たまには、テレビでクラシックを見てはいかがですか?
今日はドラマ「SP」(エスピー)です。
さて、以前から紹介していたドラマSPの中で使用されているクラシック音楽ですが、後半では、いろんなレクイエムがやたら使われていましたね。
最初は、ショスタコーヴィチの曲に魅かれてちょっと見てましたが、8話を終了して、あとはまとめて最後の記事を書こうかな?なんて思っていましたが、最後になって、タイトルの分らない曲が出てきて、「アレ?これも多分クラシックだよな??」なんて思いながら曲が分らなかったんですが、最終回のエンドロールでご丁寧にエピソード別の曲目リストが…!
と、いう訳で、今回はエンドロールを参考にしたところが多いので、多分合ってると思いますが、曲が流れたシーンを中心にまた紹介してみます。
【第9話】
刑期を終えて出所した西山(平田満さん)は、しばらくは大人しく過ごしていたものの、自転車で巡回中の警察官を襲い、拳銃を奪い上着のポケットに隠します。
「事件発生18時間前」という字幕が出た後に、ヴェルディの「レクイエム」がガツン!と鳴り響きます。
犯人がライフル銃を分解してカバンに詰め込むと、アトリウムの入口から堂々と侵入して、非常階段を上ります。更に屋上に出てペンライトを口にくわえて、「警護計画書」を照らし、アトリウムの図面を確認して、狙撃場所に向かいます。(曲はつづく)
その頃、尾形(堤真一さん)も、同じ「警護計画書」目を通していると、田中(野間口徹さん)が現れ、山西が出所している事を告げる。
尾形が計画書から目を上げると、曲は再びボリュームを取り戻して響きます。
更に、場面が変わって井上が(岡田准一さん)ひとり、ベンチに座っていると、隣にはなんと銃を奪った西山が!だんだんと盛り上がるトランペットの音が最高潮に達すると西山は銃をしまったポケットに手を…!
井上がその様子に目をやると、西山はベンチを立ってその場を去っていきます。
しばらくしてから回想する井上が後を追うが、西山は雑踏の中に消える・・・。
【第10話】
麻田首相が車で部下と永正大学の記念館アトリウムに到着するときにはエルガーの「威風堂々だ第1番」が流れていました。警護官に囲まれて拍手でアトリウムに総理が登場すると、トリオ部分がさっそうと響きます。
司会進行が始まると、会場にも曲が流れてたかな??
式が進むと、井上は、過去に麻田を狙った犯人が母親を襲った記憶が脳裏をよぎります。すると、グレゴリオ・アレグリの「ミゼーレ」が流れます。
何を思ったか、井上はスタスタと総理の元に歩み寄り、目の前に立ち、「覚えているか?」と総理に語りかけ、銃を抜いて総理に銃口を向けます。
尾形の「撃つな!」という叫びも虚しく、井上が引き金を引くと、銃弾は総理に命中し、周りにいる客は騒然と逃げまどいます。
・・・と思ったら、それは井上の空想で現実では無かったようです。
現実に戻った井上は会場に不審者を発見すると、警護官たちに警戒を呼びかけます。
しかし、銃弾はその不審者からではなく、会場の大きな天窓のスキマからライフルで撃ち込まれ総理に命中します。
総理に当たったのはペイント弾でしたが、それに驚いた客は騒然となり逃げ出します。
周りにいた警護官が総理の元に集り無事を確認した瞬間にモーツァルトの「レクイエム」が鳴り響くのでした。客の悲鳴と共に聴こえるレクイエムがなんとも臨場感あふれる雰囲気を作り出します。
パニックを起こして逃げ惑う客の中には西山が・・・!
発見した井上が目を奪われていると、マークしていた不審者がナイフで井上に襲いかかる。
不審者を振り払う井上は銃を西山に向けるも、逃げる客がその視界に入り、引き金が引けない・・・、そうこうするうちに西山はニヤリと笑い、総理に銃を向けて撃つ!
そして・・・警護官は次々に銃弾に倒れていくのでした。
【第11話】
倒れる警護官の後ろに立ちすくむ総理に向かって西山は「覚えてるか?」と聞くと、引き金を引く。しかし弾切れで銃は「カチッ」と空回り。
西山が倒れた警護官から拳銃を奪うスキに井上は総理に駆け寄って一緒に逃げる。
ふたりは学内を逃げるものの、井上の傷跡から流れる血の跡を追って西山はふたりに迫ります。ふたりがホールの舞台上に逃げると、グレツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」第3楽章が流れます。
西山は、「こいつはオレに人殺しをさせたんだぞ」と井上に告げると、麻田は「ちがう!」と否定し・・・、回想シーンが始まると、曲は虚しくその歌声を響かせていきます。
西山は「こいつを守る理由はないだろ!」とスゴむと、ホールには警護官が集まり、銃を構える西山を遠巻きに取り囲みます。
いよいよ西山が麻田総理に銃を向けると、集まっていた警護官のひとりが西山を撃つと、そこからスローモーションになり、フォーレの「レクイエム」第4曲が流れます。
銃弾に倒れた西山は尚も総理をナイフで狙いますが井上に取り押さえられるのでした。
井上の「救急車を!」という叫び声とともにレクイエムは続き、総理は「すまなかったなぁ」と軽く言い残してその場を去っていくのでした。
舞台に上がった警護官一同をバックに、悲劇のレクイエムはやがて、安堵を告げるかのようにやすらかに聴こえてくるのでした。
今回は、番組のエンドロールに助けられましたが、フォーレのレクイエムはなんとか、ついていけましたが、「アレグリって・・・、グレツキって誰?」と半分あきらめてましたけど、なんとかそれっぽく書いてみました。
しかも、書いたはいいけど、やたら長くなってしまった・・・。
でも、ドラマのそれぞれのシーンを盛り上げてくれたんじゃないでしょうか?
また何かのドラマにクラシックが登場していたら、取り上げたいとは思いますが、ちょっと曲についていけるか心配な今日この頃でした。
≪DVD-BOX≫
予約するとちょっと安いらしい。
今日はドラマ「SP」(エスピー)です。
さて、以前から紹介していたドラマSPの中で使用されているクラシック音楽ですが、後半では、いろんなレクイエムがやたら使われていましたね。
最初は、ショスタコーヴィチの曲に魅かれてちょっと見てましたが、8話を終了して、あとはまとめて最後の記事を書こうかな?なんて思っていましたが、最後になって、タイトルの分らない曲が出てきて、「アレ?これも多分クラシックだよな??」なんて思いながら曲が分らなかったんですが、最終回のエンドロールでご丁寧にエピソード別の曲目リストが…!
と、いう訳で、今回はエンドロールを参考にしたところが多いので、多分合ってると思いますが、曲が流れたシーンを中心にまた紹介してみます。
【第9話】
刑期を終えて出所した西山(平田満さん)は、しばらくは大人しく過ごしていたものの、自転車で巡回中の警察官を襲い、拳銃を奪い上着のポケットに隠します。
「事件発生18時間前」という字幕が出た後に、ヴェルディの「レクイエム」がガツン!と鳴り響きます。
犯人がライフル銃を分解してカバンに詰め込むと、アトリウムの入口から堂々と侵入して、非常階段を上ります。更に屋上に出てペンライトを口にくわえて、「警護計画書」を照らし、アトリウムの図面を確認して、狙撃場所に向かいます。(曲はつづく)
その頃、尾形(堤真一さん)も、同じ「警護計画書」目を通していると、田中(野間口徹さん)が現れ、山西が出所している事を告げる。
尾形が計画書から目を上げると、曲は再びボリュームを取り戻して響きます。
更に、場面が変わって井上が(岡田准一さん)ひとり、ベンチに座っていると、隣にはなんと銃を奪った西山が!だんだんと盛り上がるトランペットの音が最高潮に達すると西山は銃をしまったポケットに手を…!
井上がその様子に目をやると、西山はベンチを立ってその場を去っていきます。
しばらくしてから回想する井上が後を追うが、西山は雑踏の中に消える・・・。
【第10話】
麻田首相が車で部下と永正大学の記念館アトリウムに到着するときにはエルガーの「威風堂々だ第1番」が流れていました。警護官に囲まれて拍手でアトリウムに総理が登場すると、トリオ部分がさっそうと響きます。
司会進行が始まると、会場にも曲が流れてたかな??
式が進むと、井上は、過去に麻田を狙った犯人が母親を襲った記憶が脳裏をよぎります。すると、グレゴリオ・アレグリの「ミゼーレ」が流れます。
何を思ったか、井上はスタスタと総理の元に歩み寄り、目の前に立ち、「覚えているか?」と総理に語りかけ、銃を抜いて総理に銃口を向けます。
尾形の「撃つな!」という叫びも虚しく、井上が引き金を引くと、銃弾は総理に命中し、周りにいる客は騒然と逃げまどいます。
・・・と思ったら、それは井上の空想で現実では無かったようです。
現実に戻った井上は会場に不審者を発見すると、警護官たちに警戒を呼びかけます。
しかし、銃弾はその不審者からではなく、会場の大きな天窓のスキマからライフルで撃ち込まれ総理に命中します。
総理に当たったのはペイント弾でしたが、それに驚いた客は騒然となり逃げ出します。
周りにいた警護官が総理の元に集り無事を確認した瞬間にモーツァルトの「レクイエム」が鳴り響くのでした。客の悲鳴と共に聴こえるレクイエムがなんとも臨場感あふれる雰囲気を作り出します。
パニックを起こして逃げ惑う客の中には西山が・・・!
発見した井上が目を奪われていると、マークしていた不審者がナイフで井上に襲いかかる。
不審者を振り払う井上は銃を西山に向けるも、逃げる客がその視界に入り、引き金が引けない・・・、そうこうするうちに西山はニヤリと笑い、総理に銃を向けて撃つ!
そして・・・警護官は次々に銃弾に倒れていくのでした。
【第11話】
倒れる警護官の後ろに立ちすくむ総理に向かって西山は「覚えてるか?」と聞くと、引き金を引く。しかし弾切れで銃は「カチッ」と空回り。
西山が倒れた警護官から拳銃を奪うスキに井上は総理に駆け寄って一緒に逃げる。
ふたりは学内を逃げるものの、井上の傷跡から流れる血の跡を追って西山はふたりに迫ります。ふたりがホールの舞台上に逃げると、グレツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」第3楽章が流れます。
西山は、「こいつはオレに人殺しをさせたんだぞ」と井上に告げると、麻田は「ちがう!」と否定し・・・、回想シーンが始まると、曲は虚しくその歌声を響かせていきます。
西山は「こいつを守る理由はないだろ!」とスゴむと、ホールには警護官が集まり、銃を構える西山を遠巻きに取り囲みます。
いよいよ西山が麻田総理に銃を向けると、集まっていた警護官のひとりが西山を撃つと、そこからスローモーションになり、フォーレの「レクイエム」第4曲が流れます。
銃弾に倒れた西山は尚も総理をナイフで狙いますが井上に取り押さえられるのでした。
井上の「救急車を!」という叫び声とともにレクイエムは続き、総理は「すまなかったなぁ」と軽く言い残してその場を去っていくのでした。
舞台に上がった警護官一同をバックに、悲劇のレクイエムはやがて、安堵を告げるかのようにやすらかに聴こえてくるのでした。
今回は、番組のエンドロールに助けられましたが、フォーレのレクイエムはなんとか、ついていけましたが、「アレグリって・・・、グレツキって誰?」と半分あきらめてましたけど、なんとかそれっぽく書いてみました。
しかも、書いたはいいけど、やたら長くなってしまった・・・。
でも、ドラマのそれぞれのシーンを盛り上げてくれたんじゃないでしょうか?
また何かのドラマにクラシックが登場していたら、取り上げたいとは思いますが、ちょっと曲についていけるか心配な今日この頃でした。
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