愛丸のサッカー観戦記

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リヨン-シュツットガルト

2007-11-10 21:28:17 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/10(土)       
 
愛丸’s チェック        
バルサを追うはずの2チームが3位4位争い。
シュツットガルトにいたっては、未だ勝ち点を上げれない。
バルサとの一戦を見たときは、これはと思うようなサッカーをしてたように思うが・・・。
どうしてこうなったのか。
リヨンは昨シーズンまでのあの勢いは感じられない。
攻撃ではいいものがあると思うが、守備が。
頼れるCB、GKがいないとこうなるのも仕方ないか。

試合はホームのリヨンがペースを握った。
アウエーでの戦いも制しており、やりやすさを感じてるのか。
前半の早い時間で先制。
これぞリヨンのサッカーといったような、流れるようなパス回しから左でフリーになってたベン・アルファがゴール。
この攻撃、ベンゼマの華麗なヒールでの落としから始まった。
今のリヨンの攻撃を支えてるのは、この若者たち。
ベンゼマはしっかりポストプレーもでき、なおかつ自分で仕掛けることもできる。
相手にとってはやっかいなFW。
強さもスピードもテクニックも水準以上のものを持ってる。
いつまでリヨンでプレーするやら。
世界のビッグクラブが注目してる選手。
2得点をマークしたベン・アルファも活きのいい若手。
左利きの選手だが、右足もそんなに悪くない。
2点目のシーンはワンフェイントでDFふたりを置き去りにし、角度のない位置からGKが一番取りづらいとこへのシュート。
とても20歳とは思えない落ち着きっぷり。
この男もベンゼマ同様、いつまでリヨンにいろことやら。
シェルストレーム、ジュニーニョ・ペルナンブカーノと点を取り、4得点ってのは誉められる内容。
しかし、守備となると問題だらけ。
アンカーに入ったF・サントスではかなり心もとない。
攻撃にはいい感じで顔を出してが、守備に回ったときに、効果的なプレーはなかなか見られなかった。
ここでのアタックがDF陣を楽にするわけで、うまく機能してくれないと、厳しいものがある。
エッシェン、ディアラクラスの選手がいないと、ベスト8越えは望めない。
トゥラランはけがしてるの?
シュツットガルトはどこかちぐはぐ。
攻撃も守備も中途半端。
ゴメス、カカウと計算できるFWがいるにも関わらず、ここにいいボールが入らない。
そうなると、点はあまり望めない。
実際、いい感じでボールが入ると、ゴメスはしっかり決めてくれるわけで、ここにうまくボールが集められれば。
バストゥルクはほとんどノーインパクト。
日韓W杯時のできに戻ることはもうないだろう。
良かったのは、あまりやらない中盤の底に入ったF・メイラ。
ここからの展開は見事なものだった。
普段はCBをやってるみたいだが、あのパスの配給ができることを考えると、このポジションで使った方がいいかも。
右のベック、左のマニャンにいいボールが何度も出たが、このふたりのクロスの精度が低すぎた。
いいものは持ってるんだが、最後の仕事がうまくこなせない。
エリア外でなおかつファールでもないプレーで得た儲け物のPKをヒツルスベルガーが決めてれば・・・。
ほんとにシュツットガルトは惜しいサッカーをしてる。
この試合の敗戦でGL敗退が決定。
レンジャーズより魅力的なサッカーはしてるんだけどな~。

スコア 4-2

<得点者> 
リヨン      ベン・アルファ×2、シェルストレーム、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
シュツットガルト ゴメス×2
~愛丸's MVP~
ベンゼマ(得点こそなかったが、この試合一番輝いてたのはこの男。何をやってもしっかりこなす。まだまだ上を目指せそう)