2本目の投稿は前記事の続きです。
菜の花畑の帰り道、りんご畑に遭遇。
津軽は、桜が終わったらりんごが咲きますが、
今年は1週間以上早い開花になりました。
このりんごの品種はわかりませんが、
つぼみの色もうすいですね。
桜とは違う愛らしさ。
これらは通常のりんごの木。
リンゴの木は比較的背が低く、作業がしやすいのですが、
幅が広いので、土地が広くないといけません。
そこで、ある時期から、「わい化栽培」が注目されました。
比較してみるとわかりますが、
こちらは、縦に長く、幅も狭いです。
土地が狭い方も、たくさんの木が植えられます。
こちらのりんごのつぼみは濃いですね。
このくらいの濃いつぼみも、開花すると白い花になります。
ちなみにりんごの花は、いい香りですよ。
りんごはバラ科です。
だから、栽培は農薬を使います。
無農薬栽培は、よほどの努力がないと困難です。
りんごは元々、アメリカから輸入したものです。
当時のりんごは、あまり甘くなく、
今のりんごとはほど遠い食味でした。
交配を繰り返して、おいしくなるように新品種を生み出す、
それと引き替えに得たのは、病虫害という副産物でした。
人間が、自然の食物を、ありのまま食べることに満足すれば、
りんごにも農薬を使わずに済んだのかもしれませんね。
人間のエゴだと思います。私も含めて。
(木村秋則さんのような無農薬栽培に一生懸命
人生をかけていらっしゃる方もいますが・・・。)
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さて、私の住む市の隣の市には、
なんと日本最古のリンゴの木があるんですよ。
樹齢137歳!
(普通、りんごは30~40年の寿命)
北海道の余市町から、りんごの木を譲り受けて、
青森の各地で栽培されましたが、
今、生き残っているのは、ここのりんごの3本のみだそう。
現在3本で、60箱分の収穫があるようで、
品種は、青リンゴの「祝(いわい)」と赤りんごの「紅絞」。
これらは主に、結婚式や子ども達へのお見舞い、敬老の祝いなど、
特別なお使い物として購入される方が多いとのこと。
それにしても137年という歳月、
よくここまで守られたと思いますね。
一度食べてみたいです!!
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青森県民として、どれだけりんごを愛し、
りんごを残していきたいと感じているかと言えば、
私などは、まったく意識の薄い者なのですが、
こうして日本最古のリンゴの木を見ると、
もっとりんごへの愛情が増す気がします。
まずは、農家さんへのねぎらいを忘れず、
りんごを大切に食べていきます。
近年、りんご離れが多いと聞きます。
みかんのように簡単に皮をむけるくだものの方が
いいと言う声が聞こえますが、
りんごは栄養価も高く、お菓子や料理に多様に使える
便利なくだものです。
全国の皆さんも、是非、りんごを愛し、
食べ続けて下さいね。
「一日一個のりんごは医者を遠ざける」
ここあでした。