長い間(明治4年から142年間も!)、郵便局では封筒も便箋も売らなかった。
民営化されてからようやく売るようになった。
窓口で、「切手と封筒下さい」と言ったお年寄りに、「郵便局では封筒買えないんですよ」と小馬鹿にしたように言う女性局員を見た。
封筒を買うには文房具屋まで行かなければならないが、郵便局の隣の文房具屋なんて見たことない。
封筒を置かなかったらお客様が不便だ、という発想は郵便局にはなかった。
小荷物を送るにも、郵便局では縦横高さに細かい決まりがあった。
結び方、荷札の付け方にもいちいち難癖が付けられた。
クロネコヤマトが出現すると、そのへんの紙袋で簡単に物を送れるようになった。
すると郵便局も慌ててゆうパックで追随した。
官僚が冷血で、働かないのは、日本でもロシアでも同じである。
4月から葉書は52円に封書は82円に値上げされる。