「鈴木光司と13人の父『父親業は愉快だ!』」の13人のうちの一人、浅田次郎というつながり。
6篇からなる短篇集。
「獅子吼」や「うきよご」、「流離人」は時代背景がはっきりしているが、なじみがない分
イメージするのが難しい。「帰り道」はギリギリ当時のドライブインの様子と重なる記憶がある。
トイレは暗く、汚く、食事は味が濃い、でもみんな車でどこかに行くことにウキウキしてる、
そんな雰囲気。
「ブルー・ブルー・スカイ」と「九泉閣」は現実味があるような、ないようなフワフワ感。
いずれにしても読んだことのある「月のしずく」「鉄道員」とはまるで印象が違うので驚いた。