愛丸のサッカー観戦記

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ニューカッスル-リバプール

2010-12-17 09:45:02 | プレミアリーグ
観戦日 12/17(金)       

愛丸’s チェック
EL圏でがんばってたかに思えたニューカッスルだったが、ちょっと調子を落として現在は12位。
降格圏との勝ち点差も4Pまで縮まってしまった。
これによって、ヒュートンからパーデューに監督が交代。
その初陣が、このリバプール戦。
後半戦に弾みをつけるなら、ここでの勝利が必要。
リバプールはアンフィールドでは結果を出せるようになってはきたが、まだアウエーでは不安定な戦いぶりが目立つ。
ホジソンが悪いのか、それともチームの雰囲気がそうさせるのか。
キャプテン、副キャプテンを欠く厳しい状況は続くが、今こそチーム一丸となって戦うしかない。
まだ、シーズンも半分残ってるし、なんとか4位以内には食い込んでもらいたいんだが・・・。

監督が変わって、最初の試合で、ニューカッスルはいいサッカーを展開した。
誰もが足を止めることなく、最後まで戦い抜いたし、この姿勢を続けることができれば、順位もどんどん上がっていくことだろう。
ファイターが揃ったニューカッスルが、いい意味で熱いプレーを披露できれば、相手はそうとう苦しむはず。
この試合で、それを実戦することができた。
監督が変わろうが、このチームの戦い方はそう変わるものでもないし、サポーターもこれを望んでることだろう。
この試合、中盤の選手たちの献身的な動きが目立った。
バートンは自分の短所を出すことなく、激しいプレーでリバプールの攻撃の芽を摘んでたし、これは、ノーランにも言えること。
ホナスも攻撃よりも守備での貢献が大きかったし、中盤の守備と言えば、やっぱりティオテを欠かせない。
気の利いたポジショニングと、激しいチェックは、世界での戦えるだけのものを持ってる。
この男が、ここでの守備を怠ろうものなら、一瞬にしてピンチに陥ってしまう。
W杯で見せたプレーよりも、ここでのプレーの方が洗練されてるような・・・。
今のニューカッスルの守備を支えてるのはこの男。
守備ではティオテだが、攻撃ではなんと言ってもキャロル。
ポストプレーの正確さ、キックの迫力、FWとして必要なものを全て兼ね揃えてる。
先制点は、この男の高い打点でのヘッドでの落としだったし、リバプールに引導を渡した3点目は、強烈なミドル。
あのミドルはどんなGKでも止めることはできなかっただろう。
この男、ただ、前線に張ってプレーするだけでなく、しっかり戻って守備にも顔を出すし、それでいて、90分、スタミナが切れることがない。
こんなに頼れるFWはそういないだろう。
パートナーを選ばないし、前半はアメオビと、後半の途中からはレンジャーと、いい関係を築くことができた。
いつまでここでプレーするかわからないが、できれば、ここでエースとして最後まで戦ってもらいたい。
パーデューは、いいスタートを切ることができ、なんとか長期政権で、チームに安定感をもたらしてもらいたい。
リバプールはまたしても、アウエーで勝利することができず。
一度は追いついたものの、その後の自分たちの時間に逆転まで持ち込むことができず、失点し、突き放され敗退。
こういう試合を何度見てきたか。
1-1で満足できるチームではないし、もっと積極的に点を奪いにいくサッカーをやらないと。
これは全てホジソンがよろしくない。
この監督のポリシーなんおかどうかわからないが、なかなか選手交代をやってこない。
自分が決めたスタメンに自信を持ってるのかもしれんが、それで、結果が出せてないわけで、これは信念を曲げてでも、貪欲に勝利を目指さないと。
駒はいるわけで、それを使わない手はないだろう。
前節は、エンゴグ、バベルの2トップでふたりがいい活躍を見せたが、この試合でもF・トーレスとエンゴグのコンビ。
これだと、ふたりの良さがまるで出せてない。
F・トーレスは1トップが活きてくるはず。
ジェラードがいなくても、J・コールがいるし、いくらでも1トップの布陣が組める。
カイト、M・ロドリゲス、ヨバノビッチと中盤の攻撃的な選手が揃ってるし、どうしてこれをうまく機能させようとしないのか。
リバプールの試合を見て何度も思ったことだが、この監督では結果は残せない。
いち早く監督を交代するべき。
それが一番の浮上のきっかけになるはず。
 

スコア
3-1

<得点者> 
ニューカッスル  ノーラン、バートン、キャロル
リバプール    カイト         

~愛丸's MVP~
キャロル(1点目のアシストに、試合を決定づける3点目のミドル。今のニューカッスルからこの男を外すことできない。全てのプレーが世界でも通用するレベルにある)