愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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フランス-イタリア(EURO´08)

2008-06-18 22:13:45 | 各国代表戦
観戦日 6/18(水)       
 
愛丸’s チェック        
まさかの勝ち点1ずつでの直接対決。
このEUROが始まる前まではこのどちらかが優勝するのでは?なんてことがよく言われてた。
それが、このどちらかが落ちてしまうかも。
ルーマニアの結果次第ではどちらも落ちることも考えられる。
突破を決めてるオランダがメンバーを落としてくるのは確実で、ルーマニアがノーチャンスってこともない。
そんなこといっても、ここを勝たないと何も始まらない。
どちらも全開で戦うはず。
どちらの攻撃力が相手を上回るか。

波乱に満ちた試合になった。
フランスはこの大会唯一見せ場を作れてたリベリが前半の7分に負傷退場。
アンリ、ベンゼマの2トップに、右ゴブ、左リベリと初めて攻撃的に出てきたフランスだったのに、その攻撃性もほんの数分しか見れなかった。
今のフランスからリベリを取ったら、8割がた魅力は落ちる。
それぐらいの中心選手。
リベリの代役はナスリでなんとかなると思ってたが、このナスリもほとんどプレーすることはなかった。
抜け出したトニをこの試合CBに入ったアビダルが後ろから倒して一発レッド。
ただ退場するだけならまだましだったが、このプレーでPKを献上。
踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。
10人になるは、先制を許すはで、フランスは完全に運に見放された。
DFが欠けたわけで、これで入ったばかりのナスリが交代。
これが後半の押し迫った時間とかだったら、攻撃的に振舞うため、ナスリをそのまま使い続けたんだろうが、前半だったし、kれもいたしかたない。
イタリアを口撃することしか頭になかったドメネクにばちが当たった。
この無能な監督にこの窮地を救う手立てはなく、あとは選手任せ。
完全なコンビとはいえなかったアンリ、ベンゼマが何度かチャンスを作るには作ったが、所詮、個人の力だけ。
イタリアの強固とまではいかないまでも、世界水準を超えてるDF陣には通用しなかった。
この試合、アンリより明らかにベンゼマんぼ方がよかった。
これがせめてもの救いか。
今後のレ・ブルーはこの男に託してもいい。
そのためにはこのGL敗退という情けない結果を受けて、監督を替えないと。
もう南アフリカW杯に目を向けなければならないわけで、契約が残ってるとは言え、この無能な監督には去ってもらわないと。
新生レ・ブルーに期待しよう。
イタリアはラッキーな形で先制し、しっかりフランスの攻撃を受け、いい時間に追加点を挙げ勝利。
あとはルーマニアの結果待ち。
スタジアムの雰囲気でGL突破を決めたのはわかった。
ドイツ同様、ここからイタリアは本領発揮することだろう。
でも手放しにこの決勝トーナメント進出を喜ぶわけにはいかない。
トニがあまりにも決定機を外しすぎる。
本来なら前半で4点は取れてた。
難しいクロスをトリッキーに合わせ、決まればスーパーゴールって惜しいシーンもあったが、GKとの1対1でも枠に飛ばせない。
このエースの不調につられてか、チームとしても10人のフランスからセットプレーでのみの得点。
もっと早い段階で勝負をつけれたように思うが、これがイタリアの戦い方と言えばそれまで。
結果至上主義ではこれで満足なのかも。
ただ、カッサーノには何かしらの可能性を感じた。
トップ下でよく動いてたし、よくボールを引き出してた。
周りとのコンビもまずまずだったし、トニの下にデル・ピエロ、カッサーノを置く4-3-2-1って布陣もおもしろいかも。
QFにはピルロが出場停止だが、ここはデ・ロッシ、アクイラーニのどちらかでなんとかなりそう。
周りをガットゥーゾ、アンブロジーニで固めれば守備ではなんの問題もない。
おそらく相手はスペインになるんだろうが、意外とスペインとは相性がいいかも。
やってみなきゃわからないが、イタリアはなんだかんだで上位に進出するのでは?
やっぱりあのブッフォンのPKストップで流れを引き寄せたような気がする・・・。

スコア 0-2

<得点者> 
イタリア   ピルロ、デ・ロッシ
~愛丸's MVP~
カッサーノ(ファンタジスタぶりを発揮。やっとこの男の才能がアズーリで見れるように。運動量もあっていいチャンスメイクをしてた)

オーストリア-ドイツ(EURO´08)

2008-06-18 20:21:12 | 各国代表戦
観戦日 6/18(水)       
 
愛丸’s チェック        
オーストリアは勝たないと決勝トーナメントに進めない。
ホストカントリーとして、スイスが早々にGL敗退が決まってたため、ここはどうしても上に行きたい。
相手がドイツだろうがどこだろうが関係ない。
ホームのサポーターを味方につけ泥臭く勝利を目指してもらいたい。
ドイツはクロアチアに敗れたとはいえ、ここはドローでもOK。
気持ち的にはだいぶ余裕を持って戦えることだろう。
オーストリアとは3月の親善試合で圧勝したことだし、普通にやれれば問題なく勝てる相手。
油断さえなければ圧勝もあるかも。
ただ、硬くなったり、相手を意識したりすると足元をすくわれるかも。

試合はオーストリアが攻め込むシーンもあったが、ドイツはこれをしっかり受けて最小得点差で決勝トーナメント進出を決めた。
1点しか取ることはできなかったが、試合内容では雲泥の差があった。
レーマンに冷や冷やする場面もなく、ヤンゼンを外してきたDFラインには落ち着きがあった。
攻撃的に振舞いたいからヤンゼンだったんだろうが、早いうちに弱点が見つかってよかったのでは?
決勝トーナメントであんな体たらくぶりを発揮されるより、このGLでダメさを披露してくれてドイツは助かった。
この試合では左にラームが回って、右にはフリードリヒ。
これの方が安定してる。
オーストリアの攻撃陣の厚みのなさと技術力の低さにも助けられたが、ここでしっかりやれたのは、この後に影響してくるだろう。
守備陣の安定は得られたが、攻撃ではまだまだミスが目立ちすぎ。
得点王を狙えると思ってたM・ゴメスはチャンスを一向に点に結び付けれないし、クローゼもまだ調子が上がってこない。
ポドルスキにしか得点の匂いがしないのは問題。
この試合はそのポドルスキも点は取れなかったが、やっとキャプテンが目覚めてくれた。
FKからこれまでの鬱憤を晴らすような豪快なシュートを叩き込んだ。
このEURO、FKが直接決まったのはこれが最初。
バラックはこれで勢いづくはず。
疲れってのが気になるが、優勝まではあと3試合。
ドイツ人なら疲れただのなんだの言わずに戦い抜くはず。
クロアチアとの兼ね合いで、このグループを2位で突破したことになったんだが、次の相手はポルトガル。
あのスピードとテクニックで攻撃を仕掛けてくるポルトガルをどう押さえ込むか楽しみだが、ドイツはこういう劣勢に立たされてるときの方が強さを発揮する。
トルコとやるよりはよかったかも。
ここからが本物のドイツのサッカーを展開してくれるはず。
オーストリアはやっぱり地の利だけではどうにもできななった。
ハルニクが試合前に、ドイツはちびってるみたいなコメントで挑発してたみたいだが、これは何の意味も持たなかった。
ドイツをイライラさせることもできず、自分たちを奮起させることもなかった。
時折見せるいい攻撃もエリアの前で止まってしまうし、これではゴールを奪うことは到底無理。
イバンシッツ、コークマツとふたりのテクニシャンもバイタルエリアまで進出するのがやっと。
トップに入った若いホッファーがもうちょっとしっかりボールが受けれれば局面も変わったんだろうが、ドイツDF陣の前になすすべなし。
これなら、キーナストを先発させた方がかたちは作れたかも。
このFWふたりにハルニクと昨夏のU-20W杯でそこそこ活躍した選手たちが、今後のオーストリアを引っ張っていくことだろう。
それを考えると、このEUROはいい経験になったはず。
この試合を裁いたのがM・ゴンサレスだったんだが、前半のうちに両監督を退席処分に。
こういうGL突破がかかった激しい試合で、監督が熱くなるのは必然。
それをいとも簡単に退席処分って。
試合がそこまで崩れなかったからよかったが、このレフェリーは何かやらかしてくれる。

スコア 0-1

<得点者> 
ドイツ   バラック
~愛丸's MVP~
バラック(眠れるキャプテンがやっと目を覚ましてくれた。これからもっともっと激しいプレーでチームを引っ張っていくはず)