愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

U-23日本-U-23カメルーン(国際親善)

2008-06-12 22:33:43 | 日本代表
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
トゥーロンである程度世界とやれることを証明してみせた反町ジャパン。
この試合が北京を前にした最後の戦いになる。
北京にいける人間をここで決めなければならない。
選手のアピールもそうとうあるだろうし、この試合はけっこう期待が持てるかも。
守備面での成長はしっかり伺えたが、問題は攻撃。
トゥーロンもセミ・ファイナル以降はしっかり守るってことは実践できたが、点がほしいところでなかなか取れなかった。
1点でもいいから泥臭く、貪欲にゴールを狙っていってもらいたい。
この課題をクリアできたら、強豪揃いのグループを突破できるかもしれない。

試合はカメルーンの身体能力に屈することなく、しっかり守ることができ、無失点で終わることができた。
もう守備に関してはとやかく言うことはない。
この試合、水元のパートナーは吉田だったが、この男もしっかりCBとして戦うことができた。
DFラインで誰を北京に連れていき、どのコンビでいくか、これはかなり悩むところだろう。
それぐらいレベルが高い。
反町監督の采配を見てると、左は攻撃的な田中でほぼ決まりだろうから、右に伊野波か森重のどちらかで守備的に振舞うはず。
いまどきの流行と言えば流行だが、どうしてもってときにはどうするんだろう。
森重はボランチもこなせるユーティリティなプレーヤーだし、攻撃に出ていくこともできるはず。
ボランチの本田拓も守備に関しては申し分ない。
自分の役割をしっかりこなしてた。
この守備ブロックはそのまま北京に行って、あのメンバーと戦ってもなんとか結果を出してくれそう。
ただ、GKの西川のハイボールの処理ってのだけ気になる。
反応スピードはけっこういいものを持ってるが、飛び出すタイミングとか、DF陣との連携とか、この試合では不安な点を覗かせた。
高くて強い選手がいるし、ここはもっと鍛えていかないと。
さてさて、問題の攻撃面。
本田圭のFKというのは、かなりの武器になりそう。
このFKをもらうにはFWがボールを受けたときにつぶれるか、個人で仕掛けてファールをもらうか。
FWが受けるという点では、この試合に限っては森本は不合格。
DFを背にしてのプレーで、ひとつも効果的なキープはできなかった。
それにパスミスも目立ったし、なんといっても梅崎の完璧なグラウンダーでの折り返しを決めれなかったのがひじょうに残念。
トゥーロンではやっと強くて、魂のこもったFWが出てきたと喜んだものだが、この試合みたいなできだと、李かエスクデロの方が断然いい。
カターニャで胃が痛くなるような終盤戦を戦い、休む間もなく、この反町ジャパンに合流したわけで、コンディションに問題があったのかもしれんが、もうちょっとやってもらいたかった。
後半出てきた、李、エスクデロは計算ができそうなので、北京へは確実にいけるだろう。
トップ下に3枚並んだ攻撃的MFは誰もまずまず。
本田圭の左足は魅力だし、谷口の飛び出しも期待できる。
それに梅崎。
この男の積極性とフィニッシュまでいこうという前向きな気持ちはいつか日本を救ってくれそうな気がする。
ここには水野もいるが、今シーズンの活躍を考えれば、梅崎をスタメンで使ってもらいたい。
水野も後半出てきて、ミドルを打ったり、最後にいいFKを披露したりと見せ場は作れた。
これだけ中盤にはタレントが揃ってる。
あとは反町監督がどのような組み合わせで戦っていくか。
課題はまだまだ山積みだが、北京までまだ1ヶ月以上ある。
北京行きの選手をなるべく早く決めて、もっとチーム力を高めていってもらいたい。
どこも簡単に勝てる相手ではないので、うまくオーバーエイジも使いながら、メキシコ以来のメダルってのも狙ってもらいたいものだ。
がんばれ、反町ジャパン!!

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
本田拓(泥臭く、労を惜しまず、攻守にわたってチームに貢献。こういう選手は必要。北京でも中盤の底でチームを支えてもらいたい)

クラブ・アメリカ-サントス(リベルタドーレス杯QF)

2008-06-12 20:09:48 | その他
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
フラメンゴを逆転勝ちで倒してきたクラブ・アメリカ。
クラブW杯への出場権は得てないが、ブラジル、アルゼンチンのビッグクラブを倒して、リベルタ優勝ってのも悪くないはず。
前々回、横浜でバルサに敗れた頃とどこまで変わってるのか楽しみ。
メキシコのチームらしく組織だったプレーでサントスを翻弄するか。
サントスは40年ぶりの南米ナンバー1の座を狙えるチームに。
ホビーニョ、ヂエゴを要してカンピオナート・ブラジレイロを制したときほどのタレントはいないが、チームとしてはそれに匹敵するだけのものがある。
リマ、クレーベル・ペレイラが前線でしっかり起点になって、ウェスレイに冴えがあればアウエーでも点は取れそう。
守備はそこそこ安定してるから、点が取れるかどうかが鍵。

試合はカーサの力を最大限に発揮し、アメリカが見事なサッカーを展開した。
特によかったのがカバニャス。
キープ力、シュートの精度もかなり高いものがあるが、それよりもフリーになる技術が抜群にいい。
人を使ってもらうのもうまいし、サントスDF陣の裏をつくのも見事。
ここまで、この男にしてやられると、サントスはどうしようもできなかった。
CKのときにファーであれだけフリーになれたのは、この男の持ってる技からなせるもの。
胸トラップからのシュートはGK、DFふたりの股を抜けてのゴール。
運も持ち合わせてる。
ここまで好きにやられたら、サントスも諦めがつくだろう。
このカバニャスとコンビを組んでたエスキエダもなかなかのもんだった。
こちらが引き気味にポジショニングし、広範囲にボールを引き出してた。
パートナーが計算できる男だし、なんとかボールを受けて、パスを出しさえすればなんとかしてくれる。
このコンビはまだまだリベルタで暴れてくれそう。
この2トップに効果的なパスを出してたのが、左のシルバとボランチのビジャ。
なんだかバレンシアにいそうなふたりだが、このふたりもいいものを持ってる。
シルバは単独突破ができるし、ビジャのロングパスはかなり正確だった。
攻撃では必ずビジャを経由し、ここをうまく押さえないことには対戦相手はかなり苦労することになる。
サントスはこれができてなかった。
DFもからだを張ったプレーでシュートをブロックし、GKのオチョアも安定したセービングを見せた。
うまいだけでなく、気持ちもしっかりこもってるこのチームはリベルタを制してもなんらおかしくない。
サントスはDFの隙をつかれ2失点。
攻撃でも前のふたりの運動量が少なく、なかなかボールを受けることができなかった。
スペースに動いてってプレーがほとんど見られなかった。
期待のウェスレイも全く切れがなく、20歳の若者とは思えないぐらいに早い時間に足がつって交代。
そんない動いてた風でもなかったのに、どういうことだろう。
後半、攻撃の起爆剤としてR・タバタが投入されたが、これが機能することはなかった。
全ての面のおいて、アメリカの後塵を喫してた。
終了間際、これまでかなり手を焼いてたアメリカDFをうまい壁パスでクレーベルが突破し、貴重なアウエーゴールを手に入れたかに思えたが、これはオフサイドの判定。
誰がどう見てもオンサイドだったのに、サントスの面々は誰も抗議してなかった。
これが南米のサッカーなんだろう。
あの1点があるのとないのとでは、2legへの入り方がずいぶん変わったはずなのに・・・。
この結果を踏まえ、もうサントスは3点取って、アメリカを無失点に抑えるしかない。
やることは確定したわけで、もっともっと攻撃的に振舞ってもらいたい。
今のサントスだったらそれができるはず。

スコア 2-0

<得点者> 
クラブ・アメリカ  カバニャス×2
~愛丸's MVP~
ビジャ(間違いなくこのチームの中心選手。ここからの攻撃がうまくいかない限りカバニャスも活きてこない。あの散らしは見事なもんだった)

サン・ロレンソ-LDUキト(リベルタドーレス杯QF)

2008-06-12 17:43:03 | その他
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
リーベルを劇的な試合で破って、QFまで進出してきたサン・ロレンソ。
ダレッサンドロを中心とした攻撃はなかなかのもん。
相手はLDUキトってことで、2legは3600mを越える高地での戦いになる。
普通にはプレーできなんだろうから、このカーサでの1legではアウエーゴールを与えず、できればここで決着をつけたいところ。
開始早々から攻撃サッカーを展開することだろう。
LDUキトはここまでアルセナル、エストゥディアンテスのアルゼンチン勢を叩いてきてる。
3戦連続でのアルゼンチンでの戦いってことで、だいぶ慣れてきてるかもしれん。
ここはなんとかうまく立ち回り、2legのカーサで勝負を決めたい。

予想とはうらはらにサン・ロレンソはなかなか攻撃に転じれなかった。
LDUキトの守りがそれを上回ってたというわけではなかったが、どうもチーム状態に問題があったみたい。
ダレッサンドロはしきりに誰かを代えろとベンチに訴えていた。
こんなバラバラのチームがいい試合を披露できるわけがない。
どこが起点にってわけでもなく、むりくり放り込んだボールをキープできるわけもなく、全く得点の匂いがしてこなかった。
リーベル戦では2人も少ない状況でも、あれだけガツガツ攻めていけてたのに、全てがちぐはぐ。
あれで満足したわけではなかったんだろうが、ここを是が非でも取るって気持ちが伝わってこなかった。
このリズムの悪さからか、名手オリオンがバックパスをトラップミスし、リフティング気味になったところを相手にさらわれ、上げたくなかったアウエーゴールを献上してしまった。
この段階でもう試合は決まった感があったが、カピタンがこの窮地を救った。
H・ゴンサレスが見事なFKですぐさま追いついた。
ここからなんとかサン・ロレンソのペースで試合を進めることができたんだが、得点を奪えず。
トップのふたりに効果的なボールがなかなか入らず、ミドルもどうしても枠に行ってくれない。
ハイボールの処理にかなり苦労してたセバージョスを攻略することもできず、ばたばたのまま試合終了。
イルシグに決定的な場面が訪れはしたが、しっかり蹴ることができずノーゴール。
普通のFWだったらなんなく決めれたんだろうが、流れが悪いときはこうなってしまう。
イルシグではなくベルヘッシオにボールが渡ってたらなんて思うが、たらればを言ってもきりがない。
1-1という結果が出た以上、高地での2legでなんとか勝つことを考えないと。
代表戦でもアルゼンチン、ブラジルというサッカー大国がなかなか勝てないキトでサン・ロレンソはどう戦うか。
LDUキトは要所要所に気の効いた選手を配し、なかなかの好チーム。
絶対的エースは存在しなかったが、チームとして点が取れそう。
トップ下のマンソはアルゼンチン人で、かつてはダレッサンドロを凌ぐレフティーと持ちはやされてたらしい。
けがでいい時期を棒に振ったらしいが、エクアドルのチームで完全復活。
なかなかいいスルーを通してた。
左のボラーニョス、右のゲロンとスピードもあるし、テクニックもまずまず。
これがキトでも同じようなプレーができるんなら、かなりやっかいな存在になりそう。
GKのセバージョスの状態は気になるが、DFラインはそんなに慌てることなく、けっこう自信まんまんにプレーできてた。
このリベルタではまだカーサで負け知らず。
さらに自信を持って戦ってくることだろう。
なんだか、このLDUキトってチームは今シーズンのリベルタでやってくれそうな気がする。
ここまでアルゼンチン勢を苦しめれば、残すはブラジル勢だけ。
カーサでの強さが半端じゃないし、フエラをうまく乗り切れば、ひょっとするとひょっとするかも・・・。

スコア 1-1

<得点者> 
サン・ロレンソ   H・ゴンサレス
LDUキト     ビエレル
~愛丸's MVP~
ボラーニョス(左で起点になったり、中盤でためを作ったり、はたまた自分でドリブルで仕掛けたりと見応えのある選手)

ボカ-アトラス(リベルタドーレス杯QF)

2008-06-12 15:36:27 | その他
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
ここまで危なげなく進出してきたボカ。
ただ、ベスト16での試合で、ボンボネーラでのペットボトル投入事件で、ボンボネーラがセミ・ファイナルまで使用禁止に。
で、この試合はベレスのカーサスタジアムでの試合。
同じブエノスアイレスだし、そんなに問題はないはず。
リケルメの足の状態も気になるが、前年度王者はこんなところで躓くことはないだろう。
アトラスはこのリベルタで躍進中だが、中南米での大会ではクラブW杯の切符は掴めなかった。
もし、このリベルタで優勝するようなことがあると、どうなるのかわからないが、ボカ相手に自分たちの力を試したいところ。
メキシコのチームらしい組織だったプレーを見せてくれるはず。

試合はボンボネーラを使用できなかったことが多少ボカに何か変な力を与えたか。
開始5分でやりたくなかったアウエーゴールを献上。
CKからまずファーでカベッサで折り返され、それにまたまたカベッサでゴールに突き刺された。
エリア内で2度もカベッサを許すとは、なんともボカらしくない。
集中してなかった。
サポーターはそれなりに駆けつけてはきてたが、やっぱりボンボネーラとは雰囲気がまるで違う。
ここから目を覚ましたボカだったが、いつもの破壊力満点の攻撃はなかなか見られなかった。
相手をなめてたわけではなかったんだろうが、攻めきれてなかった。
リケルメの調子も本物ではなかったが、ここってときにはしっかり仕事した。
同点に追いついたときも、リケルメの必殺スルーにパラシオが反応してからの折り返しがDFに当たってのOG。
このスルー、バイタルエリアでのためが見事だった。
周りがよく見えてる証拠。
やっぱりリケルメはリメルメだった。
でも、足の状態が完璧ではなく、CKは蹴ってなかったし、いい位置でのFKも切れが感じられなかった。
早く完調に戻ってもらって、強いボカに戻してもらいたい。
パラシオは広範囲に動きまわり、いつものように豊富な運動量でチャンスを作ったが、パレルモがどうも・・・。
2トップの1人だけが輝いても、点は取れない。
なんとか逆転し、最低の結果では終われる試合だったんだが、なんと、終了間際にまたまたセットプレーから失点。
これでカーサでの1legを2-2のエンパテ。
エンパテってだけでも不甲斐無いのに、アウエーゴールを2つも献上。
かなり厳しい状況に。
3点目が取れる雰囲気だったのに、クロスバーやらシュートミスで不意にしてしまったのが後々響いた。
やっぱり取れるときに取れないと痛い目に合ってしまう。
このなんだかだらしなかったボカでひとり気になった選手が。
中盤の右に入ったチャベス。
ダイレクトのシュートがクロスバーだったり、効果的なドリブルでチャンスを作ったりと、かなり落ち着いた感じでプレーできてた。
まだまだトップクラスとは言えないが、ボカの下部組織から上げられた選手だし、今後が楽しみ。
アトラスはほんとにしてやったりのゲーム運び。
早い時間に得点し、逆転されてもアウエーゴールを取ってるという余裕からか、うまく対応できてた。
気持ちにゆとりがあったからか、最後も得意のセットプレーでなんと同点に。
こんなにうまくことが運んでいいんだろうか。
DFラインとボランチのふたりの間隔が絶妙で、ボカはスペースをなかなか見つけられず苦労してた。
メキシコのチームってのを実感した。
トップには元ボカのFWマリオーニがなんか元気よく動いてたが、こちらはそんなに決定的な仕事はできなかった。
この結果で2legがどうなるかまだわからにが、アトラスが有利なのは間違いない。
この段階でボカには消えてもらいたくないから、メキシコでしっかり戦ってもらいたい。
パレルモがしっかり動いてくれればなんとかなる。

スコア 2-2

<得点者> 
ボカ    OG、カセレス
アトラス  O・フローレス、トーレス
~愛丸's MVP~
パラシオ(ボカで一番輝いてた選手。いつも通りのプレーができており、右に左に動いてかなりのチャンスを演出した)

スイス-トルコ(EURO´08)

2008-06-12 13:16:00 | 各国代表戦
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
第1戦はどちらも黒星スタート。
ホストカントリーのスイスはここはどうしても勝たなければならない試合。
フレイの負傷離脱はかなりチームに影響を及ぼすと思うが、ここはなんとかチーム一丸になって戦っていかないと。
初戦は勝てなかった試合でもなかったので、あの感じで戦っていけば、なんとかなるかも。
中盤には問題がないから、サイドをしっかり使って、トップが結果を出してくれれば・・・。
トルコはここを勝って、チェコとの第3戦にすべてを賭けたいところ。
負けてしまうとGL敗退が決まってしまうので、どうにかしても結果がほしい。
無意味な1トップから2トップに変更してくれば、結果は自ずと出てくると思うんだが。

試合開始直後に豪雨。
最悪のピッチコンディションになった。
ボールは滑ったり、止まったり。
雨の影響で視界もかなり悪そうだったし、こんな状況で試合をさせられた両チームの面々には気の毒だった。
この最悪の状況を味方につけたのが、スイスだった。
フレイの代役、デルディヨクのスピードを活かすにはもってこいのピッチ状態になった。
スペースに出したボールが止まってくれるので、デルディヨクはトルコDF陣より先にこのボールに追いつくことができる。
この作戦が功を奏し、先制することができた。
右のスペースに抜け出したデルディヨクがしっかりボールをキープし、中の状況を落ち着いて確認し、クロス。
ヴォルカンが飛び出してたため、ゴール前で止まったボールをH・ヤキンがただ触るだけでゴールに。
これでスイスは乗ってきた。
サポーターの大声援に応えるように、この戦法でまたまたH・ヤキンにゴールチャンスが。
これもまっすぐ蹴ればゴールだったのに、なんとH・ヤキンは枠の外にシュート。
この失敗が後々響いてきた。
前半で2点のリードを奪うことができてたら、そのまま試合を有利に運び、逃げ切ることもできただろうに・・・。
センデロス、ミュラーと守りにくい状況でもしっかりからだを張って守ってが、最後はなんか力尽きた感じ。
同点で終われれば、まだ最終戦に望みをつなげたんだが。アディショナルタイムに失意の逆転ゴールを許してしまった。
リフレクトのしてのゴールだったし、あの2点目を奪えなかった時点で、運も手放してしまった。
この逆転負けでスイスはこのGLで姿を消すことに。
ホストカントリーがこの時点で姿を消すってことが許されるわけがないが、EUROとはこんなもん。
予選を戦ってたわけでもないし、プレッシャーもそうとうあったんだろう。
チームの精神的支柱でエースでもあるフレイがいなくなったことも響いたはず。
悪い時は悪いことが重なるってこと。
トルコはなんとか第3戦まで望みをつないだ。
あの豪雨がやんでくれたのがトルコに流れを引き寄せた。
スピードではトルコのDF陣は全くかなわない状態だったから、ちょっとでも回復したがプラスに働いた。
こちらは運を味方につけた。
この試合ではニハト、トゥンジャイの2トップ表記で、やっといけてるシステムに変えてきたかと思ったら、完全な2トップではなかった。
トゥンジャイは2列目からのチャンスメイクに徹し、機をみてゴール前に進出すつおいったパターン。
不慣れなポジションだが、意外とそつなくこなしてた。
トルコが良くなったのが、ニハトとセミフの2トップになってから。
これにトップ下のトトゥンジャイがうまく絡むとチャンスは広がっていった。
2試合見て、これが一番しっくりきてそうだし、ニハトもやりやすそうだから、これでチェコ戦には挑むべき。
DF面ではスピード不足をかなり露呈し、ここをチェコにつかれると勝負にならないような・・・。
バロシュ、シオンコにはかなり苦労しそう。
これにこのピッチコンディションで戦ったわけで、疲労も半端ではないはず。
トルコのGL突破はかなり厳しいものになりそう。

スコア 1-2

<得点者> 
スイス   H・ヤキン
トルコ   セミフ、アルダ
~愛丸's MVP~
トゥンジャイ(不慣れなポジションでしっかり仕事をすることができた。意外とトップ下で使える選手なのかもしれん)

チェコ-ポルトガル(EURO´08)

2008-06-12 11:19:04 | 各国代表戦
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
第1戦はどちらも勝利。
開幕戦ってこともあって、かなり慎重に戦ってた両チーム。
ここは自分たちのサッカーに終始してもらいたいものだ。
チェコはやっぱり守備重視でくるんだろうが、攻撃でも見せないとポルトガルにはかなわない。
細かいパスサッカーとロングボールでの攻撃がうまく絡みだすと、ポルトガルを苦しめることはできそう。
ポルトガルはサイドをいかに使えるかが鍵。
シモン、C・ロナウド、ナニ、クアレスマと誰を使っても一級品。
ここが押さえられたら苦しいか。
まだまだ元気いっぱいとは言えないC・ロナウドのコンディションがどこまで回復してるか。

第2戦ともあって、だいぶ両チーム、からだがほぐれてる感じがした。
攻撃に重きを置いてしっかり戦えてた。
チェコはコラーを外して、バロシュの1トップ。
これが的中した。
起点になるだけのコラーと違って、スペースに出てボールをキープすることができる。
クラブで全くインパクトを残せなかった今シーズンだったが、代表でのこの男の動きは違った。
ここまでやれるんなら、クラブでも結果を残せそうなのに・・・。
これに初戦でも活躍したシオンコがうまく絡んでかなりチャンスは作った。
スイス戦には出てなかったマテヨフスキが中盤から気の利いたパスをいくつも通し、攻撃サッカーを展開できた。
ただ、この流れの中からは点が奪えず。
プラシル、ボラクあたりももっと攻撃に絡んでこれてたら、得点できたかもしれん。
まだ一枚、チェコは何かが足りない。
ヤンクロフスキ、グリゲラと初戦よりはオーバーラップをするシーンは増えてたが、ポルトガルのサイドを意識してか、まだ物足りなかった。
守備では安定感はあったが、どうしてか3失点。
ポルトガルのうまさにやられた感が。
サイドをうまく封じ込めることはできてたが、中央でやられては元もこのない。
サイドプレーヤーを押さえることはできても、中央の選手がサイドに流れたときにうまく対応できてなかった。
第3戦はトルコ。
トルコがどんな状況で第3戦を迎えるかわからないが、必死で戦わなければならないことに変わりはない。
ポルトガルはこの勝利でGL突破をほぼ確実なものにした。
ドイツとはやりたくないだろうし、どうしても1位突破を狙ってくるはず。
コンディションが上がりきってなかったC・ロナウドだが、まだまだ完璧とは思えない。
それでも1得点、1アシスト。
先制点もこの男の抜け出しからだったことを考えると、なんだかんだで全ての得点にからんでる。
ってことは調子は完全に取り戻してるのか?
まだドリブルの切れ、スピードって点での爆発力が少ないように感じるから、これからもっとよくなってくるだろう。
そうなるとポルトガルは手が付けれなくなる。
デコ、シモンもまずまずだし、クアレスマの途中出場でごっつぁんゴール。
気持ちは乗ってきてるはず。
J・モウチーニョ、ペティもしっかりボランチの仕事をこなせてるし、最終ラインも安定してる。
リカルドがハイボールの処理にいささか不安はあるが、これはそんな問題ないだろう。
ただ、このGKの不安もあるんだろうが、セットプレーでの守備には問題あり。
失点したシーンもCKだったし、高さを活かされたFKでの危ない場面は多かった。
ここは大会内でうまく対応していかないといけない。
それにしても、デコのゴールってのはどうしてああリフレクトして入るのか。
あんなに至近距離からのシュートだったのに、ヤンクロフスキに当たってのゴールだったし、これはデコが好調な証拠かもしれん。
第3戦は使ってない選手をうまく使いながら、スイスと戦うことになるだろう。
ここで誰かまた活躍する選手でも出てきたら、前回大会よりのいい結果を残せるかもしれん。

スコア 1-3

<得点者> 
チェコ   シオンコ
ポルトガル デコ、C・ロナウド、クアレスマ
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(まだまだ絶好調じゃないとはいえ、3得点に絡む活躍。やっぱりポルトガルはこの男のチームなのか)