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【新機能テスト】タービュレントノイズ は CUDA2.0 か?

2008-11-17 23:47:58 | Afte rEffectsを使ってみる(131)~(135)

11月13日の記事の続きをレンダリングテストと情報が少ないので想像(はずれている場合が多い)も交えて報告します。

After Effects 7.0から乗り換えて(CS4体験版です)、「フラクタルノイズ」が早くなったと思ったのは事実で、OpenGLに対応していたようですね(CS3から対応?)。
新しいエフェクト「タービュレントノイズ」をOpenGL「オン」と「オフ」で、どのぐらいの差が出るのかテストしたのが下のムービーです。
<タービュレントノイズ テスト>

Ae_0060

OpenGLの効果で、テストでは約3倍のスピードアップとなっています。

次に、After Effects CS4 の新しいエフェクト「カートゥーン」をテストしています。
ユーザーガイドにあるように、3種類のエフェクトを複合したような特殊なエフェクトです。
1フレームづつ、異なる写真5枚に「カートゥーン」を適用しています。
<カートゥーン テスト>

Ae_0059_2

「カートゥーン」のOpenGLボタンは、エフェクトのメニューにあって、対応ビデオカードで無い場合は、ボタンは表示されません。

Ae_0058

「カートゥーン」テストでは、OpenGL「オン」が、数秒で完了したのに比べ、「オフ」の場合は、1フレームで1分以上レンダリングに要して、対応カードでは30倍以上のスピードアップとなっています。
普通のOpenGLで、これだけの差が出るのかわからないけど、After Effects CS4 では、NVIDIA のビデオカードGeForce 8シリーズ以降又はQuadroで利用できる、CUDAベースのハードウェアアクセラレーションが有効になる事から、CUDAによる効果かもしれません。

参考記事によると、先にテストした「タービュレントノイズ」もCUDAの効果で、劇的なスピードアップしても おかしくないと思うのですが、結果は、3倍程度で しかも「フラクタルノイズ」よりレンダリングが早くなるはずなのに、逆に遅い!^_^;
「Quadroのみが認証される」というのも原因かもしれないが、一つ考えられるのは、「タービュレントノイズ」がCUDA2.0 で作成されている場合、私のビデオカードは対応できないという事。
最近の出来事では、CUDA2.0を使ったビデオエンコーダーソフト「TMPGEnc 4.0 XPress 」の登場により、G80コアのGeForce 8800 GTX/GTSだけが、CUDA1.0対応で、スピードアップできないと判明しているので、「カートゥーン」はCUDA1.0 が使われていると・・・勝手に想像しています。
スピードの違いを確認するなら、11月末の大阪と東京で行われるアドビのイベントに足を運んでください。

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AfterEffects を使ってみる(135)ProAnimator・3D Invigorator PRO で3D

2008-11-16 00:24:51 | Afte rEffectsを使ってみる(131)~(135)

Blog_245

もう11月の中旬ということで、そろそろ海外では年末まで行われる「ホリデーセール」の声が出てくるのも、まもなくかもしれません。
昨年の記事を調べると、11月末にプラグインのZ社が年末までセールをしてたので、今年もやるだろうね?

ところで、今年の12月に日本で発売される、After Effects CS4 は、3Dモデルを読み込める機能があるけど、Photoshop CS4 Extended が必要なので、After Effectsのサードパーティ プラグインZaxwerks「ProAnimator」や「3D Invigorator PRO」は、まだまだ使えそうである。
今回は、この2種類のプラグインの特徴である、「3Dモデルの読み込み」について、過去の記事の補足も兼ねて説明をします。

過去の記事にあるように、無料の3DCGソフト「Google SketchUp」を使うと、さまざまな無料3Dモデルをネットでダウンロードできます。

Blog_241

有料版のGoogle Sketchupには、各種3Dモデルデータの出力に対応していますが、この無料版では3Dデータは「Google Earth」用のデータしか出力できません。
過去記事を参考にして、3Dソフト「Lightwave 3D」の「LWO」形式が出力できるプラグインをダウンロードしてインストールすれば、ProAnimator等でも読み込める3Dデータを出力できます。

Blog_242

<英語版Google Sketchup>
ここから補足ですが、日本語版Sketchupから出力すると、「サーフェイス名」が ほとんどの場合、文字化けしてしまいます。
3Dモデルの取得をメインにするなら、英語版の利用をお薦めします。
ProAnimatorでもLightwaveでも、文字化けは防げると思います。

Blog_246

それと、海外のソフトを使う場合は、フォルダ名・ファイル名は、半角英数にしておかないと、正常に出力できない場合があります。
Sketchupも、これに該当するソフトです。

<透明度を調整する>
ProAnimator・Lightwaveどちらで読み込んでも、レンダリングすると、ほとんど透明になっています。

Blog_243

プラグインの問題かもしれませんが、「透明度」と「不透明度」の違いでしょうね、1個づつサーフェイスの「透明度」の値を反対に設定していきます。

Blog_244

入力に関して気がついたことを挙げてみましたが、これ以外にも試したけど出来なかった事もあるので、次回に没ネタをやります(他の用途には使える)。

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【新機能】After Effects CS4 タービュレントノイズ

2008-11-13 21:54:05 | Afte rEffectsを使ってみる(131)~(135)

After Effects CS4 の体験版を使って、さっそく混乱してしまった「タービュレントノイズ」と「フラクタルノイズ」について、「After Effects CS4 ユーザガイド」を調べてみました。
新機能の「タービュレントノイズ」は、「フラクタルノイズ」に代わるエフェクトとして登場しています。

タービュレントノイズには、「サイクル設定」オプションが付いていないので、ループアニメーションを作成する場合は、フラクタルノイズを選択します。
タービュレントノイズは、OpenGLレンダリングにも対応しており、ビデオカードが対応していれば、レンダリング時間が短くなります。

CS4でOpenGLに対応する機能は、以下の通りです。(ユーザーガイドから抜粋)

    ■ シャドウ(ポイントライトシャドウを除く。カラーシャドウはグレーで表示)

    ■ ライト(最大 8 つ)

    ■ マスク

    ■ アルファチャンネル

    ■ トラックマット

    ■ 交差レイヤー

    ■ 2D レイヤーと 3D レイヤーのトランスフォーム

    ■ GPU 対応エフェクト:アルファレベル、ベベルアルファ、ブラー、ブラー(ボックス)、輝度&コントラスト、ブラー(チャンネル)、カラーバランス、カラーバランス(HLS)、トーンカーブ、ブラー(方向)、ドロップシャドウ、ブラー(滑らか)、輪郭検出、ブラー(ガウス)、色相/彩度、反転、ノイズ、ブラー(放射状)、カラーカーブ、シャープ、色合い、タービュレントノイズなど。

    ■ すべての描画モード(ディザ合成およびダイナミックディザ合成を除く)

    ■ 3D レイヤーの金属プロパティ設定

    ■ ライトレイヤーの円錐ぼかし設定

    ■ 2D モーションブラー

    ■ 調整レイヤー

    ■ アンチエイリアス

    ■ 被写界深度ブラー

    ■ ネスト化したコンポジション

    注意: プリコンポジションレイヤーにマスクまたは非 GPU 対応エフェクトが適用されている場合、ネスト化したコンポジションは OpenGL ではレンダリングされません。

<タービュレントノイズとフラクタルノイズの動作を比較してみた>
CS4体験版で、プリセット「バックグラウンド」→「スモーク」を開き、2種類のノイズを同じような設定にして、動作をチェックしてみました。

Ae_0045

1920x1080のコンポジションでテストしてみると、フラクタルノイズの方がレンダリングが早いようである。
ビデオカードは、GeForce8800GTXなので、OpenGLには対応しているのだけど?
Quadro化も試してみたりして、もう少し調べてみるかな・・・

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【マッチムーブ】Boujou+After Effects CS3+ProAnimator

2008-11-13 01:02:23 | Afte rEffectsを使ってみる(131)~(135)

MMistanbul Derslers サイトに、カメラマッチング 用のソフト「Boujou」とAfter Effects、それと「After Effects」 のサードパーティプラグイン「Zaxwerks ProAnimator」 を使ったワークフローが紹介されています。

</object>
My First Experimentation Matchmoving with Boujou 4.1 from Adnan Baruch on Vimeo

Boujou は、「SynthEyes」よりも、かなり高価なソフトのようですが、After Effects 用にデータを出力する際は、SynthEyes と 同じく3Dソフト「MAYA」の「ma」形式を使っています。

当ブログでは、フリーソフト「Voodoo Camera Tracker」を使ったマッチムーブ記事を掲載していますが、After Effectsへ直接 カメラデータを受け渡しできないので、3Dソフト経由となってしまします。
私が所有する3Dソフトの「Lightwave 3D」では、正確に3DカメラデータをAfter Effectsに渡すプラグインが無さそうなので、スクリプト又は、手作業で表計算ソフト等を使って、修正できないか? 今後調べてみます。

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【トレーニング】Making It Look Great 5 概要

2008-11-12 22:42:10 | Afte rEffectsを使ってみる(131)~(135)

(11月21日更新:リンクを修正しました。)

Motionworks が制作する、After Effects のトレーニングビデオシリーズ「Making It Look Great 5」が発表されました?
今回のトレーニングは、サードパーティプラグインにTrapcode Particular ・Form・ Luxなど使っていますが、10種類(6時間)のレッスンは、After Effectsの基本機能やスクリプトがメインとなっています。
「Making It Look Great 5」のページには、プロモーションビデオのボタンがありますが、まだ準備中のようです?