愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ヘタフェ-バルセロナ

2007-11-12 22:48:36 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/12(月)       
 
愛丸’s チェック        
開幕当初の最悪の状態から完全に脱却したヘタフェ。
昨シーズンのコパ・デルレイの再現をしたいところ。
あんな大量点を取らないまでも、勝ち点3を取ってもっとチーム状態をしたいところ。
バルサはホナウジーニョの笑顔が弾ければ、簡単にいける相手。
フエラで調子が悪いとはいえ、あのサッカーができれば問題ないだろう。
あのファンタジーにアンリが絡んでこれるようになると、怖いものなしに。

試合はカーサのヘタフェペース。
しっかりしたディフェンスからリズムを作った。
アボンダンシエリが復帰してのがでかい。
セカンドGKのウスタリも申し分ないGKなんだが、安定感という点ではこっちの方がだんぜん上。
それとCBとの連携でもアボンダンシエリの方がいい。
ディアスとはボカでずっと一緒にプレーしてたし。
ここがしっかりしてるとそんな簡単に崩れることはない。
バルサの攻撃陣にこれといった決定機を与えることはなかった。
最終ラインだけががんばってたわけではない。
ピボーテのデ・ラ・レッドが気合の入ったプレーを。
そりゃ、マドリーのカスティージャ出身で、バルサが相手で気合が入らないわけがない。
攻撃、守備、どちらでも起点になってた。
守備時はファーストアッタカーとして、攻撃時はいいパスの配給役として、水準以上のでき。
今ならマドリーでもベンチに入れそう。
ガゴ、ディアラのいいバックアッパーになれる。
このディフェンスで得たボールをウチェがしっかりキープし、いい攻撃ができた。
ディフェンスでできたリスムを崩すことがなかったから、90分ヘタフェはこのパフォーマンスができた。
個人で戦うのではなく、しっかりチームで戦ってた。
バルサは最近よく見られてたあのファンタジーは全く見ることができなかった。
ホナウジーニョ、メッシ、キーマンのふたりが見事に押さえ込まれた。
というか、どうも疲れがたまってそう。
からだが重たそうだった。
週2のペースで試合があり、それを絶えずトップフォームでってのは無理だろう。
このふたりのどっちかが仕事ができれば変わったんだろうが、ふたりしてこけると今のバルサはこうなる。
これはこれで問題。
問題といえば、イニエスタのひざの状態。
CLでけがしたみたいだが、この試合はフル出場。
いくら使い勝手がよく、デコの代役をしっかりこなしてるからといって、ここまで使いすぎると後で痛い目に合うかも。
代表にも呼ばれ、また休むことができない。
ここではグジョンセンでも良かったのでは?
問題はもうひとつ。
けがから復帰してきたザンブロッタ。
途中出場だったが、なんと一発ロハ。
これで次節サスペンシオン。
どうも気が入ってないように思われる。
チームのことを考えると、今後もずっとプジョルを右のラテラルで使った方がいいかも。
オレゲルもいるし、選手層に問題はない。
ユーベ、アズーリで見せるようなプレーをバルサではどうもできてない。
ここはライカールトも考えてることだろう。
この敗戦がバルサをどう変えるか。

スコア 2-0

<得点者> 
ヘタフェ   マヌ、アルビン
~愛丸's MVP~
ウチェ(やっとレクレで爆発して時のフォームに戻ってきてる。しっかりしたパートナーと組めばまだやれそう)

サンダーランド-ニューカッスル

2007-11-12 20:13:29 | プレミアリーグ
観戦日 11/12(月)       
 
愛丸’s チェック        
2年ぶりのノースイーストダービー。
プレミアの数あるダービーの中で最も熱いダービー。
それのここはサンダーランドホーム。
プレミアのスタジアムで一番うるさいスタジアムらしい。
このスタジアムがおとなしくなるような試合展開は望まない。
調子が上がらないニューカッスルを7年ぶりに倒す絶好の機会。
ここをどう戦う、ロイ・キーン監督。

試合はサンダーランドペース。
魂の部分でかなり上回った。
やっぱりダービーはこうでないと。
どの選手からもほとばしる魂が感じられた。
球際には激しく、攻勢に出たときは冷静に、ロイ・キーン監督の選手時代のような感じだった。
熱くがんばってたのは2トップ。
ジョーンズもチョプラも行くとこはしっかり行くし、守備も怠らない。
よく戻って守備をしてた。
ジョーンズは長身を活かして、ハイボールにはしっかり競るし、チョプラは激しいタックルでニューカッスルの攻撃を未然に防いだ。
この辺はチームとしての決まりごとなのか。
攻撃はジョーンズの高さを活かすため、サイドからのクロスが主体。
中盤でしっかりボールをつないで、そこからどちらかのサイドに展開。
この攻撃もしっかり板に付いていた。
それとCK。
I・ハートが蹴る右からのCKはあのキックの精度を活かしたものだが、逆サイドは全てショートコーナー。
このシュートコーナーから先制点は産まれた。
ここもよく練習しているなといった印象。
ロイ・キーンは意外といい監督かも。
リチャードソンのようなサイドのスペシャリストが帰ってくると、もっといい攻撃が展開できそう。
ニューカッスルはこのダービーに飲まれたのか、覇気が全く感じられなかった。
ファイぐらいしか気持ちで戦ってた選手はいなかった。
スミス、バートンと熱い選手がスタメンだったが、いつもの激しさを出すシーンは見られなかった。
この悪人2人がガツガツ行ければ、かなり盛り上がったはずなのに。
冷静に冷静にって感じで自分を押し殺してた。
こうだと魅力がない。
この試合はノースイーストダービーなのに。
オーウェン、ビドゥカの2トップもこのふたりでの崩しは見られなかった。
世界基準のふたりなのに、まだうまく噛み合ってない。
ビドゥカにボールが入ると、必ずキープしてくれるのに、そこからの展開がいまいち。
こういうときにオーウェンのポジショニングが気になる。
あまり近くにいない。
完全なコンビプレーを発揮してくれるまでには時間がかかりそう。
エムレにも切れがなく、エンゾグビアのオーバーラップも効果的じゃない。
これだといいサッカーはできない。
ミルナーの低いクロスが直接ゴールしてくれたから良かったようなものの、この試合は完全に負け試合だった。
メンバー構成では断然上なのに、それを活かせなかった。
ダービーってのはこんなものなのか。
セント・ジェームス・パークでは両チームとももっともっと激しくいってもらいたい。

スコア 1-1

<得点者> 
サンダーランド   ヒギンボザム
ニューカッスル   ミルナー
~愛丸's MVP~
ジョーンズ(高さだけでなく、足元の技術も高い。守備もしっかりこなすし、なかなかのFW。シュートの精度がもうちょっと上がってくれば)