たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

直腸切除後の後遺症の薬

2014年05月15日 | 日記

3日前、ゴルフの帰り道に岐阜市上流の藍川橋を通った。下流を眺めると山の中腹にツブラジイ(椎)が1本自生しているのが分かります。
夜に一雨来て、朝になると晴れる日がつづいている。さて今日は何かやらねばならないが思案六歩です。
夜間頻尿で2時間おきくらいにトイレに起きていたので、先週総合病院で泌尿器科最後のがん検診を受けたついでに、排尿剤

・ハルナール を処方していただいた。この薬は「尿道や前立腺のα1受容体を遮断することにより、尿道内部の圧力を下げ、前立腺肥大症にともなう排尿障害を改善します」という効能があります。
出渋りや、チョロチョロが改善され気持ちよく出て、1回の量も圧倒的に多くなる。α1受容体を検索すると、アドレナリンに関係するものらしく、主治医に「ホルモンの一種か」とお尋ねしたら、ホルモンではありません。「スポーツでアドレナリンが出た。などというやつですか」と聞くと「そうです。症状が改善するなら開業医で処方して貰え」と言われました。膀胱内視鏡で膀胱内に滓が溜まって写真に撮れなかったことがあり、地域連携で開業医で1年間服用した経験があり、今度は切れたら貰いに行こう。
服用すると夜2回くらいで済むようだ。
夜間頻尿は膀胱がんや直腸がんを手術した後の後遺症でもあります。

・ブラダロン これも排尿障害の薬で膀胱の筋肉を柔らげ、尿を溜める量を多くする薬です。手術後処方していただいたが、あまり効果が感じられなく、その後貰っていません。夜間頻尿があると熟睡できません。

排便改善薬では、
・ポリフル これは腸の中で水分調節して、下痢、便秘などの便通異常と消化器症状を改善する薬です。腸内容物を膨潤・ゲル化して、便の水分バランスを調整する。確かに直腸のない私は便が太くなり、いい面はありますが、やはり残便があって排便後の回数が2,3回と数時間つづきます。その間気分も悪い。それと腸閉塞・イレウスの場合は禁忌です。胃や腸を切除した身には腸閉塞が起こり易いとされ、開業医に大丈夫か聞いたところ、現に出ている場合は心配しなくてよい。わたしはプロ。専門家なのだと、あなたのような患者は一番扱い難いと嫌味を言われ、この開業医とは嫌味別れしています。

・漢方 大建中湯 これも体を温めて胃腸の調子をよくする薬です。大腸手術後の排便促進に使われることが多いらしい。お腹の膨満感を解消し、ブ~っと遠慮なくオナラが出ます。
排便障害に一番苦労していて、これさえなければ肛門温存術は良い手術です。

・下剤 プルゼニド これは寝る前に1錠か2錠で翌日便意が来ます。4日以上の便秘に使えと看護師が言いました。120時間程度の便利は珍しくありません。飲まなくても便意があるが腸閉塞を懸念して服用します。翌日切迫便意が来るので在宅でない日は避けるべきでしょう。

・漢方 下剤 サトラックス 亡妻が残していた便秘薬、20年も前のものでもよく効く。植物センナの実だと薬剤師が言いました。主治医が調べてくれたが非保健薬だった。薬剤師は保健薬ではセンナダイオウが同じ成分と解説し、プルゼニドはセンナを化学合成した薬と言いました。

以上いずれも個人体験した薬です。スッキリするには下剤が手っ取り早い。禁忌の場合もあるのでよくお医者さんと相談してください。