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daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

運転免許更新 免許センターは大混雑

2011年08月12日 22時03分20秒 | 地震

8月7日(日)、運転免許証の更新に行った。

 

宮城県では、震災の影響で8月いっぱいまで更新が猶予されている。

警視庁ホームページより
「平成23年東北地方太平洋沖地震による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」(平成23年政令第19号)により、平成23年3月11日に発生した平成23年東北地方太平洋沖地震による災害が特定非常災害に指定されました。
これに伴い、特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律(平成8年法律第85号)第3条第2項の規定に基づく告示(平成23年国家公安委員会告示第6号)により、被災された方の運転免許証の有効期間等が平成23年8月31日(水曜日)まで延長されます。

本来3~7月までに更新すべきだった人たちが、今慌てて来ているので、特に日曜は大混雑する。

 

しかもセンター内は地震で空調が壊れ、扇風機が何台かあるのみ。

暑い! 今から行く人はうちわ持参をお勧めします。

 

受付をして、手数料を払って、視力検査。

4桁の暗証番号を2種類登録することになっているので、決めて行った方がよい。(何に使うか分からないけど)

 

相変わらず受付で「安全協会にご協力いただけますか」と聞かれる。

安全協会は警察OBの利権団体だから、「免許証更新窓口でその協力を依頼するのはおかしい」、と何年言い続けても変わらない。

昔と違って協力する人は少なくなったけど。

 

混雑ぶりを取材に来ているテレビ局もいる。

 

視力検査無事終了

私の視力は年々良くなっている。

写真撮影も終了。

 

9時45分から、2階で講習。

暑さで熱中症になる人が連続し、飲料水の持ち込みが許可されている。

30分講習と60分講習の人が一緒にに受け、30分講習の人は30分聞いたら退席してよいことになっている。

私は10時15分に退席。

違反しないと更新も楽なようになっている。

10時30分に免許証を受け取って終了。

 

めでたく新しい免許証になりました。

しかもGOLD!

これで今後5年間更新なしです。 

 

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吉田拓郎の「夏休み」は反戦歌だった (?)

2011年08月10日 14時01分10秒 | 地震

7月20日の新聞に、吉田拓郎の「夏休み」は「原爆に奪われた広島の夏」を歌ったのだ、という記事が出た。

吉田拓郎は鹿児島生まれだが、広島で育った。

そういわれれば、歌詞もそう聞けないこともない。

ならばこの歌は反戦歌ということになる。

 

 

「夏休み」はこのアルバムに入っている。

http://www.youtube.com/watch?v=YcYPZyopknE

 

麦わら帽子は もう消えた
たんぼの蛙は もう消えた
それでも待ってる 夏休み

姉さん先生 もういない
きれいな先生 もういない
それでも待ってる 夏休み


絵日記つけてた 夏休み
花火を買ってた 夏休み
指おり待ってた 夏休み

畑のとんぼは どこ行った
あの時逃がして あげたのに
ひとりで待ってる 夏休み

すいかを食べてた 夏休み
水まきしたっけ 夏休み
ひまわり 夕立 せみの声

 

今なら、「奪われたフクシマの夏」を思って聞くと感慨は深い。

 

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七夕の人出 203万3000人

2011年08月09日 22時08分25秒 | 地震

今年の仙台七夕の人出は203万3000人と発表された。

(あの混雑を一体どうやって数えるのだろう?)

昨年は232万2000人だった。



 

震災の影響でツアー客の募集が遅れ、例年より少なめの175万人と予想された。

しかし被災地応援のため、首都圏から訪れる個人客が予想以上に多かったので予想を上回った。

 

 

秋田竿燈祭りは130万人で5万人減。 

青森ねぶた祭りは31万人減の266万人となり、2年連続で300万人を割り込んだ。

 

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U建設のD君 8

2011年08月05日 00時10分44秒 | 地震

地震の1週間後のことだ。

海岸の瓦礫を撤去していたら、仏さまがお出ましになった。

よく見ると左手の薬指がなかった。

その日はもう一人の仏さまを見つけてしてしまったが、その方も左手の薬指がなかった。

 

考えたくはないが、誰かが刃物で指を切って指輪を盗んでいるのかもしれない。

連絡してやってきた警官に聞いたら、薬指だけ無い仏様は珍しくないそうだ。

遺体の指は膨らんでいて指輪は抜けないから、盗むなら切らないといけないのだ。

ときには左手首のない仏さまもいるそうだ。時計を盗るのだという。

 

同じ日本人がやっているとは思いたくない。

俺は、遺体を仏さまと見ない外国人の仕業と考えるようにしている。

そうでないと、日本人のため、郷土のため、と思ってやっている事がむなしくなるから。

 

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U建設のD君 7

2011年08月03日 16時11分12秒 | 地震

以前D君に聞いたが、書くのをやめた話。

修正された震災本では現場のことが伝わらないだろうと思い、やはり書いておくことにする。

 

・・・・・震災3日後に、会社の人間数人と岩沼の取引会社の様子を見に行った。

取引会社は津波の直撃で跡形もなくなっていた。

周辺道路も瓦礫で埋もれており、その会社があった場所も判別できなかった。

壊れた壁を修理するとか、泥だらけの社内を掃除するとかを想定して出かけたのだが、何もできることはなかった。

 

少し海方向に車を走らせてみると、消防と警察が仏さまを収集していた。

その頃はまだ至る所に仏さまが散乱していて、警察は猫の子の手も借りたい状態だった。 

俺たちは2トントラックで行ったので、体育館まで運んでくれ、と頼まれた。

 

「いいっすよ」、俺らは答え、トラックの荷台に仏さまを乗せた。

頭は前方に、足が後方になるようにした。

縦に4体を並べて、ブルーシートで全体を覆った。

 

風でブルーシートが飛んだら大変なので、俺が荷台の一番後ろに乗って押さえて行くことになった。

ところが道路には瓦礫があり、アスファルトもところどころ凸凹になっていた。

段差のところに来るたびに、なんと仏さまたちが一斉に跳ね上がるのである。

しかも跳ね上がるたびに少しずつ後ろに、8本の足が、近づいて来る。

 

俺は足に触れないように、後ろに下がったが、そのうちどうしても触れるようになった。

「すみません、もうちょっとあっちさ・・・」、俺は手を合わせながらそれを前方に押しやった。 

 

 

今でも運転中、段差を越えるとき、仏さまが跳ね上がる光景が浮かんでくる。

こういうのばフラッシュバックていうのがい? ・・・・・

 

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U建設のD君 6

2011年08月01日 15時23分35秒 | 地震

U建設のD君が久しぶりに遊びに来た。

被災地は今再建ラッシュで忙しくて、3月から全く休みがないのだという。

 

・・・・・現場では大工、職人がまったく足りない。20年前のバブルの頃のようだ。

今住宅の新築を契約しても、着工は来年だ。秋までに来年分の受注も埋まっべな。

岩手、宮城、福島の3県で建設特需が始まった。

3月まで、「不況だ、仕事がない」と言っていたのが嘘みたいだ。

新築受注は2割増。リフォームは2.5倍だ。

ただ沿岸部は建築規制がかかっていて、まだ何も建てられない。

土地用途も決まっていないし、大体生活の目途が立たない人がほとんどで、海辺はまだまだだな。

うちみたいな地元の零細業者は、瓦礫の処理と仮設ばっかりだ。

 

仮設住宅建設は割がいいんだげんと、災害協定で東京のプレハブ建築協会が請け負ってる。

東京、大阪の大手ゼネコンが旨みを吸い上げてるんだ。

ゼネコン主導だと、間にいくつもの下請けが入って、末端の職人は低賃金に苦しむ。

社長も、なんとか地元の業者にも仮設の仕事を回してくれるよう陳情かけでっけんと、

だめならいよいよ原発の仕事だな、と脅かされてる・・・・・  

 

(そういえば最近、S林業とか、Mホームのセールスが来ないなあ。どっかで忙しくしてるんだろう。)

 

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国会審議中、現職閣僚泣く

2011年07月29日 22時19分41秒 | 地震

http://www.youtube.com/watch?v=df4K-1cLWz8

7月29日の衆院の経済産業委員会で、海江田万里・経済産業担当相が「私はどうでもいい」と泣いた。

毒まんじゅうは苦かったようだ。

 

 
赤澤氏:大臣に「目も合わせられない」という状態でありますけど(苦笑)、もう一度聞きます。いつ辞めるのかということは明言されないんですか?大臣の価値を本当に落としてますよ。お願いしますよ!

海江田氏:私は……。自分の価値はどうでもいいですよ……本当に(涙声で)。申し訳ない、言葉がね……。私はどうでもいいです、自分の価値は……。

 

海江田氏は先日、手のひらに「忍」と書いて、さりげなくカメラに見せて喜んでいた。

足裏には「菅」と書いてあるらしい。

 

今日は、また電力業界のやらせが明らかになった。

経済産業省原子力安全・保安院が、2007年8月の中部電力浜岡原子力発電所のプルサーマル発電に関するシンポジウムの際、中部電に対し、参加者の動員と会場での発言を依頼していたことが分かった。会場での質問が反対派のみとならないようにするため、地元住民に原発に肯定的な発言をしてもらうものだったという。本来は原発を監視する立場の保安院が、やらせを事実上指示していたことになる。日本の原発事業はやらせなくしては成り立たない。

泣きたいのは国民だ。

 

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毒まんじゅう喰った民主党議員

2011年07月28日 18時38分22秒 | 地震

電力業界と政治の密接な関係が改めて注目されている。

長期政権を誇った自民党と電力会社のつながりは深い。

自民党の政治資金団体「国民政治協会」本部の2009年分政治資金収支報告書で、個人献金額の72・5%にあたる4702万円が東京電力など電力9社の役員・OBらからのものだった。

しかし政権与党となったばかりの民主党も決して無関係ではない。

電力業界から民主党に流れた政治資金(夕刊フジ)↑ 

 

政界再編、二大政党制の高まりなどを受け、電力業界は素早く民主党にも献金の輪を広げている。

海江田も、野田も、平野も毒まんじゅうを喰っている。

海江田が玄海原発2,3号機再稼働に動いたのも「海江田万里を支える会」あってのことだろう。

 

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「脱原発」で解散を

2011年07月27日 17時30分07秒 | 地震

佐賀県の玄海原発2、3号機の運転再開を画策したが、やらずもがなの「やらせメール」で自ら墓穴を掘った九州電力。

これで運転再開は遠のいたかに見える。

この玄海原発1号機の脆性遷移温度が、1993年に56℃、2009年には98℃と上昇しており、専門家からは、想定以上に老朽化が進んでいて、緊急冷却の際に原子炉圧力容器が破損する恐れがあると指摘されている。

福島がまだ収束していない中、1号機の危険をそのままに運転を再開しようとする神経を疑うが、それだけ原発の利権は旨味があるのだ。

 

古川康・佐賀県知事の父親は九州電力社員だった。

しかも知事も九州電力の支援を受けて当選し、九州電力幹部から個人献金を受けてきた。

玄海町長は親戚の建設会社が、九州電力から50億円を超す工事を受注してきた。

どちらも九電ファミリーであれば、原発の危険から住民を守るより、反対派から原発を守りたくもなるだろう。

 

さらに、玄海原発所長ら九州電力幹部社員が、2005年以降、佐賀県知事の政治団体に対し、毎年3万円を寄付していたことが判明している。

同社幹部らは、個人献金であるとしているものの、事実上政治資金規正法によって禁じられている企業献金が行われているとの指摘が出ている。

 

ことほど左様に原発利権は地域に深く根を張っている。

ストレステストなどやっても結局内輪の審査である。再稼働GOに権威付けをするだけである。

 

菅さんが辞めたら誰が原発を止めるのか。

次は誰?前原?野田?

きっと原発のことはうやむやになる。

宮城、岩手は「戦後の復興期」にあるのに、福島はいまだ「戦時下」であり、血が流れている。 

 

ここまできたら菅さんでいいから、「脱原発」のワンフレーズで、衆議院を解散してもらいたい。

 

東京電力の清水元社長(会長の義理の息子)は、退職金5億円をもらって、現在ドバイで静養中だということだ。

 

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東北六魂祭、大失敗! 6

2011年07月22日 19時46分57秒 | 地震

この企画は完全に失敗だった。

市内の交通は1日中混乱し、祭りに興味のない市民まで迷惑を被った。

暑い中、(震災対応で疲れているのに)警察も大変だった。

 

観光客は「人の頭しか見えなかった」と口々に罵った。

パフォーマンスは初日中止、翌日縮小されて、ねぶた、竿燈の関係者も何しに来たか分からないだろう。

 

実行が決まったのが5月下旬だから、準備期間は2か月にも満たない。

その割には名古屋、静岡、長野、東京、茨城など、遠方からの観光バスが何台も停まっていた。

開催場所が狭い割には、宣伝のしすぎ、呼び込みのしすぎだ。

Kスタかグランディ21ででもやればよかった。

グランディ21は遺体安置所だから、慰霊にもなっただろう。

 

 

ねぶた一基を見たとしても、「ねぶた祭り」を見たことにはならない。

やっぱり祭りは現地に行かなければ見たことにはならない。 

 

「今回の六魂祭がうまくいけば毎年開催」という意見もあったが、もうたくさん。

仙台はお祭りが多すぎる。

6つだか7つだかあって、そのたびに交通がマヒする。

七夕とジャズフェスだけで結構。

 

悪口はこれでおしまい。

 

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東北六魂祭、大失敗! 4

2011年07月20日 18時49分51秒 | 地震

今から思うと、テレビが人出をあおり過ぎた。

出し物は決して多くないのに、「東北6大祭りが仙台に結集」と謳ってしまった。

ねぶた一基で「ねぶた祭り」とはとても言えないだろう。

「6大祭りのさわりだけが集合」とすべきだった。

 

昼過ぎから既に危険な状況になっていたのに、花笠踊り、さんさ踊りを中継したため、さらなる観客を呼び込んだ。

この時点で、「定禅寺通りは混雑して、危険な状態です。たいして観る物はありません」と正直に言えばよかったが、テレビ局も協賛しているから言えなかった。

竿燈のところでパレードを止めていなければ、車いす、子ども連れの人はほんとに危なかった。

 

以下は当日夜9時半のNHKニュース。

竿燈を立てるスペースすらない。

 

午後から夕方にかけて、市内には救急車のサイレンが絶え間なく響いた。

救急車は厚生病院方面に向かったのが多かった。

ほとんどは熱中症の患者で、救護所もこの通りの有様。 

 

 

翌17日は定禅寺通りの南側にも観客を入れ、北側だけで(往復でなく)ちょっとだけパレードを行なった。(なんとか形だけは整えた。)

2日間で130人が熱中症で倒れ、50人以上が重症となり救急車で搬送された。

 

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東北六魂祭、大失敗! 3

2011年07月19日 19時15分12秒 | 地震

パレード会場となった定禅寺通はそれ以上の人波で混乱していた。

パレードは午後5時を20分程度遅れてスタートしたが、歩道に収まりきれなくなった見物客は定禅寺通の車道にも溢れてきた。

竿燈を立てる、あるいは、ねぶたが練り歩くスペースそのものがなくなってきた。

 

午後6時ごろには「身動きできなくて怖い」、「子どもが潰される、助けて」と110番が相次ぐ。

5時頃は「歩けない」だったのが、だんだん「身動きできない」へ。

さらには「息ができない」状態に。

 

明石市の花火大会の事故を想起させる状況に、ついにねぶたと竿燈のパフォーマンスが中止された。

中止が発表されると、群衆は蜘蛛の子を散らすように帰り始めた。

この判断により、事故は危ないところで回避された。

 

 

しかし、最大の目玉、竿燈とねぶたのパレードが中止になり、諦めきれない観客から罵声が飛んだ。

「パレードは中止になりました」、と案内するマイクがその罵声を拾って、「昼間から待ってたのに、なんで最後までやらないんだ、馬鹿野郎!」という大声が通り全体に響き渡った。 

実行委員会はこの日の人出を5万人と見込んでいたが、実際には13万3000人だったそうだ。

これを定禅寺通りの歩道の面積が吸収できるはずもなかった。

 

どういう計算をしたのか?

実行委員会によると、人出算出の根拠は、「毎年の七夕パレードには2万5000人が来るので、6つの祭りなら、まあその2倍くらいだろう」と算盤をはじいたそうだ。

パレード次第も、警備人員も、その「5万人」を基に計画された。

しかし6つの祭りなら6倍と考えるのが普通ではないか?

2万5000×6=15万 と見込んでおけば十分対応できたはずである。

 

 

お祭りの目玉が見られなくなった観客たちは、せめて何か食べて帰ろう、と一斉に飲食店、居酒屋に向かった。

ところがどこも超満員で1~2時間待ちとなる。

 

 

ロッテリアでさえこの長蛇の列↑

まあ、今日来た人たちは散々だ。

 

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東北六魂祭、大失敗! 2

2011年07月18日 07時49分52秒 | 地震

薄暗くなって、子どもは混雑を怖がっている。

 

市役所前広場にはステージが置かれた。そのメインゲート↑

ゲートがあると、とりあえず人はどんどん入って行く。

中で何をしているのか、どういう混雑状況か、全然分からないのに。

 

中はこの通りの大混雑。

ステージ前には椅子が並べられ、整理券を持つ人が座ろうとしているが、列もぐちゃぐちゃ。

(整理券なんていつ配るとか、どこで配るとか、まったく情報もない。)

 

「ちゃんと並べ!」  「押すな、危ない!」

たかがお祭りなのに、群衆は原発反対のデモのように殺気立っている。

 

とにかくこのスペースは、周囲を柵で囲っているため、きちんと入場制限をしないと危険だ。

警備員が数人いるが、あまりの人の多さにただ見ているだけ。

 

これは下手すると誰か死ぬ。

 

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東北六魂祭、大失敗! 1

2011年07月17日 10時33分45秒 | 地震

7月16日、東北の6つの夏祭りを一堂に集めた東北六魂祭(ろっこんさい)が仙台で始まった。

 

わが家では、東北の夏祭りについて、

 

仙台七夕・・・何回も見た。もう見なくていい。

山形花笠・・・2、3回見た。もう見なくていい。

盛岡さんさ踊り・・・1回見た。もう1回くらい見てもいい。

青森ねぶた・・・見たことない。1回は見たい。

秋田竿燈・・・見たことない。1回は見たい。

福島わらじ祭り・・・初めて聞いた。見なくていい。

 

という状態になっている。

 

暑い時期の移動と人込みが嫌なので、青森、秋田にはなかなか行く機会がない。

で、今回ねぶたと竿燈を一気に見てしまおう、と出かけた。

市中心部に向かうバスがなかなか来ない。結局40分も遅れて来た。

(あとで分かったのだが、市中心部の大渋滞で昼頃から交通が完全にマヒしていたのだ。)

 

祭りの会場は勾当台公園と定禅寺通り。

初めて6大祭りが集結するとあって、予想を大きく上回る観光客が殺到した。

 

勾当台公園↓

 

定禅寺通り↓

ここで転ぶと、確実に圧死する。

 

 

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 『終わりと始まり』 池澤夏樹

2011年07月15日 23時24分09秒 | 地震
ひとつの嘘をつき通すには、別の嘘を20発明しなくてはならない。
発明しているうちに、何が嘘で、何がほんとか、分からなくなってくる。 
 
それが日本の、あるいは世界の原発行政だ。
 
 
作家の池澤夏樹氏が6月7日の朝日新聞に寄稿した文章を紹介します。
 
「原発を扱うのは日本人には無理」、は私の持論だが、池澤氏は、「原発を扱うのは人類には無理」、と語っている。
 
すっと胸に落ちる内容です。一度お読み下さい。
 
 
 
『終わりと始まり』 池澤夏樹   2011/6/7 朝日新聞

 その気になれば・・・風と太陽、波と潮と地熱


 希望の話をするのはまだ早すぎるだろうか? 何か未来につながる、そして嘘(うそ)の混じらない話はないものか。

 まず、気が重いけれども、原発について整理しておこう。

 震災をきっかけとする原発の事故からそろそろ三か月になる。フクシマからは恐ろしい話、腹立たしい話しか聞こえてこない。漏洩(ろうえい)は止まっていないし、対策は迷走するばかり。

 この事故の根は深い。たまたま日本でだけ、無能な会社が原発を運転していたということではない。

 核エネルギーはどこか原理的なところで人間の手に負えないのだ。それを無理に使おうとするから嘘で固めなければならなくなる。まずは自分たちを欺いて安全と信じ込もうとする。そこに科学的根拠はない。他の国の他の会社が運営しても、いつか違う種類の、しかし同じように恐ろしい事故が起こるだろう。

 地球上のほとんどの事象は原子レベルで営まれている。原子が結びついて分子になり、それらが反応して多くの物質が生まれ、エネルギーのやりとりがある。生命もそこから生まれる。

 原子より一段階下の核のレベルはまるで違う世界だ。うまい比喩が見つからないほど異質の場。核分裂の連鎖反応が生むエネルギーは化学反応より七桁も八桁も多い(広島の原爆では一キログラムのウランがTNT火薬一万六千トン分のエネルギーを出した)。

 原子力工学では安定しているものを敢(あ)えて不安定にしてエネルギーを得る。拡散している微量の同位体を濃縮し、燃料の中性子線によって核分裂反応を起こす。そのためにはプルトニウムのような自然界に存在しない元素も作り出す。原発とは緩慢に爆発する原爆である。


 このプロセスは必然的に放射性物質を生む。生物にとってまったく異質の毒物だ。我々の身辺にある毒の多くは焼却すれば消える。フグも、トリカブトも、ベロ毒素も、サリンでさえ熱分解できる。しかし放射性物質を分解することはできない。半減期という無情の数字以外の指標はない。

 砒(ひ)素や重金属など元素の毒は焼却不能だが、体内に入れなければ害はない。放射性物質は我々が住む空間そのものを汚染する。

  □ □ □

 原発が生み出す放射性物質は永遠に保管するしかない。事故になれば大量に放出される。だから、原子力工学では「封じ込め」がキーワードになるのだが、結局のところ、永遠に封じ込めるのは不可能なのだ。数百基の原発を数百年に亘って安全に運転し、かつ廃棄物を安全に保管する能力は人間にはない。

 風力や太陽光に対して懐疑的な意見は少なくない。

 量的にぜったいに足りないというのが主なものだ。隅の方で細々とやっているのならともかく、とても主力にはならない、と電力業界は言ってきた。供給が不安定で、電圧や周波数の面でも品質が低い、という。だからごく少量ならば買ってやってもいいがそれ以上は断る、というのがこれまでの業界の方針だった。

 本当にそうだろうか。

 この四月二十一日、環境省が出した試算結果の中に「再生可能エネルギーの導入可能量は五億キロワット」という数字がある。今の日本全国の発電設備総量が約二億キロワットであるというから、その倍を超える。風力だけで四億キロワット以上。つまり全部まかなって余りある計算になるのだ。

  □ □ □

 現実的にはどうだろう。風力と太陽光、まだ研究段階の波や潮汐や地熱、それぞれに困難が多々あることは容易に想像できる。風力について言えば、低周波騒音とか景観とか渡り鳥の衝突とか、課題は少なくない。しかしこれらは既にある技術の延長上にある。その気になれば手の届く範囲内にある。そこのところがどうにも手に負えない核エネルギーとは根本的に違う。

 テクノロジーが社会をドラスティックに変えるところを我々はいくつも見てきた。携帯電話は二十年前にはないも同然だった。液晶のテレビも十年前には珍しかった。ハイブリッドの車は実用化されたし、それと共に伸びた蓄電池の技術はやがて風力や太陽光の供給の不安定を補うものになるだろう。

 原子力を国の基本方針としてきたのは間違いだった。ウランはもともと乏しい資源だ。それを補うという高速増殖炉の計画はどんどん先延ばしにされて実現は遠ざかるばかり。

 その原子力優遇策が再生可能エネルギーの開発と実用化を阻んできた。フクシマを機に社会の雰囲気が変われば、日本という高度に工業化された国がその気になれば、エネルギーの風景はがらりと大きく変わり得る。

 ナウシカの住む風の谷は意外に近くにあるのではないか。(作家)

 

6月15日、菅首相は、今国会での「再生可能エネルギー促進法」の成立を自身の退陣の条件とする考えを示した。

再生可能エネルギー促進法案は太陽光、風力などの自然エネルギーの利用を促進する目的で、電力会社に固定価格での電力の買い取りを義務づけるというもの。脱原発への第一歩である。東日本大震災が発生した3月11日の午前に閣議決定されたが、国会審議は始まっていない。菅首相の30年来の構想である。  

 
ドイツ、スイスに次いでイタリアも脱原発に舵を切った。
 
事故の補償金額は既に東電の資産を上回った。
 
原発の電気は高くつく。
 
 

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