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daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

忘れない、あの日を、あの人を 1

2013年03月11日 14時46分00秒 | 地震

あの日から2年。

あまり報道されませんが、青葉区にもこんな被害がありました。

 

わが家では散々物が落ちましたが、食器が数枚割れただけで、大した被害はありませんでした。

居間



息子の部屋 (普段と変わらないという感じもありますが・・・)



近所の家のブロック塀。

こんなに尖って割れるとは。

 

 



アパートの中には安普請の物件もあります。

特に学生アパートは危険なようです。



これも学生アパート。上を見て歩きましょう。



鈴虫荘公園には地割れが。



一銭こ屋の塀も倒壊。

子供がいなくて良かった。

国見2丁目には江戸時代に大きな溜池があり、そのあとにできた住宅地にまとまった被害が出ている。 




「お兄ちゃん、地震、怖いね」

「うん」


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震度5 三陸沖を震源 東日本大震災の余震か

2012年12月07日 22時33分25秒 | 地震

<地震>三陸沖を震源 東日本大震災の余震か

毎日新聞 12月7日(金)21時8分配信


 


12月7日午後5時18分ごろ、三陸沖を震源とする強い地震があり、青森、岩手、宮城、茨城、栃木の各県で震度5弱、北海道から九州の広い範囲で震度4~1の揺れを観測した。

気象庁は約1メートルの津波が予想されるとして宮城県に津波警報を、青森県太平洋沿岸、岩手県、福島県、茨城県に津波注意報を発令。

津波警報は昨年4月11日以来1年8カ月ぶり。東日本大震災の被災地では住民の避難が相次いだが、大きな混乱はなかった。
 
気象庁によると、大震災の余震とみられ、震源の深さは約10キロ、地震の規模を表すマグニチュード(M)は7.3と推定される。M7を超える余震は昨年7月以来。

震源は日本海溝の外側で震源が浅く、断層が縦にずれる「アウターライズ地震」とみられる。


 
観測された津波の最大波は▽宮城県石巻市1メートル▽仙台市40センチ▽福島県相馬市40センチ。

津波警報と注意報は7日午後7時20分に全域で解除された。
 
警察庁によると、千葉県習志野市の女性(50)が自宅ロフトのはしごから転落し、背骨を折るなど9県で10人が重軽傷(午後8時半現在)。

鉄道・航空各社などによると、東北、上越、長野、東海道の各新幹線が全線または一部で一時運転を見合わせ、仙台空港の滑走路閉鎖で欠航便が出た。

また青森県や茨城県で一時停電が起きた。
 
東京電力は、福島第2原発1号機で放射性物質が外部に漏れないよう原子炉建屋内の気圧を大気圧より低く保つための装置を起動させたと発表した。

運転は停止中で原子炉自体に異常はない。
 
震度5弱を観測したのは次の通り。 

青森県八戸市、盛岡市、宮城県栗原市、茨城県常陸太田市、常陸大宮市、栃木県市貝町。

 

仙台市青葉区は震度4。

震度4だと物は落ちません。

震度5だと棚の上の物はほとんど落ち、震度6はめちゃくちゃになります。

 

ちょうど東京から帰省する予定だったわが家の次女は、大宮で東北新幹線に乗ろうとしたところで地震。

線路の点検ため1時間遅れて発車。通常運転で仙台駅に着きました。

その後の新幹線は折り返しが出来ず、まだ止まっているそうです。

ほんとに幸運でした。

 

翌日の朝刊↓

 

 

 


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仙台平野・津波の跡 9  亘理3

2012年08月07日 15時54分01秒 | 地震

 

破壊された防波堤。

内側に海水がたまっている。 

 

海岸にできた瓦礫の山。

「山」と一口に言っても、

 

近づいてみると畳、絨毯、毛布など、人の生活を偲ばせる物が積み上げられている。

これが片付かないと復興は進まない。 

 

鳥の海に打ち寄せる波。

かつては波を見ているのが好きだったが、

 

 最近波を見ていると恐怖を覚える。 

海面がなんだか高く見える(それは地盤沈下のせいかもしれない)。

 

海よ、あの日、お前は一体何をしたのだ。

 


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仙台平野・津波の跡 8  亘理2

2012年08月01日 16時54分12秒 | 地震

 

鳥の海の公園の遊具は波で捻じ曲げられていた。

 

津波で運ばれた砂が山盛り。

 

公衆トイレの中。大量の砂が入りこんでいた。

 

手洗いもこの通り。

 

トイレの屋根も流失し、青空がくっきり。

 

辛うじて残った松2本。

 

砂浜ではありません。

ブランコだったのです。 

 


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仙台平野・津波の跡 7  亘理 1

2012年07月30日 15時41分10秒 | 地震

 

亘理大橋で阿武隈川を超えると亘理町となる。

 

かもめマートの建物だけがが淋しげに立つ。

ここも津波の直撃を受けた。

 

国民保養センター鳥の海荘まで来た。

この辺りは15mの波が来て、鳥の海荘は2階までが水に浸かった。

3階以上は無事だったので従業員、多くの住民が助かった。

お客さんに出すはずだった米とほっき貝があったのでほっき飯を炊いた。

それをみんなで食べつないで、救出されるまでの数日を過ごした。

 

昔撮った鳥の海荘の写真↓

5Fにあった温泉。

手前の2つは壺風呂。海を見ながら入れる。

海からの風が心地よかった。

 

 

内風呂。

海のそばにあるというだけで心が和んだ。

 

ほっき飯定食。

ほっき貝は茹でると色がきれいになる。

ほのかな甘味があって美味しい。

 

ここでは季節ごとの「海の幸炊き込みご飯」が人気だった。

ほっきめし(12月中旬~5月初旬)、
あさりめし(3月上旬~5月初旬)、
しゃこめし(5月初旬~7月中旬)、
はらこめし(9月中旬~12月中旬)と

 

鳥の海荘は現在は休業中である。

営業再開の見込みは立っていない。

 


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仙台平野・津波の跡 6 美晴鮓(みはるずし)

2012年07月26日 08時26分10秒 | 地震

サイクルスポーツセンタ-で遊んだ後は、閖上の美晴鮓でお昼を食べるのだった。

 

ここの「大漁寿司」はとっても美味しくてボリュームもあってお得だった。

 

アラ汁もサービスされた。

 

 

 

食事をすると必ず次回用の割引券をくれた。 

 

しかし津波で美晴鮓は全流失し、親父さんも犠牲になった。

わが家に3枚残っていた割引券が、形見になってしまった。

 

「食べログ」にはまだ「閖上美晴鮓」が登録されている。 

親父さんの弟さんが大富で「美晴鮓もみじケ丘店」を経営している。

 


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仙台平野・津波の跡 5  サイクルスポーツセンター2

2012年07月24日 15時48分50秒 | 地震

 

在りし日のサイクルスポーツセンター。 

隣接してプールもあった。

海のそばにプールなんて、と思うが、この辺りの海は波が荒いので結構人気があった。

 

今は周囲に砂が堆積し、廃屋となっている。

 

かつてはこのような珍車もあった。

 

センター内部も波に襲われた。

 

かつては、海→砂浜→防風林→サイクリングロード

という最高のロケーションだった。

 

海風の心地よい道だった。

コースは長、中、短の3つがあり、長は4kmだった。

 

途中にこのような休憩所もあった。

 

今その道は見る影もない。

 

 

お客さんを歓迎してくれたアーチも・・・

 

この通り。 

仙台の子供たちは絶対にここに来て遊んでほしい。

いつの日かの復活を期待する。

 

 

 

 

 

 


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仙台平野・津波の跡 4  サイクルスポーツセンター1

2012年07月22日 10時56分00秒 | 地震

 

 閖上の広浦橋を渡り、対岸のサイクルスポーツセンターを目指す。

 

広浦に面する石段は激しく傾いた。

もう座る事さえ怖い。

かつてはここに座って釣り糸を垂れる人が大勢いた。

 

1992年7月に同じ場所で撮った写真↑

 

サイクルスポーツセンターだった場所。

防風林のクロマツは疎らになった。

 

1992年に撮った写真↑ 

密生した松の木が海風を防いでくれた。

その多くの木が折れ、地面は砂浜のようになっている。

サイクリングロードは痕跡もない。

 

サイクルスポーツセンター入り口は瓦礫と墓石置き場になっていた。

破壊された自転車が積み上げられている。

かつてうちの子供らが乗った自転車もあるだろう。

 

近くに墓があったらしい。

まだ新しい墓石が集められていた。

 

 閖上の子どもたちを守ってきた地蔵さんもひとたまりもなかった。 

 

 


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仙台平野・津波の跡 3  閖上

2012年07月20日 15時34分43秒 | 地震

閖上大橋を渡り、名取市に入る。 

お寺だけが残り、周囲の家は全くなくなってしまった。 

 

閖上の日和山。

津波は高さ5mのこの山をひと呑みにした。

ここに登っていても助からなかった。

日和山は、大正時代に作られた人工的な高台である。

明治三陸大津波を体験した先人たちが体験した津波の水位から、津波の避難場所として作った。

 

日和山の上の1本松は生き延びた。

 

海の方向に慰霊所が置かれている。 

 

これは1年前の同じ場所。

当時は被災したビルがいくつかあったが撤去された。 

 

 地域の神社の再興に向けて、高さ約2.5mの柱が2本立てられた。

設置したのは、神殿や鳥居が津波ですべて流された湊神社の宮司らで、柱は神が宿る「神籬(ひもろぎ)」という。 

湊神社は海の安全を守る神として親しまれてきた。

将来復興の予定だが、当面は「仮設」神社となる。

 

日和山の隣には砂利の山。

地盤の嵩上げに使われるのだろうか。

 

笹かまの佐々直。

 

震災直後の様子。

隣に工場があったが、半壊して撤去された。

 


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仙台平野・津波の跡 2  荒浜

2012年07月18日 07時55分12秒 | 地震

 

若林区荒浜の水田にはいまだに海水が残る。 

除塩して水田に戻すのに何年かかることだろう。

壊れた住宅は撤去されて、松だけが残る。

 

津波が通り抜けたガソリンスタンド。

地面はきれいになっているが、取り壊されるでもなく、修復されるでもない。 

 

荒浜新に残った住宅。

ここは住宅地だったが、周りの家はなくなってしまった。

この家は修繕すれば住めそうだが、1軒だけでは暮らせそうにない。

 

基礎だけになった住宅地。

遠くに疎らになった防風林が見える。

その向こうが海。

この距離、この広さに波がやってきた。

 

荒井。

10号線から西側の山を見る。

海岸からやってきた津波は10号線を楽々越え、海から2kmの東部道路まで進んだ。

この近くに地下鉄東西線の終点ができるはずだが。

 

海岸公園にある乗馬クラブ「クレイン」。

この一帯は津波で水没し、飼われていた55頭の馬の生存は不可能と思われた。

しかし住民から「何頭かの馬が生きていて、自分で厩舎付近まで戻ってきている」と連絡が入った。

仙台のスタッフが馬の救出に乗り出し、36頭の馬を救出したが、19頭は死亡した。

 

名取川に近い種次の低地。

ここは海ではなく、海水がたまっている水田。

 

 


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仙台平野・津波の跡 1 (全17回) 

2012年07月16日 10時36分17秒 | 地震

仙台の街中では地震の痕跡がほとんど消えつつある。

天に叫び、地に泣いたあの日のことが、10年も前のことのようにさえ思える。

 

宮城県の仙台市から南の沿岸部を仙台平野と呼ぶ。

ここは山がない分、広範囲に、陸の奥深くまで被害を受けた。

この地区の現状を訪ねて、今年4月、県道10号線を南に、福島との県境まで行ってみた。

 

地図では赤線のコースを取った↓

 

2011年3月11日、仙台平野を襲った津波の映像↓

http://www.youtube.com/watch?v=c8dd41qUGL4&feature=autoplay&list=PLB6214007995FB320&playnext=2

 

宮城県浸水域地図↓

http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics2/110329info04.html 


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津波を起こす地震と起こさない地震

2012年04月23日 22時26分41秒 | 地震

結構大きい地震!

と思っても、すぐに「この地震による津波の心配はありません」と発表されることがあります。

津波を起こす地震と起こさない地震はどこが違うのでしょうか?


 
海の下の浅いところで大きな地震が発生すると、海底が変形します。

このとき海水も一緒に変形し、津波が起こります。 

ただし、海の下で地震が起きても、震源が約80kmよりも深ければ、海底は変形せず津波は起こりません。

また、陸の下で地震が起きたときも、津波は起こりません。

ただし、震源域が海の下まで広がっていると、津波が発生する可能性があります。

また、地震の規模が小さければ(マグニチュード6.4以下では)津波は発生しません。

 

経験的には、マグニチュード6.5以上の地震で津波が発生し、マグニチュード7.5以上の地震が起きると、大被害をもたらす大津波が生じることが知られています。

なお、日本付近で地震が起きたとき、津波が予想されると、地震発生後約3分(一部の地震については最速2分以内)を目標に津波注意報もしくは津波警報を発表します。

 

 また、津波が予想されない場合には、津波予報で「高いところでも0.2m未満の海面変動のため被害の心配はありません。特段の防災対応の必要はありません。」または「津波の心配はありません。」等と発表します。

 

もっと詳しいことを知りたい方は、気象庁ホームページの「津波警報・注意報、津波情報について」をご覧下さい。  http://www.city.sendai.jp/syoubou/bousai/tunami_kiso.html


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子を連れて西へ西へと逃げてゆく 8

2012年03月29日 19時00分56秒 | 地震

 

このシリーズを終わろうとしていたら、たまたま3月27日の河北新報に俵万智のエッセーが載った。

ざっと読んでみて下さい。

ねっ、つまらないでしょ。

最近のネタはいつも息子のこと、なんだけど、読者はその息子のことを知らないからピンとこない。

母親が息子の素性を語らないから、読者は知りようがない。

 

「その行為が大好きな仙台を否定しているみたいで」って書いてるけど、仙台から逃げっ放しなことで、りっぱに否定しているんです。

何度も念押されることになるから、もう仙台のことには触れないで下さい。

 

 


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子を連れて西へ西へと逃げてゆく 7

2012年03月28日 15時11分28秒 | 地震

福島から他県に逃げた人と、逃げずにとどまっている人の間には深い溝ができてしまった。

逃げた人は、「政府の発表は信じられないし、子どもを癌にはしたくない」という。

 

残った人は、「逃げられる人はお金があるんだろう、どこでも仕事があるんだろう、残った私たちがどうなると思っているんだ、自分さえ助かればいいのか」と思う。

はたして除染は終わるのか分からないが、残った人は被曝しながら復興を進めるだろう。

再び住めるようになった時、逃げた人たちが戻って来て何事もなかったように一緒に暮らすのは困難だろう。

放射能は被災者をも二つに分断してしまった。

 

逃げている人を含めて、原発の危険に目をつぶり、何も考えず発言せず、電化生活を享受してきた者たちは総懺悔すべきである。

懺悔して少しでも復興に手を汚すべきである。

逃げている人も遠くから応援すべきだ。

 

真偽は知らないが、「沖縄に雪を持って来るな」と騒いだ人は避難民が多いという。

逃げっ放しで、雪を持って来るな、と騒ぐことは、育ててくれた故郷とそこに住む友人を踏みつけ、自分の帰る場所をなくす行為である。

 

 

 


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子を連れて西へ西へと逃げてゆく 6

2012年03月27日 20時25分10秒 | 地震

俵万智は2003年8月から翌年3月まで、讀売新聞夕刊に初めての小説「トリアングル」を連載した。

それはエロ、いや官能小説と呼んでいいものだった。

世間が驚く中、その年の暮れ、「独身の俵万智さんが出産」というニュースが報じられた。

 

当時の彼女の歌は実体験に基づいたものだったのだろう。  

 

焼肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き

缶ビールなんかじゃ酔えない夜のなか一人は寂しい二人は苦しい

妻という安易ねたまし春の日のたとえば墓参に連れ添うことの

 


作家とは自分の恥を書きつくして成り立つ生業である。

アラフィフになった今、彼女はこういう歌を詠んで行かないと、高校生短歌と区別がつかなくなる。

いつまでも「サラダ記念日」ではない。



 


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