初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

第二組曲 (ホルスト作曲)

2009年03月17日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はホルスト:第二組曲です。

昨年、ホルストの第一組曲を紹介したところ、まずまずの人気でアクセスも少し増えてたんで、そのうち「第二組曲も紹介しよう!」と思ってましたが、なんだかんだで、そうこうしてるうちに今日になってしまいました。

という訳で、この第二組曲。第一組曲と同様、吹奏楽部門としては人気の作品です。
随所に民謡のフレーズが使われていますから、ほっこりとした気分にしてくれますし、一方で打楽器も特徴的に使われていたりするので、いろいろと楽しめる一曲です。

ちなみに、吹奏楽の曲なので、木管楽器、金管楽器、打楽器による演奏ですから、弦楽器は編成に入ってません。



 行進曲:
 ボコボコボン!というチューバにつづいて、クラリネットがひとつ入ると
 スネアドラム(小太鼓)の軽快なリズムにのせてトランペットが軽やかなメロディを
 奏でていきます。
 しばらくすると、ユーフォニアムがメロディを朗々と歌います。
 続いてトランペットがそのメロディを華やかに歌っていくと、またひと仕切り
 今度はサックスが民謡風のメロディを奏でます。
 そして、初めのテーマを演奏しスッキリと終わります。 

 無言歌:
 木管楽器が静かに響くと、オーボエのフレーズが悲しく響きます。
 クラリネットやフルートも静かにそのフレーズに合わせていきます。
 それぞれの楽器がそれぞれに気を遣うようにゆっくりと静かなメロディは
 ゆっくりと終わっていきます。

 鍛冶屋の歌:
 歯切れのよいトランペットとスネアドラムが心地よく響くと、
 チューバのリズムにのせて、ホルンが叫びます。
 しばらくすると、カン!カン!と金属音のような打楽器が響き、
 メロディにのせてリズムのようにカンカンカン!と響きます。
 
 ダーガソンによる幻想曲:
 木管楽器がゆっくりと始まり、のどかなメロディを奏でていきます。
 やがて、トライアングルがチリン!と響くと曲は徐々に盛り上がり、
 タンバリンのリズムとトランペットが入ると賑やかになっていきます。
 それから少し落ち着いて木管楽器でつないでゆくと、
 トランペットが再び現れてまた、華やかに盛り上がります。
 メロディが徐々にゆるやかになり静かになると、トライアングルがチリンと響き、
 ピッコロがひとつ奏でると、最後はシンバルがバシン!と決めて終わります。
 
 

久々に聴きましたこの曲。最初の「行進曲」のメロディはなんとも懐かしい響きに感じます。ユーフォニアムのメロディも特徴的ですが、「鍛冶屋の歌」のカンカンと響く音もコミカルで印象的です。
おもちゃ箱みたいな面白い音がたくさん入った一曲です。


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やっぱりCDは持ってませんがこんのはいかが?
ホルスト:吹奏楽のための組曲第1番&第2番
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★


≪おすすめシチュエーション≫
愉快に楽しく聴けます。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしさを覚える (甲斐のてるお)
2017-07-08 06:47:28
いつか何処かで聞いたことのある、メロディに思える、もしかして?ホルストは日本人
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