読者の皆さんはレスポールにどんな印象を抱いているだろうか?
「レスポールって音が太いよね~」
とは何とかの一つ覚えなのだ(*^_^*)
一口にレスポールといっても年代ごとにかなり大胆な変更を加えているのだ
何をもって『デフォルト』とするか?は難しい問題なのだ
実はレスポールは音作りや演奏方法でかなりの『音幅』が作り出せる
意外に器用なギターである事はあまり知られていない
ギブソンの純正として色々なタイプのピックアップがリリースされている
私のギターは『57クラシック』なのだ
ラインナップの中では非力なタイプだといえる
実はそれが良いのだ
ハイパワーだけが売りのピックアップなど山ほどあるのだ
私は飽きてしまう
「うりやぁ~ってな感じでロックだぜ~」
という音はお腹一杯なのだ
このピックアップはかなり人気があるのだ
ピックアップだけでも単体販売しているようだ
安ギター一本くらいの値段なのだ
ハマるギターならば交換の価値があると感じる
「このピックアップを搭載して良い音が出なければギターが悪い」
賛否両論あると思うが・・
レスポール好きの間では有名な言葉なのだ
ピックアップ調整で重要な点がいくつかある
一つは高さなのだ
詳しくはネットを参照していただきたい
片方(おもにリア)しか使わない人がいる
使用頻度が高いというならば理解できるが・・
片側を殺してしまうセッティングはダメダメなのだ
「ピッキングの邪魔になるからフロントをギリまで下げてるのよ」
「たま~にエスカッションから脱落しちゃうのよ 落ちちゃうの」
「そのくらい下げてるのよ どうせ使わね~しよ 良くね~?」
良くないと思う(^_^;)
レスポールはすべての音が魅力的であるべきなのだ
先に述べたようにフロントの音がダメ(気に入らない?)な理由を探ってみたのだろうか?
ロックでフロントは使えないと信じ込んでいる人も少なくない
リアでバッキングを刻み、フロントでリードを弾くという方法もレスポールならば似合う
クラプトンが多用した『ウーマントーン』はフロントピックアップのトーンを全閉した音なのだ
かなり歪ませている場合、トーンを絞る事で美味しい帯域が前に出る事がある
歪みの組み合わせやアンプの状態もあると思う
動画などの音源では分かり難い
実際にスタジオなどで鼓膜が裂けるほどの音量で実験してみていただきたい
この音はストラトでは出し難いのだ
ハムバッカーならではといえる
第二世代のレスポール弾きとしてゲイリームーアは外せない
ゲイリーのレスポール愛は他の追従を許さない
あの伸びやかなトーンは憧れなのだ
あの音は機材だけでは作れない
”ロングトーンは指先で作る・・”
フレットが磨り減るくらいの勢いで弦をフレットに擦りつけていただきたい
同じセッティングでも倍くらい音が伸びる
加えて、心地良い倍音も発生するのだ
ギターの音を言葉で解説しようと頑張る人がいる
無理なのだ
音源で伝える事も難しい
自分の指先の感覚と耳に届く音を感じる必要がある
指先で音感がコントロールできた時にレスポールを買った幸せが感じられるのだ
磨いて楽しむという人は別だが・・
楽器として購入したならば、究極を追求していただきたい
良いギターや良いピックアップはトーンを絞った音も使える
ボリュームを絞っても美味しい部分が残っているのだ
私のレスポールも購入時には音が若かった
正直な話、感動するような音とはほど遠いと感じたのだ
”高価なギターだから音が良いに決まっている・・”
と自分に言い聞かせていた事を思い出す
ここ最近は恐ろしいくらいの音が良くなっているのだ
かれこれ5年くらい弾き続けているのだ
ご存じのとおり私はかなりのヘビーユーザーなのだ
あまり弾かない人の数十倍くらい弾いている気がする
時間がある時には朝から晩まで弾いている事も多い
家族も呆れているのだ
一度しかないギター人生なのだ
弾きたいと感じる時に思いっきり弾けば良いと思う
むしろ、それが可能な環境に感謝しているのだ
「何かよ ムダに忙しいのよ 気がつけば夜なの」
「結局、何もしね~で終わったわ テレビ観たけど」
ではギターも泣いているのだ(T_T)
今回の音源はzoomr-8単体の音なのだ
バッキングはフェンダー系アンプ、リードはマーシャルなのだ
レスポールは意外にフェンダー系のアンプとの相性が良い