回点火するというほう
が当たっているでしょう。
まあ,これはこの辺で終わりにします。一週間楽しめました。
以上