愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ジェノア-ローマ

2007-11-27 21:15:13 | セリエA
観戦日 11/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
最近、勝利から遠ざかってるジェノア。
ホームでの試合はぜひとも勝っておきたいところ。
ここルイジ・フェラーリスではローマに滅法強いみたいだし、ここからうまく上昇気流に乗りたいところ。
攻撃陣がしっかり仕事ができれば、それなりの結果は残せるはず。
ローマはミッドウイークにCLも控えており、なんとか省エネサッカーで勝利を得たいところ。
今節復帰予定だったトッティは同じ箇所をまたやったみたで、あと10日ぐらい復帰には時間がかかるらしい。
あのローマサッカーが蘇るまでにはもうちょっと時間がかかる。

試合は激しい攻撃しあう楽しい展開になった。
守備もお互いしっかりしてるから、点もなかなか入らない。
退屈するような0-0の展開にはならず、声を上げるシーンもちらほら。
ホームのジェノアから勝ちたいって気持ちが十分に伝わってきた。
3-4-3で攻撃的に行くとこはしっかり行くし、守るべきとこでは両サイドもしっかり下がって守備をする。
攻撃ではトップのボリエッロが良かった。
ミラン復帰説も流れてるみたいで、こんな噂が出るくらい状態はいい。
目だっていいのは前でのキープ力。
1トップでそこからのカウンターとなると、周りの押し上げを待たなければならない。
そこで、この男のキープ力がものを言った。
スクッリ、レオンがここに絡んでくるまで、しっかりキープできる。
ボリエッロがこんなに足元の技術に優れてたとは、この試合を見るまでわからなかった。
ミランでは4番手ぐらいの扱いだったし、出てもそんなに活躍しないし。
ミランへの復帰は見送って、ここジェノアで活躍しててもらいたい
守備ではGKのルビーニョにつきる。
何度決定機を止めたことか。
ヴチニッチの完璧なヘッドを手でセーブし、このこぼれをデ・ロッシにつめられるも今度は足でセーブ。
もう神がかってるとしか言いようがなかった。
それでも終了間際にフリーのパヌッチに見事に決められた。
これは仕方ない。
この日のジェノアいは運がなかった。
ローマはトッティがいないと、あのサッカーはなかなか披露できない。
ペロッタ、タッデイも不在でこれでは、2列目、3列目からの飛び出しも中途半端に。
ピサーロはそんなに飛び出すタイプではなく、ブリーギも攻撃より守備が売りの選手。
デ・ロッシぐらいしかフィニッシュに絡む選手がいなかった。
ヴチニッチの調子がそこまで悪くないから、なんとか攻撃の形にはなってたが、魅力は感じられなかった。
このままのサッカーではCLのトーナメントの入るとちょっと厳しいかも。
トッティの復帰が待たれる。
こんなローマでもベテランパヌッチあ非常に元気だった。
ひさびさ召集されたアズーリでも大事なスコットランド戦で得点したりと大活躍。
このコンディションのままローマでプレー。
ベテランのこの熱い魂が最後の最後にローマに勝利をもたらした。
頼るべきものはやっぱりベテラン。
アップダウンも惜しまずやるし、激しくいくとこはほんとに激しくいく。
これを見てる若手が燃えないわけがない。
もっとシーズンが進んでからもこのベテランに頼るシーンが出てくるだろう。
それまでこのパフォーマンスを維持しといてもらいたい。

スコア 0-1

<得点者> 
ローマ   パヌッチ
~愛丸's MVP~
パヌッチ(このベテランは今一番輝いてるかも。守備もさることながら大事な場面での得点ってのが見事)

セビージャ-マジョルカ

2007-11-27 19:39:55 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
徐々に調子が上がってきたセビージャ。
近い順位のチームとの対戦で、ここサンチャス・ピスファンでは負けられないところ。
DFラインにけが人が多いのは気になるが、自慢の攻撃力でしっかりカバーしたいところ。
サイド攻撃がうまくはまれば。
マジョルカは前節のマドリー戦のような戦いができれば。
リードを守れなかった守備陣には不安があるが、攻撃に関しては問題ない。
代表デビューを飾ったグイサを中心に攻めきることができたら、フエラとはいえやってしまうこともあるかも・・・。

試合はどちらも攻撃に重きを置く、見ていて楽しい展開になった。
より攻撃的に行ったのはフエラのマジョルカ。
マドリーとの対戦であれだけできたのは伊達ではなかった。
良かったのはイバガサとJ・グティエレス。
アランゴをベンチに下げてても、あの攻撃力は失われなかった。
イバガサがけっこうフリーでボールをさばくことができ、サイドを使ったり、縦に決定的なパスを出したりと、やりたい放題。
右にいたF・バレーラはマドリー戦ほどの切れはなかったが、その分J・グティエレスがしっかり働いた。
この男がドリブルで仕掛けると、フアルタでしか止められなかった。
マジョルカはこの左からの攻撃で多くの決定機を作った。
グイサにうまく合うボールがなかなか入らず、大量点とまではいかなかったが、取るべきとこではしっかり点が取れた。
この試合でも先制し、早めの追加点で試合を優位に進めた。
追加点のF・バレーラのロングシュートは地を這った後のライジングボール。
翼くんの世界で見れそうなスーペルゴラッソなシュートだった。
後半はセビージャの猛攻にあったが、マドリー戦みたいに逆転されることなく、守りきった。
ピボーテ、DF陣、GKがよくやったのもあるが、いいとこでJ・グティエレスがキープして時間を作れたのもでかい。
こういうサッカーができれば、UEFA圏内も夢ではない。
魂を感じるサッカーをやってるのも好感が持てる。
セビージャはこの敗戦はかなり痛いものに。
前半に攻め込まれ、この嫌な流れを前半のうちに断ち切れなかったのが響いた。
ここまで好調だったL・ファビアーノが好機を逃してたのが痛い。
ひさびさセレソンにも呼ばれ、その疲れが出てたのかも。
後はD・アウベス。
守備でってより、攻撃に欠かせないこの男がサスペンシオンでいなかったのがセビージャには大きいダメージになった。
ヒンケルも悪い選手ではないが、D・アウベスの攻撃力を考えるとかなりの差がある。
相手に与える脅威も違ってくる。
後半、J・ナバスを左に、右にデムルを入れてから、いつものセビージャサッカーを展開することができたが、ちょっと遅すぎた。
右に入ったデムルはかなり高い個人技を持ってる。
ドリブル突破は魅力的。
止められるシーンをなかなか見ることができなかった。
それでもクロスの精度がまだそこまで高くなく、この辺がスタメンでいけない理由なのか。
左SBがいない今のセビージャではここにアドリアーノ、前にJ・ナバス、右はD・アウベスとこのデムルってのが、一番攻撃的に行けそう。
今後はぜひこの布陣で望んでもらいたい。
怒涛の攻撃を見せながら、マジョルカの赤い壁を突破できなかったのには不満が残るが、いいサッカーはできてたように思う。

スコア 1-2

<得点者> 
セビージャ   カヌーテ
マジョルカ   イバガサ、F・バレーラ
~愛丸's MVP~
クルス(リーベルで干されたこのオリンピック無失点優勝GKがこのスペインの地で本領発揮。至近距離のシュートの反応はぴか一)

カリアリ-ACミラン

2007-11-27 00:07:51 | セリエA
観戦日 11/26(月)       
 
愛丸’s チェック        
セリエでなかなか調子の上がらないミラン。
アウエーでは大量点での勝利もあり、サン・シーロでやるよりはやりやすいはず。
それにホナウドが復活。
昨シーズンの後半戦での活躍ができれば、得点力不足も解消されるはず。
カカもより活きてきそう。
カリアリは主力がごっそり抜かれ、今シーズンは厳しい試合の連続。
ホームで滅法強かったあの頃のサッカーがよみがえれば。
頼りはフォッジャ。
近い将来イタリアをしょって立つであろうこのフオーリクラッセが爆発するようなことがあれば・・・。

試合は開始4分にカリアリが先制。
これは考えれない展開。
CKからアクアフレスカがニアで見事に合わせた。
このFWについてたのがオッドだったが、なんというか酷い守備だった。
簡単に当たって倒れるようだと。
この後、セットプレーでアクアフレスカについてたのがマルディーニに代わったことを考えると、やっぱりオッドがしょぼかったってこと。
点が取れず悩んでるミランで、守備から破綻することになるとは。
オッドは攻撃に魅力がある選手で、こういうタイトな守備には向いてないかも。
ミランはこの後、追いつくために必死で攻撃したが、先に攻撃が魅力と述べたオッド、左のセルジーニョがうまく攻撃に参加できない。
カカ、ホナウドの攻撃だと、中に集中。
これだとカリアリの守備陣はそんなに苦労しない。
期待のホナウドもまだトップフォームにはほど遠かった。
カカとの効果的な絡みもあまり見られず、期待はずれだった。
まだまだこれからだろう。
ホナウドはジラとのコンビもうまくいっておらず、ホナウドを軸でいくなら1トップにしてカカ、セードルフをその下に置くクリスマスツリー型がしっくりきそう。
ホナウドも復帰し、ミランはここだろう。
12月は日本にも来るし、過密日程で更に苦しくなるとは思うが、ミラノデルビーには完璧なミランが見たいものだ。
カリアリは先制したまではよかったが、それを守りきることはできなかった。
2失点とも不運なもの。
DFのクリアボールが味方に当たって浮いたボールをジラに決められたのと、ピルロのFK。
流れの中ではあのブラジルコンビを完璧に押さえたし、サイド攻撃もある程度封じることができた。
フォルティンはカカのリゴーレを止めるし、いいとこは多々あった。
このリゴーレ、かなり怪しいものだったが、カリアリ陣営はそんなに抗議せず、いさぎいい姿勢も見られた。
あの頃のユーベを思い起こすリゴーレだったな~。
攻撃ではやっぱりフォッジャ。
中盤の高い位置で自由に動き、ドリブルするとなかなかボールを取られず、ミドルもしっかり枠を捕らえてた。
これがどれかゴールに繋がれば申し分なかったが、ここはミラン、意地があったか。
フォッジャをフォローできるような選手が誰かひとりでもいたら、カリアリも魅力的な攻撃ができるのに。
が、この冬フォッジャが残ってくれればの話。
ラツィオへの復帰の話もあり、このクラッキがこのチームを去ることになると、もうカリアリの降格はさけられないかも。

スコア 1-2

<得点者> 
カリアリ   アクアフレスカ
ACミラン  ジラルディーノ、ピルロ
~愛丸's MVP~
マルディーニ(まだまだ現役でやっていきる。不甲斐無い攻撃陣に喝を入れるかのような攻撃参加は効果的だった)