愛丸のサッカー観戦記

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チェコ-ポルトガル(EURO´08)

2008-06-12 11:19:04 | 各国代表戦
観戦日 6/12(木)       
 
愛丸’s チェック        
第1戦はどちらも勝利。
開幕戦ってこともあって、かなり慎重に戦ってた両チーム。
ここは自分たちのサッカーに終始してもらいたいものだ。
チェコはやっぱり守備重視でくるんだろうが、攻撃でも見せないとポルトガルにはかなわない。
細かいパスサッカーとロングボールでの攻撃がうまく絡みだすと、ポルトガルを苦しめることはできそう。
ポルトガルはサイドをいかに使えるかが鍵。
シモン、C・ロナウド、ナニ、クアレスマと誰を使っても一級品。
ここが押さえられたら苦しいか。
まだまだ元気いっぱいとは言えないC・ロナウドのコンディションがどこまで回復してるか。

第2戦ともあって、だいぶ両チーム、からだがほぐれてる感じがした。
攻撃に重きを置いてしっかり戦えてた。
チェコはコラーを外して、バロシュの1トップ。
これが的中した。
起点になるだけのコラーと違って、スペースに出てボールをキープすることができる。
クラブで全くインパクトを残せなかった今シーズンだったが、代表でのこの男の動きは違った。
ここまでやれるんなら、クラブでも結果を残せそうなのに・・・。
これに初戦でも活躍したシオンコがうまく絡んでかなりチャンスは作った。
スイス戦には出てなかったマテヨフスキが中盤から気の利いたパスをいくつも通し、攻撃サッカーを展開できた。
ただ、この流れの中からは点が奪えず。
プラシル、ボラクあたりももっと攻撃に絡んでこれてたら、得点できたかもしれん。
まだ一枚、チェコは何かが足りない。
ヤンクロフスキ、グリゲラと初戦よりはオーバーラップをするシーンは増えてたが、ポルトガルのサイドを意識してか、まだ物足りなかった。
守備では安定感はあったが、どうしてか3失点。
ポルトガルのうまさにやられた感が。
サイドをうまく封じ込めることはできてたが、中央でやられては元もこのない。
サイドプレーヤーを押さえることはできても、中央の選手がサイドに流れたときにうまく対応できてなかった。
第3戦はトルコ。
トルコがどんな状況で第3戦を迎えるかわからないが、必死で戦わなければならないことに変わりはない。
ポルトガルはこの勝利でGL突破をほぼ確実なものにした。
ドイツとはやりたくないだろうし、どうしても1位突破を狙ってくるはず。
コンディションが上がりきってなかったC・ロナウドだが、まだまだ完璧とは思えない。
それでも1得点、1アシスト。
先制点もこの男の抜け出しからだったことを考えると、なんだかんだで全ての得点にからんでる。
ってことは調子は完全に取り戻してるのか?
まだドリブルの切れ、スピードって点での爆発力が少ないように感じるから、これからもっとよくなってくるだろう。
そうなるとポルトガルは手が付けれなくなる。
デコ、シモンもまずまずだし、クアレスマの途中出場でごっつぁんゴール。
気持ちは乗ってきてるはず。
J・モウチーニョ、ペティもしっかりボランチの仕事をこなせてるし、最終ラインも安定してる。
リカルドがハイボールの処理にいささか不安はあるが、これはそんな問題ないだろう。
ただ、このGKの不安もあるんだろうが、セットプレーでの守備には問題あり。
失点したシーンもCKだったし、高さを活かされたFKでの危ない場面は多かった。
ここは大会内でうまく対応していかないといけない。
それにしても、デコのゴールってのはどうしてああリフレクトして入るのか。
あんなに至近距離からのシュートだったのに、ヤンクロフスキに当たってのゴールだったし、これはデコが好調な証拠かもしれん。
第3戦は使ってない選手をうまく使いながら、スイスと戦うことになるだろう。
ここで誰かまた活躍する選手でも出てきたら、前回大会よりのいい結果を残せるかもしれん。

スコア 1-3

<得点者> 
チェコ   シオンコ
ポルトガル デコ、C・ロナウド、クアレスマ
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(まだまだ絶好調じゃないとはいえ、3得点に絡む活躍。やっぱりポルトガルはこの男のチームなのか)