愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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スペイン-アメリカ

2008-06-05 21:39:11 | 各国代表戦
観戦日 6/5(木)       
 
愛丸’s チェック        
スペインはEURO前の最後の親善試合。
ここで全てをチェックしなくてはならない。
スタメンはもう決まってるだろうが、控えの選手をどう使っていくか。
点を取るかたちはできてるが、守備での不安はまだまだいっぱいある。
課題を見つけるもよし、しっかりその課題を克服するもよし。
しっかり守備ができてくるようになると、ほんとの優勝候補ってことになると思うんだが・・・。
アメリカはW杯予選に向けてのチーム作りの真っ最中。
イングランド、スペイン、アルゼンチンという強豪と親善試合ができるのはすごくでかいこと。
このアメリカにはオリンピック世代も入ってる。
日本と同グループだし、この若手には注目して見てみたい。

ビジャが打撲、イニエスタが腸炎と主力がここにきて離脱。
EURO本大会に影響がでるものではないんだろうが、この試したい時期にこの選手たちがいないのはでかい。
特にビジャはF・トーレスとのコンビってをここで見たかったはず。
4-1-4-1って布陣は確定してるが、どうしても点が欲しい状況だと、2トップにしてくるはず。
これがこの最後で見れないのは痛かったかも。
イニエスタの代役はS・カソルラ。
レンタル先のレクレでブレイクし、今シーズンはビジャレアルに戻ってさらに成長した。
この男がこの中に入ってどれぐらいやれるか。
正直、前半は全くイニエスタの代わりが勤まってなかった。
右でも左でもプレーできる選手だが、右にいた前半はなんのインパクトも残せなかった。
S・ラモスの上がりを気にして中に中に入ってくるのはわかるが、中にはセスク、チャビがいて、自分のプレーができてなかった。
これが後半、左に入ってからいつものプレーができるように。
フィニッシュにも絡んでたし、自分の仕掛けにも自信が感じられた。
ここで使うなら、イニエスタの代役は務まりそう。
デ・ラ・レッド、セナなんかを後半から試したが、このふたり、同時に使った方がよさそう。
セナはアンカーができるとは言え、ビジャレアルでもエグレンみたいな選手がいて活きてくる。
セナを使うならドブレ・ピボーテでいった方がいい。
この自慢の攻撃陣がしっかりパスを繋いで攻撃できたのは後半から。
ワンタッチのパス交換あり、いいとこでのスルーありで、魅力的な攻撃ができてた。
チャビがしっかり起点になり、いいアクセントがつけれたて。
スペインはなんだかんだいってもチャビのチーム。
問題は守備。
マルチェナがあまりにも不安すぎる。
お世辞にも世界レベルとは言えないアメリカの攻撃陣に唯一振り回されてたのがマルチェナ。
バレンシアではピボーテを任されることの多かった男をどうして代表のレギュラーCBに選んだのか。
これならアルビオルの方がよっぽどいい。
プジョルがここのカバーにばっかり気を取られると、スペインはえらい目に会うかもしれん。
それとカウンターでの守備にも問題ありあり。
ポゼッションを高め、S・ラモスも常時高い位置をキープしており、カウンターの餌食になるのはわかりきってる。
これをどううまく守っていくか。
もうすぐそこまで開幕が近づいてるってのに、まだまだ対策を練ることがたくさんあるように思えたが、果たして大丈夫なんだろうか・・・。
アメリカはダブルボランチのエドゥ、M・ブラッドリーがすこぶるよかった。
エドゥは攻撃面で、M・ブラッドリーは守備面で。
スペイン相手に戦えてた。
このふたりアメリカのオリンピック代表にも入ってくるだろうから、日本にとってはかなりの脅威。
トップにはアドゥもいるし、アメリカはオランダなんかよりも戦いにくい相手になりそう。
あのスペインにここまでやれるんだから、日本のそれもU-23なんかは簡単にあしらうことができるかも。
スペインは前半、F・トーレスを全く活かせず、グイサとの2トップにして点を取りに行くことはなかった。
親善試合なんだからなんだろうが、こういう行き詰った状態で誰がチームを奮い立たせるのか。
やっぱりラウルを代表に入れとけばよかったって事態になりそうな気がする・・・。

スコア 1-0

<得点者> 
スペイン   チャビ
~愛丸's MVP~
チャビ(今のスペインの攻撃を支えてるのはF・トーレスでもセスクでもなくこの男。あの得点シーンでの個人技には惚れ惚れした)