前回の記事で紹介した映画のメイキングを見ると、パソコンのモニタやスクリーンの中がグリーンバックで、後でCGを合成する方法がよく使われています。
Iron Man では、モニタの中に + マークを入れてトラッキングの目印にしているようです。
今回から、画像をはめ込む方法をこれまで記事にしてきた事を使って試してみます。
モニタ自体は移動しないので、はめ込む方法は、ディストーション系のエフェクトで平面を変形させて合わせるか、撮影時と同じカメラの動きを3Dカメラにさせて、3Dレイヤーの位置をモニタ画面に固定させる方法がよく使われていると思います。
<トラッカー制御>
エフェクトのコーナーピンで変形させる方法からやってみます。
3Dソフトで作成したアニメーションを使っているので、トラッカー制御は、し易くなっていますが、目印で+マークを画面の中に表示してみました。
後で気づいたのですが、拡大する必要があるので、+マーク位置は画面の比率と合わせた方がいいです。
トラッカー制御の「ソース」には、モニタを撮影したレイヤーを選択。
「ターゲット」には、はめ込む画像を指定して、「遠近コーナーピン」で分析します。
画像をはめ込むとこんな感じで、拡大する事になります。
歪んでしまって、修復できないのでやり直し
結局、+マークは使わず、画面の隅をトラックのポイントにして少し拡大して調整したのが、下のムービーです。
キーイングする際に、+マークがモニタの色と同色を含んでいるため、そのままです。
使う色は、気をつけないと・・・
モニタをさえぎる物があると、トラッキングはうまくいかない場合が多いと思います。
次回は、別の方法を試してみます。
<script type="text/javascript"> </script> <script src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js" type="text/javascript"> </script>