愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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セビージャ-R・マドリー

2007-11-06 10:37:40 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/6(火)       
 
愛丸’s チェック        
前節、前々節でともにバレンシアに完勝した両チームの戦い。
セビージャは監督交代劇から好調を取り戻す。
マドリーはシュスターの攻撃サッカーが板についてきた。
どちらも攻撃主体でいい試合になりそう。
不安点はシュスターが監督になって、サンチェス・ピスファンでまだ無得点ということ。
レバンテ、ヘタフェだからってこともあるが、マドリーでもこういう事態が続くとなると・・・。

セビージャはここサンチェス・ピスファンだと攻撃性がより増す。
やっぱり右サイドからが主体。
D・アウベスの状態もだいぶ良くなり、もう心配はないだろう。
J・ナバスも殻を破ったみたいで、あの仕掛けは見事なもん。
カヌーテ、L・ファビアーノも右からのクロス、パスにはうまく対応できてる。
D・アウベスからカヌーテというホットラインがセビージャの得点パターンになりつつある。
カヌーテの高さをっていうより、足元、特にトラップの柔らかさを活かすようなパスから好機を演出。
自分で行くも良し、L・ファビアーノを使うも良し。
ここを押さえこむのはだいぶ至難の技。
カンナ、メッツェルダーはかなり苦労していた。
ここばかりに目が行きがちなとこを、今、セビージャを支えてるS・ケイタがやってくれた。
先制点はこの男のスーペルゴラッソなミドル。
パスなのかと思わせたとこを、豪快に叩き込んだ。
この点がこの試合を決めたと言っても過言ではない。
その直後に2点目が決まったときには、もう完全にセビージャのペース。
この後、カッシオ、クレスポとDFラインからけが人が2人も出て、マドリーの付け込む隙ができたが、ここをつくことはできなかった。
左SBにアドリアーノを回す厳しい状況だったが、守備機会でアドリアーノが目立つことはなかった。
後半はだらだらマドリーにお付き合いして、セビージャも決定機を逃すシーンが多かったが、これでも守りきったわけで良しとするか。
マドリーは最初にセビージャに押し込まれ、ペースがつかめないままだった。
ニステル、ラウルになかなか効果的なボールが入らず、頼みはホビーニョの個人技だけ。
マルセロともっとうまく絡んで仕掛けられればよかったが、セビージャの右サイドをケアするあまり連動した攻撃ができなかった。
ホビーニョ、マルセロの単独突破は同郷のD・アウベスがしっかり食い止めた。
好調グティからのパスもいつもほど通ることはなかった。
今のマドリーはここが機能してこないと、いい攻撃、得点の匂いがしてこない。
セビージャの左サイドが超不安になったにも関わらず、ここをつけなかったのは、グティを右に配してたことと、S・ラモスがドブレ・アマリージャで後半早々に退場したから。
S・ラモスの退場はほんとに痛かった。
サンチェス・ピスファンから大ブーイングを浴び、前半からかなりイライラしてた。
ちょっと若さが出たか。
2-0でしかも10人、厳しい状況だったが、シュスターは選手交代でまだまだ行くぞって気持ちをピッチに伝えなかった。
点を取るには必要不可欠なラウル、ニステルを交代。
過密日程で、なおかつミッドウイークにはCL。
休ませたい気持ちもわかるが、試合を投げるってのはどうだろう。
この選手交代が今後に響かないならいいが・・・。
この試合でもシュスターはサンチェス・ピスファンで得点できなかった。
いつになったら点が取れるのか。

スコア 2-0

<得点者> 
セビージャ   S・ケイタ、L・ファビアーノ
~愛丸's MVP~
S・ケイタ(もうすっかりセビージャの中心選手。このゴールがセビージャでの移籍初ゴール。これでもっと乗ってくるだろう)

ユベントス-インテル

2007-11-06 00:46:31 | セリエA
観戦日 11/5(月)       
 
愛丸’s チェック        
セリエの1位、3位対決。
元デルビー・イタリー。
ユーベがBに降格することがなかったら、元なんて言葉はつかなかったのに。
スタジアムもデッレ・アルピからオリンピコに。
それでもあの独特の雰囲気は変わらず。
守りあいにならないことを望む。
ユーベ-ミランからがっかりするような試合になるかもしれんが、インテルが相手となると、そういうこともないだろう。

ユーベはインテル相手にしっかり守れてた。
レグロッターリエ、キエッリーニのCBコンビで不安もあったが、ここ数試合このふたりでこなしてるわけで、安定感はそれなりにあった。
このCBコンビを崩せなかったインテルの攻撃陣もどうかと思うが、ここに関しては合格点。
ボランチのふたりもなかなかだった。
インコントリスタとしてふたりともよくやった。
ノチェリーノが早い段階でカルテッリーノ・ジャッロをもらい激しく行きづらくなってたが、そこはザネッティとうまく連動してしっかり守備できてた。
ユーベはやっぱり守備からのチーム。
ここでリズムを作り、攻撃へ展開。
攻撃はもうトレゼゲ、デル・ピエロ、ネドベド頼み。
それにかの試合では右のサイドハーフに入ってたパラッディーノが効いてた。
ドリブルが魅力的で、好機を演出。
ただ、中に入ってくるドリブルが目立ち、これがもっと縦に突破できてたら、まだチャンスは増えてた。
ここは経験か。
ネドベドも中に入ってのプレーが多く、ピッチの幅を使った攻撃ができてなかったのが残念。
ヤクインタをはなっから使った方がいい攻撃ができると思うんだが、ここは元デルビー・イタリー、デル・ピエロを使わずにはいられなかったのだろう。
往年の切れがなく、見せ場はFKぐらい。
この男の使い方が今後のユーベの課題か。
インテルはいつもの爆発的は攻撃は見られなかった。
J・クルスは絶好調のプレーを見せてたが、ズラタンはいまいち。
オリンピコ全体からのブーイングがこたえたか。
こんなんでめげる選手ではないと思うが・・・。
シーズンも始まって2ヶ月が経過し、ほぼ休みなく試合に出てたわけでこういうビッグマッチでその疲れが顕著に出たか。
そろそろお休みを考えた方がいいかも。
中盤の選手にもいまいち切れが感じられず。
カンビアッソは攻守にいいとこで顔を出し、サネッティはいつもの活躍だったが、フィーゴに切れが感じられず。
この男からのチャンスが生命線みたいになってたから、ここが押さえられると。
何度も削られ、イライラ感がそうとう募ってた。
こうなるといいプレーはできない。
ユーベの術中にまんまとはまった。
守備はこれといって崩れることもなく、可もなく不可もなく。
マテラッツィがまだ帰ってこれないが、サムエルがそこはしっかりカバー。
ローマであれだけやれてた選手だからこれぐらいはやってくれて当然。
それにしても、ほんとこの試合のインテルからは魂が伝わってこなかった。
それでも負けないんだから強い証拠だろう。
この前半戦最大の山場をしっかり乗り越えたから、また突っ走っていきそうな予感。
ユーベが止めれないとなるとどこがインテルを止めるのか。
もはやセリエには敵はないのか。

スコア 1-1

<得点者> 
ユベントス   カモラネージ
インテル    J・クルス
~愛丸's MVP~
ザネッティ(古巣相手にしっかりアピール。ユーベで今はなくてはならない存在に。もうちょっと攻撃での貢献が目立てば)