愛丸のサッカー観戦記

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スペイン-スウェーデン(EURO予選)

2007-11-19 16:39:39 | 各国代表戦
観戦日 11/19(月)       
 
愛丸’s チェック        
このグループで1、2位の両チーム。
この試合、引き分けでも北アイルランドの結果次第では両チーム予選突破できる。
そうなると、あまり激しい打ち合いは期待できない。
ただでさえ、代表に興味が少ないスペインだし、観客も盛り上がるかどうか。
スペインの奮起がこの試合をおもしろくするかどうかかかってる。

試合はスペインが華麗なサッカーを披露してくれた。
この試合でのスペインのシステムは4-1-4-1。
ディフェンスは右からS・ラモス、プジョル、マルチェナ、カプテビラ。
アルベルダのワンピボーテにその前にイニエスタ、チャビ、セスク、D・シルバ。
で、ビジャのワントップ。
この中盤のメンバーは世界でも指折りの豪華メンバー。
この豪華メンバーが見ていて楽しいパスサッカーを披露してくれた。
かなりのポゼッションで、おもしろいようにパスが回った。
ショートからロングまで、誰がパスを出してもミスが少ない。
ワンタッチでのパス回しにスウェーデンDF陣は何もできなかった。
このパスサッカーで一番切れが感じたのがチャビ。
バルサではイニエスタ、デコのかげに隠れて、どうも最近調子が上がってきてない印象だったが、やっぱりチャビはチャビ。
ペップの後継者って言われてただけのことはある。
2点目に繋がったカプテビラへ出したあのスルーは痺れた。
エンジェルパスってまさのこのこと。
カプテビラは猛然とダッシュするわけもなく、足を合わせるわけでもなく、自然なスピードでボールに追いつきダイレクトのクロス。
これを中に入ってたイニエスタがこれまたダイレクトの左足シュート。
イサクソンのニアサイドを豪快にぶち抜くゴール。
この一連の流れでのゴールは今季ナンバー1かも。
この試合での勝利でスペインは本大会出場が決定。
スペインはこの日のサッカーができればEUROの本大会でもそろそろ下馬評通りの結果が残せるかも。
できれば2トップで望んでもらいたいが、中盤の豪華さを考えると、これでもいいような。
相手に合わせてサッカーができれば、ほんとに上まで行けそう。
舞台はサンチャゴ・ベルナベウだったんだが、後半に入り、スタンドからラウルコールが。
ここでアラゴネスおじいちゃんはなんとタムードとアルビオルをアップさせる。
このふたり、ファーストネームはラウル。
おじいちゃんの軽いジョークなのか、それともラウル復帰説を吹き飛ばすためのアピールなのか。
こんなことができるぐらいスペインは余裕があった。
スウェーデンはどこか気持ちが入ってなかったような。
北アイルランド、デンマークとの差がそれなりにあるから、ここでの敗戦もそんなに痛くないとはなっから感じたくさい。
ズラタンもインテルではあまり見られないようなトラップミスをしてみたり、攻撃、守備ともピリッとしなかった。
セットプレーでは高さ勝負で勝てるはずだったのに、一工夫されたものには、なかなか対応できなかった。
これがスウェーデンの実力ではないはず。
もっとコンパクトにしっかりカウンターができるはず。
開始早々、カウンターからビッグチャンスを作ったのに、ロセンベリが決めれず。
サンチャゴ・ベルナベウでマドリー戦の仕返しをって張り切ってたらしいが、空回りだった。
ここで点が取れてれば、流れは変わったのに。
ズラタンの頼れるパートナーが見つからないと、本大会では厳しいかも。

スコア 3-0

<得点者> 
スペイン   マルチェナ、イニエスタ、S・ラモス
~愛丸's MVP~
チャビ(あのパスセンスはさびてなかった。バルサでの出来とは大違い。この調子をバルサに持ち帰ったら、バルサはえらいことになる)