daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

「日本の恋と、ユーミンと。」 4

2012年12月20日 11時28分21秒 | 本・映画・CDなど

話は変わって舟木一夫である。

 

彼は2004年に還暦を迎えた。

その年のコンサートで、何と赤い詰襟を着て「高校3年生」を熱唱し大受けしたのである。

なぜ知っているかというと、辰つぁんも宮城県民会館に見に行ったのである。

(チケットは正価7000円のを3000円で買った。)

 

「高校三年生」、 「修学旅行」、 「学園広場」、「仲間たち」、「あゝ青春の胸の血は」、「 君たちがいて僕がいた」、  「花咲く乙女たち」、 「北国の街」 、「あゝりんどうの花咲けど」、「高原のお嬢さん」、「哀愁の夜」、「絶唱」 、「夕笛」、「初恋」 と、往年のヒット曲のメドレーに観客はひととき青春に帰った。

しかし舟木が 「では新曲を聞いて下さい」 と言った瞬間、客席は静まり返った。

その新曲は「恋唄」だったが、印象に残らない曲だった。

新曲はそれで終わりかと思ったが、さらに「たそがれの人」を歌い出したとき、観客は下を向いた。

観客は新曲など聞きたくなかったのだ。

昔の歌を聞きたかったのだ。

昔の歌でひととき青春に戻りたかったのだ。

 

売れた時代はもう戻らない。

星は移り、ファンは老いた。

彼の新曲はもはや求められていない。

 

ユーミンにも今、それを言いたい。
 


 

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