愛丸のサッカー観戦記

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アーセナル-チェルシー

2010-12-28 23:40:15 | プレミアリーグ
観戦日 12/28(火)       

愛丸’s チェック
折り返しのビッグロンドンダービー。
アーセナルは、チェルシーにどうも分が悪い。
最近、なかなか勝てないでいるが、ここはチャンスかも。
どちらも、前節は雪の影響で休養十分だし、あつなると、今の勢いがそのまま出そう。
アーセナルが最高の状態ではないことはわかってるが、チェルシーよちも明らかにいいのは確か。
エミレーツでやれるし、ここは久しぶりのロンドンの宿敵から勝ち点3が奪えるかも。
チェルシーは、ここで何かきっかけを掴みたい。
ランパードも戻ってきたし、開幕当初の爆発的な攻撃力が復活するかもしれん。
蓋を開けてみないとわからないが、アウエーでも勝ち点3が取れてもなんらおかしくはない。
攻撃が機能してくれれば、それも可能。

アーセナルが、ここまで苦手にしてたチェルシー相手にスカッとする勝利を収めることができた。
前半は、ボールを支配しながらも決定機を作りながらも、フィニッシュまで持ち込めず歯がゆい時間が多かったが、前半の終了間際に得点。
この先制点がアーセナルに自信をもたらした。
セスク、ナスリが輝かなくても、この試合は、中盤の底でウィルシェアが輝いた。
パスミスも見られたが、それでも、この男の貢献度はかなり大きい。
周囲との関係もよくなってきたし、主力がマークされることが多くなるから、この男がそれなりにフリーでボールを扱うことができた。
ドリブルの技術も高いし、左足の精度も並たいていのものではない。
こういう選手が、セントラルMFでボールを捌いてくれれば、チャンスも増えてくる。
ソングの先制点も、この男からの決定的なパスからだったし、もうセスクを欠く事態になっても、アーセナルはそう苦しまないだろう。
まだまだ若いし、これからどんどん経験を積んでいけば、どんな選手になるか楽しみ。
後半、アーセナルは更に勢いを増し、チェルシーのミスを見逃さず、得点を重ね、あのチェルシーから3得点。
2点目、3点目を立て続けに取れたのがよかった。
セットプレーから1点を返されたが、これといったピンチもなかったし、完勝と言ってもいい試合だった。
コシェルニー、ジュルーのCBコンビで不安もあったんだが、このふたりが崩壊することはなかった。
調子が上がってきてないとは言え、あのチェルシーから流れの中から失点をしなかったわけで、守備陣にも自信のつく試合になっただろう。
ケガ人で、うまく戦えないなんてことはもう言えない状況だし、このままチェルシーより上の順位で戦うことができれば、優勝ってのも見えてくる。
ユナイテッドが未だ無敗でがんばってるが、これが続くとも思えない。
直接対決で、下すことができれば、ポイント差も縮まってくる。
問題はチェルシー。
アーセナル相手に何もすることができなかった。
いくら調子が上がってこないとは言え、ここまでミスが目立つチェルシーも見たことがない。
低い位置からのパスをカットされるシーンが多かったし、これではうまく攻撃には繋げないだろう。
頼みのドログバも、それなりのボールがこないことには、仕事もできない。
カルーはアネルカの足元にも及ばないプレーで全く貢献できてないし、マルダもあの頃の勢いがない。
ランパードもまだ重そうだし、エッシェン、ミケル、途中出場のラミレスと、アーセナルの中盤に比べると、かなり質が落ちる。
あれだけ全てが機能して得点を重ねてた時代が懐かしい。
守備陣も先にも述べたがパスミスが多かったし、頼みのテリーもスピードへの対応がかなりまずかった。
ツェフのビッグセーブがなかったら、まだ失点を重ねたことに。
プレミアはウインターブレイクがないから、チームの建て直しってのが難しいが、それでも、アンチェロッティはやらなければなからない。
ビッグイヤーを掲げることができれば、そう問題も大きくはならないだおるが、ここまでプレミアでやれないとなると、シーズン中の解任ってことも。
点が欲しい状況でカクタを投入しなければならないチーム事情にも問題が。
持ってるものは大きいとは思うが、アーセナル相手に仕事をできるレベルの選手ではない。
冬の移籍でどう動くかわからないが、このままではプレミアの連覇もビッグイヤーの獲得も厳しい状況にあるのは確か。
とりあえずは、ミスを減らすことで、こうやって自滅しないのがチェルシーだと思ってたが、今は、モウリーニョの時代のチェルシーとは違う。
なら、もっと攻撃的に振舞って、得点力で相手をねじ伏せるサッカーをやらないと、4位という順位も守れなくなってしまう。
 

スコア
3-1

<得点者> 
アーセナル   ソング、セスク、ウォルコット
チェルシー   イバノビッチ         

~愛丸's MVP~
ウィルシェア(アーセナルのキーマンに育ちつつある。まだパスミスも目立つが、ここってシーンでのあの冷静さはとても10代の選手とは思えない。まだまだ伸びていくだろう)