愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ポルト-マルセイユ

2007-11-08 22:30:48 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/8(木)       
 
愛丸’s チェック        
CLではそれなりの両チーム。
ポルトは負けるサッカーはしないが、しっかり勝ちきれるサッカーもできてない。
頼れるトップが未だ不在で、クアレスマの切れ頼み。
ルチョがけがしたみたいで不安は募るばかり。
ここはホームだし、そういう不安を一蹴してもらいたいが・・・。
マルセイユはアンフィールドでリバプールを撃破するなど、CLでは好調。
しかし、リーグアンでは2勝しか上げれず、下から2番目の順位。
この試合ではどちらのマルセイユが顔を出すか。

ポルトホームの試合なのに関わらず、ペースを握ってたのはマルセイユ。
リーグ戦が絶不調のチームだとは思えない。
ニアングのスピードに、ナスリ、ヴァルビュエナのテクニック、ボール支配でもポルトを上回った。
これに左サイドのアイウェが好調。
この男、まだ17歳。
とてもそんな若者とは思えないぐらい堂々としたプレーっぷり。
ここでの仕掛けが効いていたため、ボジングアが攻撃に転じることが全くできてなかった。
縦への突破はたいしたものだったが、ここからのクロス、ラストパスっていう点ではまだまだ。
ここらへんの精度が高まれば、いいサイドアタッカーになれそう。
ナスリ、ヴァルビュエナと個々ではいい仕事ができてたが、このふたりが絡んでの突破が見れなかったのが残念。
いいものを持ってるふたりだけに、うまく連動して崩せれば、早い時間に点が取れたかも。
どうにもマルセイユは後手に回ってた。
試合を支配してただけに残念。
ポルトはルチョの離脱が響いたのか、どうも中盤でうまくコントロールできない。
サイドへ展開しても、仕掛けるだけでストップ。
こうなると、個人での打開にかけるしかない。
期待のクアレスマはなんだかパッとせず、L・ロペス、セクティウィのどちらかに頼るのみ。
ここでセクティウィがやってくれた。
センターライン付近からドリブルを開始し、まずふたりを突破。
L・ロペスがダイアゴナルへのオフ・ザ・ボールの動きで開いたCBの間を果敢に突破し、マンダンダもかわしてゴール。
喉から手が出るほどほしかった先制点をゲット。
この先制点でチームプレーといえば、L・ロペスの動きのみ。
個人に頼って、個人でしっかり点が取れた。
後半早々に追いつかれ、それ以降もなかなかペースを掴めないでいたが、帰ってきたポスチガの投入から徐々に流れが変わってきた。
チーム全体にこの試合勝つという気持ちが芽生えた。
監督がピッチに出したメッセージをメンバーが受け取った。
マルセイユの拙攻にも助けられ、右サイドに回ってたクアレスマのクロスをL・ロペスがどんぴしゃのヘッドで勝ち越し。
ホームでしっかり勝ち点3をゲットした。
リバプールがこれから息を吹き返してきそうな雰囲気があるので、ここでの勝ち点3はでかい。
この両チーム、リバプール戦を残しており、この試合がGL突破の鍵になりそう。
ベシクタシュが眠りから覚ましたばっかりに、更に混戦模様になりそう。

スコア 2-1

<得点者> 
ポルト   セクティウィ、L・ロペス
マルセイユ ニアング
~愛丸's MVP~
L・ロペス(本職ではないトップを見事にこなしてる。トップに必要な得点もマーク。本職のサイドでもこの活躍を期待)

インテル-CSKAモスクワ

2007-11-08 20:18:17 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/8(木)       
 
愛丸’s チェック        
CLでも完全に調子を取り戻したインテル。
スロースターターのインテルがここにきてもうエンジンに点火した。
ただ、フィーゴがひ骨骨折、スタンコビッチが捻挫と攻撃的なMFのけがどう響くか。
フィーゴはいいアクセントになってただけに得点力不足に陥らなければいいが。
CSKAはもうCLが危ない状況。
ジュゼッペ・メアッツァだからといって守りにまわる展開は許されない。
どういう状況であれ、勝ち点3が必要。
ブラジルトリオの爆発に期待。

試合はやっぱりホームのインテルが主導権を握る展開。
守備的な選手が多いスタメンでどうなるかと思われたが、今のインテルにそんな心配は必要ない。
中盤は右からサネッティ、ダクール、カンビアッソ、マクスウェル。
こうなると、前のふたりとうまく絡んでくるのはカンビアッソぐらいか。
あとはマイコンのオーバーラップ。
この辺でしっかりボールをキープでき、ズラタンに渡ればあとはなんとかしてくれる。
ユーベ戦みたいにブーイングでイライラすることもないだろうし、いつものパフォーマンスなら簡単に点は決めれるだろう。
が、CSKAはアキンフェエフが帰ってきた。
次代を担うこのGKがインテルの前に立ちはだかると、やっかいなことになるかも。
と、いろんなことを考えてたら、なんとCSKAが先制。
ジョーが持ち込み、一回V・ラヴに当て、そのボールを強烈な左足ミドル。
J・セーザルも飛ぶのが精一杯。
見事なゴールだった。
びっくりしたのはこれで終わりではない。
次の点もCSKA。
カウンター一発でV・ラヴがDFふたりを抜いてゴール。
これで0-2。
CSKAは願ってもない展開に持ち込めた。
あとは自慢のロシア勢中心の守備ブロックがしっかり守ってくれれば・・・。
と、思った矢先、あの2点目のゴールの1分後、インテルはFKからズラタンがファーでフリーになり、右足のハーフボレーで1点差に。
ここにインテルの強さを見た。
まだCSKAがリードしている状況だが、なんだか追いつかれたか、逆転されたかのような雰囲気に。
こうなると、インテルは畳み掛けてくる。
クレスポ、カンビアッソのアルゼンチンコンビであっさり同点ゴールを。
気持ちで完全に勝ったゴール。
インテルは今は個に頼ってた不安定なチームではない。
全員がしっかり同じ方に連動してる列記ととしたチーム。
このままドローで試合は進むかに思われたが、後半、CSKAはトップで効いていたジョーがなんらかのアクシデントで交代。
インテルDF陣はだいぶ楽になった。
V・ラヴひとりをマークしてればいいわけで、ここで作ったいい流れが攻撃にも転じた。
CKから低いボールをJ・クルスがヒールで流して、後ろから入ってきたカンビアッソがダイレクトボレー。
DFふたりにつかれながらいとも簡単に振り返り、強烈なミドルを叩き込んだズラタン。
主役が揃って、CSKAに圧勝。
このCLで2点のビハインドを跳ね返すチームはそうはいない。
ビッグイヤーを掲げるチームにふさわしいチームかも。
CSKAはジョーの交代が響いた。
後半もピッチに立ち続けていたら、こんな結果にはならなかったはず。
2点のリードを守れなかった守備陣にも不満。
昨シーズン、アーセナルを2試合完封したあの冷徹で鉄壁の守備はここにはなかった。
アキンフェエフもまだトップフォームではない。
もうCLで上に行くのは諦め、3位になるように頑張ってもらいたい。

スコア 4-2

<得点者> 
インテル     イブラヒモビッチ×2、カンビアッソ×2
CSKAモスクワ ジョー、V・ラヴ
~愛丸's MVP~
カンビアッソ(守備にまわってもしっかり仕事をかなし、2トップとの絡みも最高。2列目からの攻撃参加は圧巻だった)

バルセロナ-レンジャーズ

2007-11-08 17:40:47 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/8(木)       
 
愛丸’s チェック        
前節はアイブロックススタジアムで攻めに攻めてのスコアレスドロー。
バルサがカンプ・ノウでもこのような事態に陥ることはないと思うが。
リーガでの好調ぶりなら問題ないだろう。
ホナウジーニョにもあの笑顔が戻ってきたし。
レンジャーズはまたあのガチガチのサッカーを繰り返すだけ。
前節がそうとう自信になってるはず。
ここでもあの守りきるサッカーができれば・・・。
スコットランドは国を挙げて守るサッカーをやろうとしている。

試合は、リーガでの調子そのままにバルサがバルサのサッカーを90分展開。
こうなるといくら守備に重点を置いたレンジャーズでもどうにも太刀打ちすることはできない。
笑顔いっぱいのホナウジーニョ、切れきれのメッシ、得点感覚の戻ってきたアンリ、このトリデンテを止めれるチームは世界にはそうはない。
この攻撃に立ち向かうには、これ以上の攻撃しかない。
そうなるとレンジャーズは全くの論外。
ほんとバルサのサッカーをただただ堪能する90分。
前半の早いうちに先制できたのがこうなった要因。
あの得点でレンジャーズは全てが狂ったんだろう。
もうあの攻撃に耐えるのが精一杯。
バルサは高いポゼッションでボールをよく動かし、隙ができると一気にスピードアップ。
いくらDFに9人裂いても、このバルサは押さえられない。
ほんと、このあいだのベティス戦から強いバルサが戻ってきた。
ホナウジーニョとメッシが織り成すファンタジーはもうDF陣まで観客かのようにただただ見てるだけ。
2点目はそのふたりのワン・ツー突破から。
アンリからボールを受けたホナウジーニョがメッシとの高速ワン・ツーで抜け出し、トーキックのシュート。
これはGKマクレガーがなんとかセーブしたが、メッシの前に転がりなんなくゴール。
まさにこれがバルサの得点。
笑顔の戻ったホナウジーニョとメッシのコンビを止められるDFは今、この世にはいないかも。
ただ不思議とホナウジーニョもメッシもアンリとのワン・ツーは試みない。
アンリから仕掛けることもない。
これは決まりごとなのかどうか。
アンリまでこのファンタジーに参加しだしたらバルサはモンスター級のチームになる。
バルサではプジョルの活躍も目立った。
ベティス戦の途中から試された右SBでの先発。
ひとむかし前の主戦場。
このポジションで活き活きとアップダウン。
魂のクロスも見せてくれて、さすがプジョルってシーンを何度も堪能できた。
今後、ザンブロッタが帰ってくるまではこのオプションで行くのか。
レンジャーズは早い段階の失点でやることが全てパーに。
守備中心で行くチームが点を取りに出れるわけがない。
バルサが1点を取って守りに入るわけもなく、終始攻められっぱなしで、点を取れる雰囲気はゼロ。
これは仕方ないこと。
最後の最後に地元スペインでノボがいいダイレクトボレーを見せてくれたのが、攻撃の唯一の見せ場。
とにかく、このグループでは守備を固めてやっていくしかない。
自分たちのサッカーを貫ければなんとかなるかも・・・。

スコア 2-0

<得点者> 
バルセロナ   アンリ、メッシ
~愛丸's MVP~
ホナウジーニョ(これだけ笑顔溢れるプレーに終始するとチームも乗ってくる。メッシもつられて楽しそうにプレー。楽しむことが一番の武器)

リバプール-ベシクタシュ

2007-11-08 14:48:45 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/8(木)       
 
愛丸’s チェック        
CLで後がないリバプール。
アンフィールドでこのゲームを落とすようなことがあると、絶望的。
ドローでも終わりの状況。
前節みたいにベシクタシュが思いの他いいサッカーを展開してきたら、ここでも厳しいかも。
ベシクタシュはあのサッカーをやるだけ。
しっかり守って勝ち点1でも持って帰れれば。

リバプールは前節有効的だったクラウチを先発。
パートナーはボロニン。
これがこの試合でもかなり効果的だった。
ベシクタシュのDF陣、特にディアッタはこの長身FWにただつくだけで、しっかり押さえ込むことはできななった。
キャプテンのI・トラマンも179cmの身長でやることはやったが、どうにもならなかった。
ここでリバプールがよかったのはクラウチの高さってのをうまく囮にできたこと。
ここに集中させ、両サイドからいい攻めができた。
先制はそのクラウチ。
高さ勝負で取った点ではない。
それでもあの長い足でのフェイントからDFを抜き、長い足でのシュート。
これは一度はH・アルカンがセーブするも、そのこぼれをもう一度クラウチが蹴りこんだ。
今のリバプール、先制すると強さが倍増する。
いつもはなかなか点が取れず、後手後手に回って、相手に点を取られるか、そのままスコアレス・ドローってパターン。
それがこの試合はいい形で先制したもんだから、チーム全体が乗った。
ここからアンフィールドはお祭り騒ぎ。
右のサイドで効果的な動きを見せていたベナユンがボロニンからのクロスをいいトラップからのボレー。
この2点目でリバプールは気持ちが落ち着いた。
ここまでの3節、不甲斐無い試合を続け、サポーターを満足させることができなかったチームが一変。
後半はベシクタシュの緊張の糸も切れ、歴史的なゴールラッシュ。
ベナユンはハットトリックを決めるし、キャプテンジェラードもこれに乗り遅れず、バベルも2トップの一角で起用され2得点。
最後は先制点を挙げ、ラファにも認められたであろうクラウチが決めた。
しめて8得点。
これはCLの記録。
前節アーセナルが7得点、今節はリバプールが8得点。
次節はユナイテッドかチェルシーが9得点しちゃうんじゃないか?
プレミアのサッカーがいかに攻撃的か、これで証明された。
相手のやる気が削がれたからといってもやっぱり8得点は立派。
これでリバプールは波に乗っていけそう。
それにしても、クラウチの先発起用、バベルのトップ起用、ラファの思惑がずばずば的中。
これでリバプールのオプションが増えた。
これからのリバプールが楽しみ。
ベシクタシュはこれまでいいパフォーマンスで、このグループを引っ張ってきたが、ここで誤算。
ただ負けるだけとはわけが違う。
今までやれてきたっていう自信が、過信に変わってたのかも。
この敗戦で落ち込むことなく、しっかりチームが引き締まれば、これまでの戦いができるはず。
気の利いたいい選手が揃ってるので、あとは気持ちの問題。
それとFWにも多少問題が。
もうちょっと頼れる選手がほしいところ。
中盤にテージョがいたら、ここからのパスでなんとか局面を打開できるかもしれないが、個人でもっと仕掛けれる選手がほしい。
ただ守れるだけでは勝つことはできない。
もうちょっとこのグループを引っ掻き回してもらいたい。

スコア 8-0

<得点者> 
リバプール   クラウチ×2、ベナユン×3、ジェラード、バベル×2
~愛丸's MVP~
ベナユン(切れきれのベナユンをリバプールで初めて見た。っていうかプレミアに来てからも初めてかも。ラシン時代の輝きがあった)

シャルケ04-チェルシー

2007-11-08 11:11:08 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/8(木)       
 
愛丸’s チェック        
完全に調子を取り戻したチェルシー。
プレミアでは5試合連続での無失点試合。
ここまで守備が安定してくると、いくらホームといえども、シャルケは非常に厳しい。
シャルケはブンデでかなり調子を落としている状況。
それにエースクラニィが故障で離脱中。
この現状をどう打破するか。
若手の奮起に期待するしかない。

シャルケはこちらの期待を裏切った。
見ていてわくわくするようなサッカーを展開。
ブンデで最下位のチームに四苦八苦してるチームのサッカーとはとても思えなかった。
トップのラルセンはさておき、中盤、SB、攻撃に参加してくる選手たちはそちゃもう見事なもんだった。
特に良かったのが、ラキティッチ。
今シーズンバーゼルから加入してきたクロアチアの19歳。
とても19歳とは思えないし、それに新加入とも思えない。
ここにボールが入ると、落ち着くし、なおかつここからの展開が魅力的。
右のアザモア、ラフィーニャを使うもよし、左のエジル、ヴェスターマンを使うもよし。
かなり効果的な攻撃になった。
チェルシーはここがなかなか押さえ込めず。
ここにばっかり気が行くと、エジルがいいドリブル突破から仕掛けたり、右からラフィーニャ、左からヴェスターマンがいいオーバーラップをする。
押さえるべき箇所が多くて、チェルシーは守備に追われっぱなし。
うまく守っても、CK、FKを取られ、このセットプレーでもピンチは続いた。
何度も決定機を作りはしたが、点はなかなか奪えなかった。
クロスバー、ポスト、運にも見放された。
ここで、これだけいい中盤、SBの攻撃がありながら、トップのラルセンがいまいち。
クラニィだったらと思うと・・・。
シャルケはここの補強がうまくいってたら、こんな苦労することはなかったかも。
守備ではもうジョーンズにつきる。
中盤の底で文句なしの働き。
この男がここでしっかりディフェンスしてくれるおかげで、シャルケDF陣はゆったり守ることができた。
トップに入る前につぶしてくれるから、ドログバ、J・コール、マルダといい働きはできなかった。
この試合、ほんとシャルケは若手が想像以上の活躍をし、ヴェスターマンなんかは普段やらない左SBで開花。
シャルケはなにかを得たはず。
ローゼンボリ、シャルケ、今節の試合ができたら、上でもそれなりに戦っていける。
チェルシーはほんとあの中盤、SBに手を焼き、守備に廻る機会が多すぎた。
それでも失点しなかったのはさすがチェルシー。
不安な要素は数多く見られたが、ここでは目をつぶろう。
ちなみにいくつか上げてみると、ベレッチの守備、アレックスの足元の技術、マケレレの衰え、このクラスでの戦いだからよかったが、8、4といくとこれは致命傷になり兼ねない。
早急に策を施す必要がある。
攻撃でも、ランパードが押さえ込まれ、ドログバにボールが入らないとチャンスは生まれない。
J・コール、マルダがもっと積極的に仕掛けないと。
この試合、チェルシーはドローでも痛くも痒くもないわけで、負けなかったってことで御の字。
課題も見つかったことだし、いい試合になたことだろう。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ジョーンズ(中盤でのファーストアッタク、両サイドのカバーリング、ここってときの攻撃参加、どれも見事だった。)

バレンシア-ローゼンボリ

2007-11-08 01:19:28 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/7(水)       
 
愛丸’s チェック        
前節、まさかの敗戦を喫したバレンシア。
監督もクーマンに代わり、ここはサクッと勝ってGL突破を目指してもらいたい。
ここでも躓くようなことがあると・・・。
ローゼンボリはしっかり守って勝ち点1でも御の字。
前節の勝利でいい感じで望めるはず。

試合は完全にアウエーローゼンボリペース。
完璧な試合運び。
バレンシアにサッカーをやらせず、なおかつ自分たちは自分たちのサッカーでしっかり得点。
あの自陣からボールをつないで、相手を手玉にとるようなサッカーは見ていて楽しささえ覚えた。
それにあのカウンター。
チームの意思統一がしっかりとれてる。
いいときのバレンシアもこんなカウンターができてたな~。
選手ひとりひとりの技術が高いのもローゼンボリのいいところ。
ノルウェーリーグで5位だなんて考えられない。
トップのイベルセンは強いし、コネはうまいし早い、左のトラオレはスピード豊富だし、スケルブレッドは守備力も攻撃力も水準以上、テッテイ、サパラのセンターは気の利いたボランチ、もう非のうちどころがない。
っていうか、バレンシアが酷すぎた。
ローゼンボリはバレンシアに対して怖さを全く感じず、逆にやりやすさを感じてたはず。
このチーム状態なら、トーナメントに行ってもそれなりにやれるかも。
バレンシアに関してはあたたかい目で見守ろうと決心したんだが、こんな試合を見せられると、どうしていいか・・・。
ダメな部分ばっかり。
ビジャ、M・フェルナンデスが帰ってきて、今までのような醜い試合はないだろうと思ったのに。
ふたりが帰ってきたところで、守備がざるだとどうにもなんない。
アジャラの穴は一生埋まりそうもない。
それとヒルデブラント。
デビューしたての頃は若いいいGKだと思ったが、バレンシアでプレーしているこいつは並以下。
2失点目は完全にミス。
CKからのボールをキャッチにいって、手に触ることもできず、後ろのイベルセンにヘッドで決められる始末。
この失点がなかったら、まだ気持ちもつながったろうに。
この2失点目でジ・エンド。
この試合だけでなく、今シーズンのCLからもさようなら。
クーマンは練習を1回しか見てなくて、この大事な試合だったわけで責められることはできない。
ちゃんとやれんかった選手たちが悪い。
ビジャはまだ完調じゃないし、ホアキン、ビセンテは仕掛けるだけ仕掛けて取られる始末。
中盤でのパス回しも雑だし、DFラインもしっかり守れない。
もう今シーズンは全て調整試合。
こんなパフォーマンスを続けられても、見ているこっちがつらくなる。
何かないともうどうしようもない。
ここはコパ・デルレイでも獲ってもらおうか。
メスタージャで振られた白いハンカチが全てを物語ってる。
一緒に振りたい気持ちだった。
今シーズン、すっごく長いものになりそう・・・。

スコア 0-2

<得点者> 
ローゼンボリ   イベルセン×2
~愛丸's MVP~
テッテイ(この男がバレンシアの息の根を止めた。いいポジショニングで攻撃を早い段階でストップ。ぜひ来シーズンはバレンシアでプレーしてほしい)