愛丸のサッカー観戦記

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フィオレンティーナ-ナポリ

2007-11-03 22:03:07 | セリエA
観戦日 11/3(土)       
 
愛丸’s チェック        
好調なチーム同士の戦い。
ナポリは昇格してきたチームの中で一番輝いてるチーム。
しっかり守備をして早いFWを使ってのカウンターが主体。
これが見事にはまってる。
強敵相手にもこのサッカーが披露することができるか。
ヴィオラも絶好調。
ミランが不甲斐無い試合に終始している今、ヴィオラをビッグ4に入れてもいいぐらい。
あの攻撃が炸裂すれば、大差の試合も。

ヴィオラはヴィエリがセリエ今季初先発。
UEFAでは全試合に先発してるみたいだが、やっぱりセリエで爆発してもらいたい選手。
交代出場だけで2得点。
先発で起用され続けたパッツィーニも2得点。
これを考えると、先発で使われてもなんらおかしくない。
このベテランをプランデッリはしっかりコントロールしてる。
戦う気持ちが全面に押し出され、なおかつ自己犠牲のプレーも目立つようになってきた。
ムトゥ、ヨルゲンセンとのコンビもまずまず。
先制点のシーンもこの3人で取ったもの。
左サイドでムトゥがDF3人をかわし、グラウンダーのクロス。
このボールにヨルゲンセンがニアに入ってきてつぶれ、ファーでフリーになったヴィエリが冷静に左足でレテ。
ヴィオラは3人ぐらいのパス回しで局面を打開し、ナポリはこれにだいぶ手を焼いていた。
組織だったいい攻撃。
特に右サイドでこういう崩しが目立った。
DF面ではなんといってもフレイ。
これだけ安定したGKがいてくれると、DFラインも守りやすいだろう。
決定機をいくつか作られたが、どれも点に結びつかなかったのはフレイがいてくれたおかげ。
以前にも書いたが、この男がレ・ブルーの正守護神じゃないのが不思議。
ドメネクはちゃんと試合を見てるのか?
ナポリはこの試合落としはしたが、いい内容だった。
不運でゴールを取り消されなければ同点だったのに。
良かったのは、今イタリアで注目されてるラベッシ。
あのスピードに乗ったドリブルはなかなか止められるもんじゃない。
センターライン付近からドリブルを開始し、しっかりマークについてるDFを振り切ってゴールエリアまでいったシーンは圧巻だった。
この男についたDFは誰もからだを前に入れれなかった。
スピードだけでなくテクニックもすばらしい。
サン・ロレンソで輝き放ったあのプレーにかなり近づいてきてる。
あとは点がほしいところ。
ソサといういいパートナーがいるが、この試合に限ってはソサんはつきがなかった。
3度の決定機をどれもものにできず。
ふたりのコンビが悪いというわけでもないから、運が向けばしっかり点は取れるんだろう。
いつかそういう試合を見てみたい。
1-0というスコアの試合だったが、なかなか見応えのある試合だった。

スコア 1-0

<得点者> 
フィオレンティーナ  ヴィエリ
~愛丸's MVP~
フレイ(ソサのドフリーのティロを見事な反応でストップしたシーンは鳥肌もんだった。ヴィオラの好調を支えてるのはこの男かも)