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つながり読書52 「世にも美しい数学入門」 藤原正彦/小川洋子

2014-06-25 08:26:55 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
「博士の愛した数式」を小川洋子が書くための取材がきかっけで、

数学者、藤原正彦と出会い、その結果生まれた本である。


「博士の愛した数式」で寺尾聡が演じた数学者を思い出すと、この本に再三出てくる

「美しくなければ数学ではない」という表現が急にしっくりくる。


☆「日本の理系で一番強いのは数学」・・・日本人は美的感覚に優れているから

☆友愛数 220と284 自身を除いた約数の和が、220は284に、228は284
 になる

☆素数の一番大きい数は今のところ(2003年12月)630万桁。

☆素数の表れ方に公式はあるが、実用化に向かない。書いた方が早い。


文中に「神様」という言葉が頻繁に出てくる。

数学は神様が必死に隠した法則をひもとく作業、というような表現はステキだ。

一見ミスマッチのようであるが、各国の文化が大きく影響したり、学問に対する謙虚さ、

みたいなものが生まれる、という理由がそこにあるのかもしれない。

数学の作業そのものの私のセンスはおそらくゼロに近いが、数学のロマンという点に

ついては大いに共感できそうな気がする。




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