勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

言葉の魔力

2005-11-15 20:59:04 | Weblog
 言葉は使い方によって良くも悪くもなる。特にメールでのやりとりが多くなっているご時世、微妙なニュアンスを伝えるのは難しい。
そこで使われる顔文字や、「にっこり」などの表現、使いかたの上手くない僕は、みなさんの上手な使い方を参考にさせていただいている。

 言葉を上手に使う心理テクニックは鎮痛作用さえあるという。

 注射を嫌がる子どもに「痛くないよ」と声をかければ、痛みは弱まるという。
西宮協立脳神経外科病院の小山哲男・リハビリテーション科医長と米ウェークフォレスト大のロバート・コグヒル助教授らのグループがそんな鎮痛効果を裏付ける実験をし発表した。
小山さんは「医師の言葉や態度で痛みが和らぐ経験をした患者さんは多いはずだ。その理由が科学的に裏付けられた。痛みへの必要以上の恐れを取り除く心理テクニックが、臨床の場で重視されてもいい」と話す。(朝日新聞より)


 言葉を上手に使っての心理効果をあげるテクニックは心掛ける価値がありそうだ。
特に子どもへの言葉のかけ方は心する必要があるのではないか。
褒められるか、けなされるかで、その子の将来さえ変ってしまうかもしれないから。

 昨日上野まで行った。駅前の人混みの中を若者が二人乗りで自転車を走らせていた。
通りがかったお巡りさん、彼らを呼び止めた。自転車のタイヤを指差してやさしい口調で言った。「君たち、それじゃ~自転車がかわいそうじゃないか?」
若者は「すみませ~ん」と言って素直に自転車を降りた。

心の中で、そのお巡りさんに拍手した。
2005.11.15