お手に入れまするこの薬は
昔ちんの国の唐人、外郎(ういろう)という人
わが朝へ来り
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もともと薬として売られていた≪ういろう≫に添えて、外郎家で作ったお菓子を供したところ、それが評判になり、お菓子の外郎が有名になったそうである。
名古屋の名物と思っていたお菓子の外郎は、そもそも小田原が発祥の地なのだそうだ。
店内の薬のコーナーでは、薬のういろうを買うお客様が列をつくり、その奥には喫茶室がある。
季節限定のお菓子セット「すずかぜ」に舌鼓を打ち、添えられたお茶の旨さには思わず「これ、お茶ですか?」と聞いてしまった。
