愛丸のサッカー観戦記

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サンダーランド-ニューカッスル

2007-11-12 20:13:29 | プレミアリーグ
観戦日 11/12(月)       
 
愛丸’s チェック        
2年ぶりのノースイーストダービー。
プレミアの数あるダービーの中で最も熱いダービー。
それのここはサンダーランドホーム。
プレミアのスタジアムで一番うるさいスタジアムらしい。
このスタジアムがおとなしくなるような試合展開は望まない。
調子が上がらないニューカッスルを7年ぶりに倒す絶好の機会。
ここをどう戦う、ロイ・キーン監督。

試合はサンダーランドペース。
魂の部分でかなり上回った。
やっぱりダービーはこうでないと。
どの選手からもほとばしる魂が感じられた。
球際には激しく、攻勢に出たときは冷静に、ロイ・キーン監督の選手時代のような感じだった。
熱くがんばってたのは2トップ。
ジョーンズもチョプラも行くとこはしっかり行くし、守備も怠らない。
よく戻って守備をしてた。
ジョーンズは長身を活かして、ハイボールにはしっかり競るし、チョプラは激しいタックルでニューカッスルの攻撃を未然に防いだ。
この辺はチームとしての決まりごとなのか。
攻撃はジョーンズの高さを活かすため、サイドからのクロスが主体。
中盤でしっかりボールをつないで、そこからどちらかのサイドに展開。
この攻撃もしっかり板に付いていた。
それとCK。
I・ハートが蹴る右からのCKはあのキックの精度を活かしたものだが、逆サイドは全てショートコーナー。
このシュートコーナーから先制点は産まれた。
ここもよく練習しているなといった印象。
ロイ・キーンは意外といい監督かも。
リチャードソンのようなサイドのスペシャリストが帰ってくると、もっといい攻撃が展開できそう。
ニューカッスルはこのダービーに飲まれたのか、覇気が全く感じられなかった。
ファイぐらいしか気持ちで戦ってた選手はいなかった。
スミス、バートンと熱い選手がスタメンだったが、いつもの激しさを出すシーンは見られなかった。
この悪人2人がガツガツ行ければ、かなり盛り上がったはずなのに。
冷静に冷静にって感じで自分を押し殺してた。
こうだと魅力がない。
この試合はノースイーストダービーなのに。
オーウェン、ビドゥカの2トップもこのふたりでの崩しは見られなかった。
世界基準のふたりなのに、まだうまく噛み合ってない。
ビドゥカにボールが入ると、必ずキープしてくれるのに、そこからの展開がいまいち。
こういうときにオーウェンのポジショニングが気になる。
あまり近くにいない。
完全なコンビプレーを発揮してくれるまでには時間がかかりそう。
エムレにも切れがなく、エンゾグビアのオーバーラップも効果的じゃない。
これだといいサッカーはできない。
ミルナーの低いクロスが直接ゴールしてくれたから良かったようなものの、この試合は完全に負け試合だった。
メンバー構成では断然上なのに、それを活かせなかった。
ダービーってのはこんなものなのか。
セント・ジェームス・パークでは両チームとももっともっと激しくいってもらいたい。

スコア 1-1

<得点者> 
サンダーランド   ヒギンボザム
ニューカッスル   ミルナー
~愛丸's MVP~
ジョーンズ(高さだけでなく、足元の技術も高い。守備もしっかりこなすし、なかなかのFW。シュートの精度がもうちょっと上がってくれば)