愛丸のサッカー観戦記

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ニューカッスル-マンチェスターC

2010-12-30 15:39:40 | プレミアリーグ
観戦日 12/30(木)       

愛丸’s チェック
シティ・オブ・マンチェスターでの試合では、デヨンクがベン・アルファに大ケガを追わせた試合。
この遺恨が、どのように影響するか。
St.ジェームスパークでは、大ブーイングが起こるはず。
これで、ニューカッスルの選手たちがいい方に乗せられればいいんだが、別の意味で熱くなってしまったらシティの思う壺だろう。
シティは、ユナイテッドよりも上でクリスマスを迎えられるチャンスだったが、そううまくいかなかった。
ただ、勝ち点32Pの3位はまずまずの結果だろう。
後半戦、どれだけ勝ち点を積み上げれるかだが、まだ安定性を欠く試合があるし、絶えず一定のパフォーマンスができるようにならないとプレミアを制することは不可能。

ニューカッスルは、立ち上がりの2つのミスから失点してしまったのが、後々響いてしまった。
クルルがバックパスをうまく繋げることができてれば、先制点を奪われることもなかったし、この後の失点も、ティオテのキックの精度が高ければ味方にボールをぶつけることもなかった。
慎重にならないとダメな時間に、こういうミスが出てるようだと、これより上の順位は望めない。
強豪と呼ばれるチームとの対戦では、ここまでいい結果が出せてたが、この試合は別だった。
ベン・アルファの弔い合戦だったが、いい結果は生み出せず。
ただ、この2失点以降、うまく戦うことはできてた。
やっぱり今のニューカッスルはキャロルのチームだし、この男の仕事っぷりは満点をあげてもいい。
シティのDF陣との競り合いで負けることはなかったし、落としも正確。
ここのポストプレーがかなり計算できるのに、これを受ける選手たちの正確性がいまいち。
ノーランが、その役割を担うはずだったが、この試合では切れが感じられなかった。
ここまでキャロルとふたりでチームの得点源になってたが、それは、キャロルとの位置関係がよかったから。
この試合でも、それを発揮できてれば、もっと点は取れたはず。
シティの中盤の攻撃をケアしてたのかもしれんが、そこまで強力な中盤ではない。
なら、もっと前でプレーすることを心がけてもらいたかった。
今のニューカッスルだったら、キャロルは1トップで使うより、2トップの方が活きてくるはず。
実際、後半途中にレンジャーとの2トップになって攻撃にリズムが出てきたし、相手に与える脅威を考えても、これの方がいい。
まだパーデューがチームを把握しきれてないのかもしれんが、伸びる要素のあるチームだし、監督がチームをまとめ挙げればEL圏内も見えてくる。
ベン・アルファの復帰がいつになるかわからないが、右サイドが強化できれば、おもしろいチームになる。
シティは、相手のミスをきっちりついてしたたかな戦い方で勝ち点3をゲット。
相手に押し込まれる時間もあったし、キャロルには手を焼いてたが、失った点は、CKからのひとつだけ。
スタジアムのブーイングが影響することもなかったし、この勝利は、シティに自信をつけたであろう。
この試合、光輝いたのがテベス。
攻撃での貢献度もチーム1だったが、やっぱり、この男は、ファーストディフェンダーとしての活躍もみごと。
カウンターを食らいそうな場面でも、一生懸命戻ってプレスをかけるこの男の姿勢が、チームを救ってる。
まだまだこのチームでエースとして振舞ってもらわないと。
この試合ではD・シルバ、ミルナーもサイドでの守備に貢献。
かなり低い位置でのプレーで、攻撃面では不満も残ったが、それでも、ここってシーンではきっちり仕事ができてた。
ミルナーは2点目のアシストが最高だったし、D・シルバは、ここでボールを落ち着かせることができる。
まだヤヤ・トゥレなんかとのコンビがいまいちだったりもするが、これは時間が解決するだろう。
バートンとのやりあいに勝ったりもしてたし、すっかりプレミアの水になれてる
ここにきても、まだチームとして完成されてない感じもするシティだが、それでこの勝ち点で、順位だし、しっかりチームとしてまとまったらどんなチームになるのか。
そのためにはマンチーニでは難しいような気もするが・・・。
年末年始の厳しい日程をうまく乗り切ったら、選手も監督も自信がつくだろうし、シティには、今シーズンのプレミアをひっかき回してもらいたい。
 

スコア
1-3

<得点者> 
ニューカッスル  キャロル
マンチェスターC G・バリー、テベス×2         

~愛丸's MVP~
テベス(攻撃でも守備でも、もうシティには欠かせない存在に。1アシスト、2ゴールは、まさにチームの柱。疲れを知らないあの守備での貢献もチームを助けることに)