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雪虫が初雪を呼ぶ

2012-10-29 19:43:03 | 日記・エッセイ・コラム

 今日、放送を終えて自宅近くのバス停で降りたら、白い綿毛のようなものが数片、風にさまよって体にまとわりついてきました。おお、いよいよ来たか、と思いながら歩きました。

 そうなのです。北国では、これを雪虫といい、一週間から二週間ほどあとに初雪が降ると聞いていました。もしかしてそうなのかもしれません。

 そういえば、このところ日中はともかく、日の入りも早くなり、急速に寒さが伝わってきます。もうまもなく雪のシーズンがやってくるのです。

 雪虫というと、とてもロマンチックに考えられがちですが、この季節幼虫を産卵した白い羽をもったアブラムシの仲間で、虫がまるで雪のように風に吹かれて漂っているところからつけられた北国特有の虫です。

 多いときは体にまとわりつき、手で処理すると、虫の正体が見えてきて、とても優雅な気分にはなりません。とにかく一定の寒さが好きなようで、今がちょうど適した気温らしいのです。

 昔の人はよくいったもので、雪のシーズンの前触れなのです。なんだか寂しくなりそうです。地元に住む人たちは、あまり気にも留めていないのかもしれませんが、ぼくのように本州から来たものにとっては、一つ一つ気に入るものもあれば、気に喰わぬものもあり、雪虫は早い時期から苦手になってしまっています。

 寒さ対策は怠りなくしたいのですが、今年から節電も大きな課題に加わってきます。とりあえず、雪虫の予知を心しておきたいものです。

やさしいタイガー


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