Nov. 13 2005 ヴィゴ潜伏の日々

2005年11月13日 | 風の旅人日乗
11月13日 日曜日

航空券の予約をするのが遅れたため、
どうしてもパリ-成田便が水曜日まで取れず、
仕方がないのでそれまでVIGOに留まることにした。

M社T誌に記事を書くための準備として、
部屋にこもってVOLVO OCEAN RACE 05-06の
資料を読み込んだり、
VIGOの街の探検に当てることにする。

ホテルの窓から見下ろせる港から、
昨日スタートボートを務めたスウェーデンの
復元帆船ヨーテボリ号が出航していく。
次の寄港地はリオデジャネイロだという。
その後ケープタウンを経てインド洋に入り、
オーストラリア、インドネシアに寄港、
最終目的地は上海だそうだ。

これはスウェーデン挙げての事業だ。
海の文化を大切にする国の話を聞くとうらやましい。
日本は、古く世界に誇り得る海洋文化国でありながら、
それを忘れ、なぜ海の文化をないがしろにするのか。
分からんぜ。

VIGO湾には、北東からの風が強く吹いている。
海面を見る限り、40ノット前後はありそうだ。
BLACK PEARLのクレイグが昨日、
「今日の夜、
前線をくぐるので風は後ろからの40ノット以上になる。
かっ飛ぶぜ。」
と言っていたのを思い出す。