悲しい事件が多い。'99年、山口県で主婦を強姦しようとして殺害し、11ヶ月の幼い長女をも叩きつけて殺したという、当時18歳の少年の無期懲役の二審判決を、最高裁が破棄した事件。この犯人に同情の余地などない。遺族の激しい怒りのコメントも理解できる。
奈良県では、医師の長男で16歳の少年が我が家に放火し、母子3人が亡くなり少年は逮捕された。
少年の犯したことは許される事ではない。しかしこの少年がここまで追い込まれなければならない過程を思うと、不憫でならない。
サッカーを見たくて忍び込んだ家で、寝込んでしまった無防備な少年の心。考えるだけで胸が痛い。
人間は誰もが二面性を持っている。悪魔と天使、ジキルとハイド、そのときどきにどちらかが頭を持ち上げてくる。そこで働くのが理性。それは経験や学習によって培われるものなのだろうか。
人間は生まれながらにして他人を慈しむ心を持ち、善は普遍である、と「性善説」を説いたのは孟子。
また、善意というものは後天的に習得するものだと提唱する「性悪説」を説くのは荀子。
しかしそれは人間が生まれながら「悪」だと言っているのではなさそうである。
人間が本来持ち合わせている欲望や憎悪や嫉妬心などによる心を言っているのであって、それらを悪とするのは後天的に学習するものであり、それによる犯罪などを戒めているのではないだろうか。
この説には様々な解釈があるようだが、僕は人間は生まれながらにして善であると信じる。
前述したように、人は誰しもが様々な顔を持ち、理性のコントロールや、人によって見せる顔にも違いがあるだろう。
人との関わりの中でそれらを認めたうえで、良いところを見てお付き合いすることが上手な付き合い方だと思う。誰もが自分にとって都合がいい訳ではないのだから・・・。
このブログを訪れてくださる皆様の善意と優しさには、いつもながら感謝に耐えない。
皆様のコメントには限りない優しさと善意が込められている事がよく理解でき、誰もが持っているであろう二面性を超越して、その人柄に触れることが幸せを感じさせてくれる。
次々と起こる幼い生命を巻き込んだ許しがたい犯罪に、怒りと悲しみを込めて、性善説・性悪説を考えてみました。
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2006.06.24
奈良県では、医師の長男で16歳の少年が我が家に放火し、母子3人が亡くなり少年は逮捕された。
少年の犯したことは許される事ではない。しかしこの少年がここまで追い込まれなければならない過程を思うと、不憫でならない。
サッカーを見たくて忍び込んだ家で、寝込んでしまった無防備な少年の心。考えるだけで胸が痛い。
人間は誰もが二面性を持っている。悪魔と天使、ジキルとハイド、そのときどきにどちらかが頭を持ち上げてくる。そこで働くのが理性。それは経験や学習によって培われるものなのだろうか。
人間は生まれながらにして他人を慈しむ心を持ち、善は普遍である、と「性善説」を説いたのは孟子。
また、善意というものは後天的に習得するものだと提唱する「性悪説」を説くのは荀子。
しかしそれは人間が生まれながら「悪」だと言っているのではなさそうである。
人間が本来持ち合わせている欲望や憎悪や嫉妬心などによる心を言っているのであって、それらを悪とするのは後天的に学習するものであり、それによる犯罪などを戒めているのではないだろうか。
この説には様々な解釈があるようだが、僕は人間は生まれながらにして善であると信じる。
前述したように、人は誰しもが様々な顔を持ち、理性のコントロールや、人によって見せる顔にも違いがあるだろう。
人との関わりの中でそれらを認めたうえで、良いところを見てお付き合いすることが上手な付き合い方だと思う。誰もが自分にとって都合がいい訳ではないのだから・・・。
このブログを訪れてくださる皆様の善意と優しさには、いつもながら感謝に耐えない。
皆様のコメントには限りない優しさと善意が込められている事がよく理解でき、誰もが持っているであろう二面性を超越して、その人柄に触れることが幸せを感じさせてくれる。
次々と起こる幼い生命を巻き込んだ許しがたい犯罪に、怒りと悲しみを込めて、性善説・性悪説を考えてみました。
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-今日の鳩の親子-
早朝に親鳩はどこかに出かけ2羽のヒナが寄り添うようにじっと待つ。
夜になると胸の下にヒナを抱いて、近づいても動かない。
早朝に親鳩はどこかに出かけ2羽のヒナが寄り添うようにじっと待つ。
夜になると胸の下にヒナを抱いて、近づいても動かない。
2006.06.24
どちらも多くのことを考えさせられる事件です。
今の若者(大人もそうかもしれません)は、「気に入らない = 殺してしまえ」という考えに発展するのか、私には理解ができません。
最後は鳩さんの写真で和ませていただきました。
でも、あまりに深すぎて、広すぎて・・・。
性善説、性悪説・・・
私も、時々に考えてみたいと思いました。
人間や人付き合いも同じように言えると思います。まずは、相手の良いところを良く見てあげることが大切、少しくらい悪いところは目をつぶってあげる、そうして良い関係が築けると思います。
悲しい事件が多すぎますね。
人は生まれながらにして「善」であるはずなのですが。
鳩さんは今日も元気ですよ。
◆nao11さん
人を撮ることは、その心を撮ることでもあるのでしょうか。
人間味のある写真に、いつもnao11さんのやさしさを感じます。
そこにはいつも「善」が写っていますね。
これからも多くの「善」を撮り続けてください。
◆禰里吉さん
「長所伸展法」なるほどですね。
とかく欠点が目に付き、それを非難したくなる。
でも長所をみて付き合うことが、いい関係を生み出しますよね。
◆uragojpさん
人との付き合い方は、難しい面もあります。
なかなか思い通りにはなりませんよね。
そんな時、音楽は心を癒してくれます。
マリンバの音色、癒されましたか?
茶の心は、人との関わりを大切にすることでもあるのでしょうか。
でも勿忘草さんところの鳩さんは、きっと家主に感謝しているでしょうね
犯人は長男ですが、その子を育てた、父親の責任は重大だと思います。
性善説、性悪説、どちらが正しいのか?
人間って、生まれた時は「無」からスタートしたのではないかしら?
鳩の親子は、仲良しですねぇ~
大分はっきりしてきました
いつ頃飛び立つのでしょうね?
またその瞬間も見届けたいです
悲しい事件がなくなることを祈るばかりです。
◆momobeさん
傷つきやすい少年の心、苦しかったのでしょうね。
≫人間って、生まれた時は「無」からスタートしたのではないかしら?
人間は「無」で生まれ、善も悪も成長過程で学んでいくものなんでしょうか。
性善説、性悪説の解説にこんなものもありました。
「人間は、生まれた時には、善にせよ悪にせよ、なんら社会性を示す事に関する言動を行う事が出来ない。 しかるに性善説と性悪説は赤ん坊を観察し続けて居ても、どちらが正しいかを計る事はできない。」
さらに
「性善説と性悪説のいずれにしても、根底には人間は善を尊び、それに導かれるという人間賛美の姿勢が伺えるため、性善説のみが人間に対して肯定的として、人を冷笑的もしくは厭世的に否定する意図で性悪説を引用するのは、些か的外れに思われる。」
これらのことからは、どちらであるかより、根底にある善を尊ぶ人間賛美が大切ということなのでしょうか・・・。
鳩さん、どんどん可愛くなってきてます。
でも今夜、おかあさん鳩が帰って来てないんですよ。
どうしちゃったんでしょう。
とても心配で、いたたまれない気持ちです。
明日帰って来てくれるといいんですけど・・・。