愛丸のサッカー観戦記

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アーセナル-マンチェスターU

2007-11-05 21:16:27 | プレミアリーグ
観戦日 11/5(月)       
 
愛丸’s チェック        
プレミアでの1位、2位対決。
好調なチーム同士のビッグマッチ。
アーセナルはリバプール戦に次ぐ強豪相手。
ユナイテッド相手に無敗を維持することができるか。
ユナイテッドは昨シーズンアーセナルにはダブルを献上。
今シーズンはこういう失態をせずにプレミアを制覇したいところ。
強豪チーム同士の試合によくある、引いて守備を意識しすぎるサッカーだけはみたくない。
この両チームのいいとこを全面に押し出してほしい。

試合は開始からやっぱり守備を意識したものに。
アーセナルは自慢のパスサッカーがなかなか披露できない。
ユナイテッドの守備がいいのもあるが、攻撃になかなかひとをさいてなかった。
こうなると、パスコースは限定され、ユナイテッドにも読まれる。
SBがよくオーバーラップしてたが、これも好機を演出するまではいかず。
この2チームの戦いでよく見られる荒れた展開になりそうな時間もあったが、ここはうまくベテランがそうならないようにチームを纏め上げた。
前半はこういった緊張感のあるピリッとした試合で終わること思われたところでユナイテッドが先制。
これが試合を動かす合図に。
なかなかフィニッシュに絡めてなかったルーニーがここってときにしっかり仕事をした。
この男、消えてる時間が多くてもやるときにはやる。
アーセナルも気をつけてはいたんだろうが、やられてしまった。
この失点がアーセナルに火を着けた。
後半に入ったら、いつもの攻撃的なアーセナルのサッカーに。
やっとあのサッカーが堪能できると思った矢先に見事に同点。
スイッチが入ってすぐに点が取れるあたり、今シーズンのアーセナルはひと味もふた味も違う。
1度のシュートで終わらず、つめてる選手がちゃんといてそこからすぐ2次攻撃に移って得点。
落ち着いて決めたセスクも見事だったが、シュートのこぼれを拾ってラストパスを出したのはサニャ。
オーバーラップしててよくあそこまで残ってたもんだ。
ここにアーセナルの攻撃性を見た。
ここからずっとアーセナルペースで試合を運ぶことはできたんだが、点を取るまでにはいたらず。
手を変え品を変え攻めてみても点は取れなかった。
ドローかと思った80分に、またまたユナイテッドが点を取った。
アルムニアの飛び出しがはてなマークで、この隙をC・ロナウドがしっかりついてゴール。
このゴールもアーセナルの同点弾同様、ラストパスはSB。
エブエのオーバーラップが決まりだった。
この両チームの試合を見てると、いかにSBの攻撃参加が大事だかよくわかる。
この時間の得点で、アーセナルは今季プレミア初黒星かと思った。
時間はロスタイムまで突入したが、ここでドラマが。
アーセナルはやっぱり負けなかった。
ギャラスが執念のゴール。
流れの中ではユナイテッドの気迫で全てのシュートをブロックしたかに思えたが、ギャラスのボレーはゴールラインを割った位置でファンデルサールがセーブしたもの。
このときのエミレーツスタジアムの雰囲気は優勝したときの様な盛り上がり。
負けないアーセナルがここにあった。
この試合で両チームセンターハーフの出来がすばらしかった。
アーセナルのふたりはこれまでもハイパフォーマンスだったし、そんなに驚くことはなかったが、ユナイテッドのアンデルソンには驚いた。
ハーグリーブスがしっかりこなすのはわかってたが、アンデルソンがあそこまで守備をこなすとは。
よくボールフォルダーを追い回し、アーセナルのサッカーを封じこめた。
このポジションの選手がここまでマークできれば、相手の良さを消すことができる。
前半だけ見てると、うーんって感じの試合になると思ったが、最後は大興奮だった。
ユナイテッドが先に点を取ったのが良かった。

スコア 2-2

<得点者> 
アーセナル    セスク、ギャラス
マンチェスターU ルーニー、C・ロナウド
~愛丸's MVP~
ギャラス(守備も安定し、パートナーのトゥレには安心感を。それにあの最後の執念のゴール。鬼気迫るものがあった)