- 12月23日 19時09分 山形News Web
新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小しての開催が計画されていた山形市の来年の「初市」について、主催する山形商工会議所は、県内でも感染者の集団=クラスターが発生するなど感染が拡大していることを踏まえ中止を決めました。
江戸時代から続くとされる山形市の「初市」は、毎年1月10日に山形市中心部の大通りを会場に開かれ、例年ですとおよそ20万人が訪れる一大イベントとなっています。
主催する商工会議所は来年の初市について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、出店エリア狭めて、出店数を従来の半分の100に限定するなど規模を縮小し開催する予定でした。
しかし、県内でも飲食店などでクラスターが発生するなど感染が拡大していることを踏まえ、あらためて協議した結果、不特定多数の人たちが一堂に集まることで感染の可能性を否定できないことや、22日に県医師会などから「医療緊急事態宣言」が出されたことなどから、来年の初市は中止することを決めました。
商工会議所によりますと、中止となるのは戦後では初めてだということです。
山形商工会議所は「中止の決定は非常に心苦しいが、安全を第一に考慮した結果なので、ご理解をいただきたい」とコメントしています。