連休終盤の今日は予報通り雨模様の天気になった。明日は洗濯日和になるらしい。
団地の導入路、古くから存在する集落の街路にあやめが咲いていた。カキツバタかも知れない。
昨日は好天だったので各地で海・山での遭難が相次いだ。中でも新潟・上越海岸での子供3人が波にさらわれ、助けに飛び込んだパパ38歳と、近くで釣りをしていた27歳の水泳指導員の男性が助けに入り二重遭難し5人が死亡したのが痛ましい。
悲鳴を聞いてとっさに飛び込んだ第3者の27歳の男性の行為は尊い犠牲だ。線路に落ちた人を、危険を顧みず助けに飛び降り、犠牲になる人の行為と同じだ。悲鳴を聞いて反射的に体が反応したのであろう。
「義を見てせざるは勇無きなり」:「義」とは、儒教で説く5常(仁、義、礼、智、信)の一つ。人の行うべき正しい道が義だ。「命を軽んじ、義を重んじて」(平家・7・木曽山門牒状)などと辞書にある。(旺文社、学習古語辞典)
地元の老人は子供が波打ち際で遊ぶ姿を、「危ないな」と見ていたそうだ。犠牲者はいずれも長野県の人で、海なし県だ。私も隣の岐阜県で海なし県だ。海の危険性が体験的でない。
若い頃職場で海釣りに行くとき、潮の満ち引きはなぜ起こるのか聞いて、静岡県人に笑われた。今でもよく知らないが何でも月の引力に影響を受けるとかだったか?
連休も後1日を残すのみ、都会へ戻る道中の車の事故に気をつけてほしい。
2日には、津市の72歳の女性が架空の社債購入を持ちかけられ、計12回自宅に来た4人の詐欺師に9,170万円をだまし取られた。これには驚き呆れた。お気の毒ながら、慾ボケばあさんが自己催眠にかかり、使い切れないほどのお金を持ちながら、体が反射的に反応したのであろう。富の再配分が起こったとでも思って諦めるしかない。騙されるほうが軽率すぎる。最近哲学者の梅原猛先生が新聞に「詐欺師の時代」という随想を書いておられたが、私が思うには、軽率なことは詐欺師を増長させよくないのだ。