愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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フィオレンティーナ-ウディネーゼ

2007-11-14 22:51:29 | セリエA
観戦日 11/14(水)       
 
愛丸’s チェック        
未だ負けなしのヴィオラ。
DFは安定してるし、攻撃陣も好調。
それになんと言ってもリベラーニの出来がいい。
ここから始まる攻撃がとても魅力的。
難敵ウディが相手とはいえ、ここアルテミオ・フランキではそんな簡単に負けることはないだろう。
ウディは強敵が相手になると、なんかやるチーム。
しっかり守ってカウンターを決めれれば、意外とあっさりのシーンも。
ユーベにも勝ってるし、もしかしたら・・・。

試合の主導権を握ったのはホームのヴィオラ。
好調な攻撃陣がこの日もなかなかの出来。
ヴィエリが先発ではなく、トップはパッツィーニ。
プランデッリはセリエではこの若者を先発で使うケースが多い。
この起用にしっかり応えてる。
ムトゥとのコンビもまずまずで、キープ力も日増しに良くなってきてる。
後はフィニッシュの精度か。
この日もいくつかチャンスはあったが、それを決めることができない。
あの1点だけだと。
中盤からリベラーニ、モントリーボと素敵なパスが供給されてるのに・・・。
ここら辺がうまく改善されてこないと、シーズンの大事な場面で働けなくなる。
トニという偉大なプリマプンタを早く追い越すような気持ちでやんないと、いずれは信頼を失うことになるかも。
この試合、右に入ったセミオーリに切れが感じられなかった。
左中心の攻撃になり、ウディは守ることに関して難しさを感じなかったはず。
両サイドからうまく攻撃しないと、ちょっと苦しい。
今のヴィオラの問題点は右サイド。
攻めるだけ攻めて、しっかり守られカウンターを食らい、2失点。
DFがそんなに悪かったわけではなかったので、しっかり点が取れてれば、この敗戦はなかったはず。
この試合でヴィオラは今季初黒星。
ここからズルズル行かなければいいが。
ウディはやっぱりここでも大物食いに成功。
あの安定した3バックは魅力的。
あれだけ攻め込まれても、ビックチャンスを与えたシーンは少なかった。
中盤以降の選手の守備意識がすごく高い。
チームとしての方針がしっかりできてる。
こういう戦い方はアウエー戦向き。
攻めさせてからのカウンターで点を取る。
このカウンターは前線にいる3人に任せっきり。
この3人がスピード、テクニックが豊富でこれがビシバシ決まる。
3トップのセンタータイプではないクアリアレッラがこのポジションの選手のコンディション不良でプリマプンタとしてプレー。
これが予想以上にうまくプレーしてた。
ディ・ナターレとのコンビもまずまずで、意外とここでやっていけるかも。
あとはペペがもっと機能してくれば。
スピードはあるんだが、どうもピリッとしない。
もうひとりぐらいスピードのある選手がほしい。
アサモアあたりをここで使っても面白いとは思うが。
見事なカウンターで2得点、これは立派なもんだった。
上位チームは今後ウディに注意しないと。

スコア 1-2

<得点者> 
フィオレンティーナ  パッツィーニ
ウディネーゼ     クアリアレッラ、ディ・ナターレ
~愛丸's MVP~
クアリアレッラ(不慣れなポジションでの起用だったが、この難しい仕事をしっかりこなし、勢いづける先制点をゲット。ここでもやっていけそう)

バーミンガム-アストンビラ

2007-11-14 20:16:14 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/14(水)       
 
愛丸’s チェック        
今節、2つ目のダーバーマッチ。
昨シーズンはバーミンガムが2部にいたため、2シーズン振りのバーミンガムダービー。
イースイーストほどの熱さはないが、それでもサポーターの熱気はすごかった。
バーミンガムはここ最近の不調から脱したいところ。
このダービーがいいきっかけになればいいが。
ビラはけが人も少なく、ほぼベストの布陣。
アウエーとはいえ、勝ち点3を狙ってくるはず。

試合はビラがペースを握ってた。
メンバーを考えても、やっぱりビラが上。
その有利な点を十分に活かしてた。
よかったのが、左サイドにいたA・ヤング。
何度もいい突破ができてた。
ここをカバーしてたS・ケリーはかなり手を焼き、見事な守備ってのは全く見せれなかった。
これにボウマが絡んできたりすると、もうバーミンガムの右サイドは崩壊状態。
それでも、ここから失点することはなかった。
中でそれなりに守れたし、M・テイラーがいいセーブを見せてた。
この守備がなかったら、酷い結果になってたかも。
カリュの高さ、アグボンラホールのうまさにうまく対応できてたから、やられることはなかった。
ビラは前が押さえられても、中盤のいい3人がいる。
誰が守備専門ってこともなく、S・ペトロフ、レオ・コーカー、G・バリーと機を見て、しっかり攻撃参加をする。
先制点はS・ペトロフが右サイドを突破ことから生まれた。
低いクロスを送ったら、リッジウェルがなんとクリアミスでOG。
ちょっと考えられないミスだった。
ここで一気に行きたかったとこだが、バーミンガムDF陣がよく耐えた。
そのがんばりが攻撃陣に届いた。
後半、フォルッセルを投入し、2トップにしてからリズムが生まれた。
いい流れで攻撃を組み立て、右からのデ・リッデルのクロスを、中でフリーになったフォルッセルがダイビングヘッド。
ダービーらしい熱いゴールだった。
このときのスタジアムの熱狂ったらすごいものがあった。
クロスを上げたデ・リッデルだが、かなりい仕掛けができてたんだが、最後がどうもうまくいかない。
もうちょっとやれる気もするが、現状はこんなもんなのか。
連携って面ではまだまだ。
連携ってことを考えると、カポも同じ。
いい感じで持ち上がって、味方をうまく使うってことまではいいが、パスを出してから自分が動いてない。
出し手と受け手の意思の疎通がなってない。
この辺が改善されると、カポはまだ点が取れると思うが・・・。
ドローが濃厚になってた80分すぎ、試合を動かしたのはビラ。
守備に廻る機会が多くなってたA・ヤングが左からのいいクロス。
これに反応したのが、ニアに入ってきてたアグボンラホールがそらすようなヘッド。
これがゴールのファーサイドに吸い込まれた。
アウエー席の盛り上がりはなんとも例えようがない。
これぞダービー。
ノースイーストも激しい熱いダービーだったが、ここバーミンガムのダービーも負けてなかった。

スコア 1-2

<得点者> 
バーミンガム   フォルッセル
アストンビラ   OG、アグボンラホール
~愛丸's MVP~
A・ヤング(スピード、テクニック、攻撃に関しては申し分なし。これが守備にまわっても申し分ない。イングランドにいい若手が出てきた)