2017年7月26日 一人誕生日 in Paris

2017年07月26日 | 風の旅人日乗
屋根裏部屋で目が覚める
屋根の窓の
赤いカーテンの隙間から
快晴の空が見える

朝日の光が部屋の赤い壁に
差し込んでいる

イヤッホー!
雨の天気予報大はずれだ
ざまあみやがれ

朝飯前の散歩で
セーヌ川沿いに
エッフェル塔まで行ってこよう

という前行改めて

ホテルの玄関出たら
南東方向に行きたくなって
朝のカルチェラタンへ

街の雰囲気を楽しんだ後
パリ大学へ



ソルボンヌ大学
っていうほうがいいのだけれど
もう
そうは呼ばないみたい

キャルパスに入っていく女子学生を
見ながら

ジブンがここに留学してたら
なんてことを夢想して
うっとりしてしまう



安い下宿で
ジーンズはあんな感じで
Tシャツはこんな感じで
きっと
テキパキかっこよくこの辺りを
歩いてたよ

カルチェラタンの安い店で
同級生と楽しくも激しく議論して

なんてね

サルトルは多分亡くなったあと

サガンはまだこの辺りにいたのかなぁ


ともかく

おいらは
まったく正反対の
レーシング・マドロスって道を選んだ

悔いなし


早くから開いているカフェに席を取り
おいしく濃いコーヒーを飲む



そのままルーブル美術館まで行くも
長蛇の行列に恐れをなし



モンマルトルの丘に向かう

原宿の竹下通りをも凌ぐ勢いの
モンマルトルの丘に恐れをなし



坂の途中のカフェで
ビール



ルーブルに戻る道筋で見つけた
フィガロ紙本社



この新聞社が
フランスのシングルハンドセーリング文化を
支えている

6時過ぎ
人波が引いた頃合いかと
ルーブル美術館に入る



人波は引いておらず
遠くからモナリザ



ルーブル美術館は3回目だけど
1回目は人波に押されて
会見はたぶん10秒くらい

2回目は人過多につき
会見すらならず

今回がベスト会見



ミロのヴィーナスは
ゆっくりじっくり見られた



夜9時
一人レストランはつまらんことが
昨日はっきりしたので

惣菜屋さんで
ハムとチーズとオリーブと
安いけれどボルドーの
美味いワインを買って

ホテルの部屋に戻り
本を読みながら
望み得る範囲では満足な夕食


いい誕生日の一日だった