<地震>三陸沖を震源 東日本大震災の余震か
毎日新聞 12月7日(金)21時8分配信
12月7日午後5時18分ごろ、三陸沖を震源とする強い地震があり、青森、岩手、宮城、茨城、栃木の各県で震度5弱、北海道から九州の広い範囲で震度4~1の揺れを観測した。
気象庁は約1メートルの津波が予想されるとして宮城県に津波警報を、青森県太平洋沿岸、岩手県、福島県、茨城県に津波注意報を発令。
津波警報は昨年4月11日以来1年8カ月ぶり。東日本大震災の被災地では住民の避難が相次いだが、大きな混乱はなかった。
気象庁によると、大震災の余震とみられ、震源の深さは約10キロ、地震の規模を表すマグニチュード(M)は7.3と推定される。M7を超える余震は昨年7月以来。
震源は日本海溝の外側で震源が浅く、断層が縦にずれる「アウターライズ地震」とみられる。
観測された津波の最大波は▽宮城県石巻市1メートル▽仙台市40センチ▽福島県相馬市40センチ。
津波警報と注意報は7日午後7時20分に全域で解除された。
警察庁によると、千葉県習志野市の女性(50)が自宅ロフトのはしごから転落し、背骨を折るなど9県で10人が重軽傷(午後8時半現在)。
鉄道・航空各社などによると、東北、上越、長野、東海道の各新幹線が全線または一部で一時運転を見合わせ、仙台空港の滑走路閉鎖で欠航便が出た。
また青森県や茨城県で一時停電が起きた。
東京電力は、福島第2原発1号機で放射性物質が外部に漏れないよう原子炉建屋内の気圧を大気圧より低く保つための装置を起動させたと発表した。
運転は停止中で原子炉自体に異常はない。
震度5弱を観測したのは次の通り。
青森県八戸市、盛岡市、宮城県栗原市、茨城県常陸太田市、常陸大宮市、栃木県市貝町。
仙台市青葉区は震度4。
震度4だと物は落ちません。
震度5だと棚の上の物はほとんど落ち、震度6はめちゃくちゃになります。
ちょうど東京から帰省する予定だったわが家の次女は、大宮で東北新幹線に乗ろうとしたところで地震。
線路の点検ため1時間遅れて発車。通常運転で仙台駅に着きました。
その後の新幹線は折り返しが出来ず、まだ止まっているそうです。
ほんとに幸運でした。
翌日の朝刊↓

