初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

年末年始はテレビでクラシック

2008年12月30日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は「年末年始はテレビでクラシック」です。


年末年始は初詣や旅行なんかに行ったりする人も多いと思いますが、テレビでまったりする人もかなりいるハズ!特番とかも増えますしね。
という訳で前にもやりましたけど、年末年始のクラシック番組を「gooテレビ番組」を参考にいくつか紹介してみます。

【番組:N響“第9”演奏会】
【放送時間:20:00~21:20】
【放送局:NHK教育】
内容は、もう紹介するまでもなく番組タイトルそのまんまでNHK交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」の番組です。補足を入れるとすれば指揮者はレナード・スラトキンということくらいでしょうか。
年末はやっぱり第九なんですね。


【番組:クラシック・ハイライト2008】
【放送時間:12月31日 21:20~翌0:05】
【放送局:NHK教育】
NHKのホームページからその内容を引用すると、 
 「2008年の大みそかに、今年1年のクラシック音楽シーンを振り返る番組。2008年は20世紀最大の指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン、20世紀を代表する作曲家オリヴィエ・メシアンなど大物音楽家のアニヴァーサリー・イヤーであり、それらに関連した数多くの演奏会やイベントが行われた。2008年クラシック・シーンの話題を織り交ぜながら、NHKが収録し放送した公演の模様をハイライトでお送りする。」

曲目は「歌劇トゥーランドット」「歌劇フィガロの結婚」からそれぞれハイライト、その他にも各種協奏曲と交響曲から各楽章を放送予定みたいです。


【番組:2008-2009東急ジルベスターコンサート】
【放送時間:12月31日 23:30~翌0:45】
【放送局:テレビ東京】(関東ローカルかな?)
こちらは簡単に言えば「年越し!カウントダウンコンサート」みたいな感じかな?
内容は、テレビ東京のホームページによると、「ラプソディ―・イン・ブルー」で2009年を華やかにカウントダウン。だそうです。金メダリストの荒川静香さんもゲスト出演する様子。
こちらは東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で指揮は井上道義さん他にもソリストを迎えて演奏。


【番組:ウィーンフィルのニューイヤーコンサート2009】
【放送時間:1月1日 19:00~22:00】
【放送局:NHK教育】
こちらも毎年おなじみのニューイヤーコンサートです。
今年の指揮者はダニエル・バレンボイム(初登場)一応このブログでも来年その様子を更新する予定。(あくまで予定です!)
2部構成のプログラムでウィンナ・ワルツを中心に華やかな曲目で新年を祝う音楽の祭典です。


ざっと年末年始のクラシックとしての風物詩みたいな番組はこんな感じですね。31日はウラ番組でNHK紅白とかダイナマイト!他特番やってますから、まあ何を見ても楽しめればいいんですけどね。
特番でちょっと疲れたから、ゆっくり番組を見よう!って人にはちょっといいかもしれないですね。上に紹介したのもほぼNHKですから、CMも無いですし、その意味では見やすいのかも。

こんな感じで紹介してみましたが、まあ自分としても紹介しといてなんなんですけど、実際に全部見るとは考えにくいので、よかったらこんな番組もやってますよ~くらいでひとつお願いします。

そして
最後に今年も皆様にご愛読いただき誠にありがとうございます。


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2008年ブログを振り返って

2008年12月29日 | その他

今日は「2008年ブログを振り返って」です。

「たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?」
という事でやってましたが、今年で3年目を迎えたこのブログ。当初に比べると今年はちょっと更新少なかったよな…と思うのは、おそらく読んでる人も同じ?かな??

と、いう訳で実際は今年、いくつくらい記事を書いたんだろう?と思ってブログの「編集画面」からちょっと調べてみると、この記事を合わせてちょうど110コありました。

アレ?!
そんなに書いてましたっけ?
自分でもハッキリ言ってそんなに書いたかどうかちょっと怪しいと思って更に調べると、1月は全部で7つでしたが、2月・3月が合わせて37つと、このあたりで結構がんばってたんですね。ちなみにこの頃は作曲家の生涯(ラヴェル)をやってましたので、これが結構数をかせいでくれました。で、あとの月は平均7・8つという内容でした。

ちなみに、3月後半ごろには「イケメンアーチスト」とか「美人アーチスト」とかも紹介してたんですね。そして、8月にはなぜか北京オリンピックも紹介してましたね。
そして、なんと言っても一番お世話になったのが、10月にはじまった「アニメのだめカンタービレ」巴里編。ホントもう足を向けては眠れません。
アクセスもちょっと増えました!

そしてアクセスが増えたと言えば、「グスターボ・ドゥダメル」の記事。これが案外とアクセス増えてました。ちょっとビックリ。(といっても当社比1.5倍くらいですけど)



こんな感じでちょっと振り返ってみましたが、我ながら結構あっさりしてるなぁ。
「初心者のクラシック」なので、ホントはもうちょっと曲を紹介しないといけないんですけどねぇ。
加えて、もうちょっと長い曲(大曲)も最近めっきり少なくなってきてますし、一方、短い曲で有名な曲も、なにげに紹介してない曲もまだまだあったりするんですねぇ。(そっちの方が「初心者のクラシック」にはいいんですけどね。ホントに)

そう考えると、まだまだやる事はたくさんありますので、今後ともよろしくどうぞ。



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CMのクラシック(その31)

2008年12月26日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その31)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

年末はやっぱりベートーヴェンの「第九」のCMやってましたね。その他もあわせていろいろどうぞ。


レベルファイブ:白騎士物語(PLAYSTATION3)「RPGファンへ編」
白騎士物語 -古の鼓動-(特典なし)

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【曲目:アヴェ・マリア:シューベルト】
アヴェマリアの有名なフレーズが流れるとゲーム画面の映像とともに「ヒーローとは?、冒険とは?RPGとは?」という字幕が中央に出て最後は商品名を言って終わり。というとってもシンプルなCM。
ホームページに行くと、この他にも全部で4つCMがあるみたいです。

ユニ・チャーム:ウェーブ(ハンディ編)
【曲目:歌劇「椿姫」から「乾杯の歌」:ヴェルディ】
ホームページで映像をよく見ると、移動中にモップの色が変わっていくんですね。最後に「でこぼこ、すき間もきれいにスッキリ」とナレーションが入るCMです。
ちなみにCMだと、歌はなくてメロディはトランペットっぽいけど、電子音かな?


日清食品:どん兵衛(3大中居さん篇)
【曲目:交響曲第9番「合唱」:ベートーヴェン】
「年越しそばならまっすぐ長いぴんそば~♪」みたいな歌詞を第九のメロディに乗せて、オペラ歌手に扮したSMAPの中居さんが3人「どんべえ」のそばをすするCMです。
日清のホームページに行くと上みたいに「3大中居さん篇」になってましたから、「3大テノール」を意識したんでしょうね。(ちょっとキツイんじゃ・・・)
ちなみに日清のホームページ結構凝ってました。

JR東日本:企業広告
【曲目:歌の翼:メンデルスゾーン】(記事はまだ書いてません)
これは少し前で、おそらく関東ローカル?だと思いますが、ヴァイオリニスト五嶋龍さんがゆったりとヴァイオリンを奏でる映像のバックにJRの車両や駅の日常風景が流れるCMです。
ホームページ(えきねっとJR東日本)に行くと「首都圏ネットワーク編」「TOKYO STATION CITY編」「屋上緑化編」と3パターンもあって、いずれも五嶋龍さんがヴァイオリン弾いてます(3つもあるって知らなかった)


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


最近ちょっとご無沙汰だったこのコーナー(CMのクラシック)この間他にもいろんなクラシックCMをやってたと思いますが、(もったいない、もっとマメにチェックしとけばよかった。)最近なんだか前にやってたCMをまたやってるような気が・・・、気のせいかなぁ??


【前回のCMのクラシック】


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歌曲「独りずまい」

2008年12月21日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「独りずまい」です。

“一人暮らし”をされている方はたくさんいると思いますが、こんな歌があるんですねぇ。
このタイトルだけで想像すると、言葉の響きからしても、なんとなく寂しそうな感じがしますが、

曲調としては、軽やかに進むピアノ伴奏にスッキリと響く独唱がなんとも、あっけらかんとした表情のどちらかと言うと明るい曲です。
歌詞の雰囲気を交えながら、まずは紹介してみます。


 ズンタ!ズンタ!と始まるピアノの小刻みなリズムに乗せて軽やかな歌いだしで
 始まります。
 夜ふけに暖炉のそばでこおろぎの鳴き声を聴きながらほっこりとした気持ちを、
 くったくのないリズムとその軽やかな歌声がやさしく響きます。
 
 ゆっくりと、静かな夜に起きて火を眺めていると今日もまた一日が過ぎる。
 と歌いますが、そのあっけらかんとしたリズムが淡々と響くのも、
 なんとものどかな歌声に聴こえてきます。
 
 うれしい事も悲しい事もあるけれど、悪い事だけ忘れてしまえば、
 この憩いを乱すものはない・・・と歌いますが、やはり明るいリズムなので
 「嫌なことなんて忘れちゃえばへっちゃらさ!」みたいに気楽に聴こえてきます。
 
 なにものにもわずらわされず、のんびりとその身をゆだねる
 と、のんびり歌えば軽快なリズムの中にもゆったりとした気分になります。
 
 少し曲調が変わり、この静かな暮らしが気に入った。騒々しい夜なんて満足できない。
 と歌うところは少し控え目でトーンが下がったようにも聴こえますが・・・、
 
 最後に部屋で鳴くこおろぎに、「いつまでも鳴いていればいい、その鳴き声は
 すこしも邪魔にならないから・・・私はひとりぼっちじゃないから」
 と締めくくります。
  
(※オススメCDの歌詞カードを元に個人的な独断と偏見に基づいて書いてます)


歌詞だけを見ると、「結局、最後はやっぱりさみしいんかい!」みたいな感じにもなるかもしれませんが、ピアノ伴奏で淡々と歌い上げるその声を、歌詞の意味を知らずに聴くと、
結構コミカルで楽しく聴けますが・・・

ストレートに何も意識せずに聴くと、多分平和な一日を過ごして家に帰ってくると、こおろぎが鳴いてたからちょっと耳を傾けてみました。みたいに、変わらない日常的な歌ですけど、
歌詞をじっくり読みこんで、じっくり聴いてしまうと、あまりにも淡々と歌い上げてますから、なんだか余計寂しくなったりもしたりして・・・。

まぁ、家でこおろぎの鳴き声に耳を傾ける人はいまどき、そう多くはないと思いますが、“独り暮らし”をしてる身としては、家でテレビやラジオなど音の出るモノを聞かずに、夜、じっとしていると、部屋の時計の針の音とか、外を走る車の音とかいろんな音が聴こえてくるんですけど、一人でいると、なんだか急に必要以上に寂しくなる事もありますよね。(たま~にですけど)

それに、こんな歌が出来てるって事は、誰でも一人になればそんな気持ちになるって事でしょうし、逆に、それだけ普段はみんな周りの人に支えられて生きてるって事なんでしょう。

≪オススメCD≫
シューベルト:歌曲集
アーメリング(エリー)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
お風呂上りに聴くとサッパリ聴けるかも?!


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のだめカンタービレ(巴里編)第11話

2008年12月20日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」巴里編(第11話)です。

のだめカンタービレ 巴里編
のだめカンタービレ,Aura
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「のだめリサイタル」として、貴族主催で行われたのだめのピアノ演奏会。のだめの演奏に千秋も触発され、興味深く見守りながら大成功のうちに幕を閉じた演奏会とそのパーティー。今回のはそのつづきから・・・。

【第11話】

しっとりとしたチェロのメロディが流れると、そこはマルレ・オーケストラのオーディション会場。ごっそり抜けた団員を獲得するため、団員立会のもとに演奏するのでした。
フランス国内外から集まった優秀な奏者たちが次々と華麗な演奏を披露すると、現役の団員たちも舌を巻くのでした。

各パート(楽器)の首席奏者たちも自分の地位をおびやかされないかと心配し、「うまけりゃいいてもんじゃ・・・、ああいう連中はアンサンブルが分かってない!」と懸念しますが、コンサートマスターと千秋は「分かってないなら、分らせればいい!」と、低くドスの効いた声でふたりしてほくそ笑むのでした。

一方、連日に渡るオーディションを前に、(われらが?!)黒木くんもターニャをピアノ伴奏に練習に励んでいるようですが、ターニャはあんまり乗り気ではなさそうな・・・。

そして、オーボエのオーディション当日。千秋の推薦があったとは言え、黒木くんは団員も納得の演奏をして、その場でほぼ入団決定!

続いて、ファゴットのオーディションには!ポールがバソンを持って乱入?!協奏曲をピアノ伴奏でバシッ!と決めるとファゴットの首席奏者から「キミは入団したらバソンからファゴットに持ち帰るつもりなの?」と問われると、ポールはきっぱり「ないです」と一言。

しかし、すかさずコンサートマスターが「いいじゃないか!・・・なぜウチはファゴットに変えたんだ?」とチクリ。千秋も「いいんじゃないですか」と援護射撃。
・・・練習中や演奏中には、あんなに仲の悪そうに見えたこのふたりが、マルレ団員には「このふたり結託してる・・・」ように映るのでした。

・・・そして、あっという間にオーディションは終了。もちろん見事に入団を果たしたポールと黒木くん。コンサートに向けて早くもリハーサル。
新しく入団したメンバーは希望の光に満ち溢れた表情。一方旧団員はマンネリ化した日常の風景として、いつもの練習をこなすだけ・・・みたいな雰囲気。

そこへ、旧オーボエ首席から「・・・持ち替えでコーラングレ(イングリッシュホルン)が出るところ君が吹いてよ・・・」と、新主席の黒木くんに持ちかけます。
どうやら普通は首席奏者は持ち替えをしないようですが・・・。


そんなこんなで、練習が始まると、Sオケだろうが、マルレ・オケだろうが容赦ない千秋の指導がはじまるのでした。
千秋の「鬼の指導」(勝手に命名)にマルレ・オケのメンバーも辟易。両者の間に険悪なムードがただようと、団員の愚痴も増えてくるのでした。
「生活の疲れがオケを蝕む・・・こんなんでいいのかなぁ・・・。」という黒木くんのセリフがなんとも印象的でした。

そんなキビシイ千秋の練習が続くある日、黒木くんが旧首席メンバーの子供の、おむかえを頼まれて、のだめのアパルトマンでターニャを交えて4人夕食を取っていると、子供まで千秋の厳しい練習をそのまま話します。
そこへ千秋が帰宅。そんな練習の様子を聞いたターニャが「・・・オケに嫌われたらクビになっちゃうわよ・・・」と釘を刺しますが、「嫌われて結構だよ!」とピシャリ。
「・・・好かれたり仲良くなったりするために音楽やってる訳じゃないから・・・」と、つぶやくのは黒木くん「分かってるよプロなんだし」と続けます。
(大丈夫なのか!?マルレ・オケは!!)

一抹の不安を抱えながら?!演奏会当日。
ホールのロビーでは、前回の演奏会のボレロを思い出す観客の声も・・・
楽屋では「やるべき事はやった・・・・!」と千秋が指揮棒を握りしめ、舞台へ上がります。
そして曲が(ニールセン:交響曲第4番)始まると、指揮をしながら千秋は「願わくば、ヴィエラ先生やシュトレーゼマンの、あの魔法を…!!」との想いを込めて渾身の演奏を奏でて行きます。
すると、画面には色とりどりの華が咲き乱れ、演奏会は大成功。大喝采を浴びてエンディングを迎え、会場からも「ブラボー!」の歓声が次々に上がるのでした。


あ~~!!ぱっぱり今回で終わりだったんですね~!
マジですか!?ホントですか?来週はやらないの??と思っていたら、エンディングが終わるやいなや、「のだめカンタービレ続編、2009年秋、放送決定!」との事。
マジですか!?ホントですか?来年ですか!?(って先週から公式サイトにも書いてありましたけど。)

それは、さておき、今回出てきたのは「主席奏者」でしょうか?
まぁ文字面からしても、今回の内容からしても皆さんだいたい想像はついてると思いますが・・・、簡単に言うと各楽器には複数のメンバーがいますから、その楽器の首席(トップ)な訳なんですね。
むか~し、昔。自分も高校時代に吹奏楽やってましたけど、そのときは楽器別で「パートリダー」みたいな呼び方をしてましたから、そっちの方がイメージがし易いかもしれないですね。(もちろん高校生とは違うケド、たぶんそんな感じでしょう。)

ちなみに、ヴァイオリン他、弦楽器だとたくさんメンバーが居ますから、メロディーパートとハーモニーパートみたいに、なんとなく違う演奏をしてる事は想像しますが、
実は管楽器(オーボエ、クラリネット、トランペット、トロンボーン他)も、各楽器ごとに同じ楽器でも1st、2ndパートみたいに、それぞれ楽譜が違っていて、別の音を出してるんですねぇ。
で、「主席奏者」は当然メロディパートを演奏して、曲中の「ソロ」なんかがあると、もちろんこれも演奏するという訳なんですね。(吹奏楽や学生、市民オーケストラの経験がある方はご存知ですよね。)

それと、もうひとつ印象的だったのは、「…仲良くなるために音楽やってる訳じゃ…」という黒木くんのセリフ。
昔話ついでに、高校時代に7校合同演奏みたいな感じで各校からメンバーを集めて合同吹奏楽団を編成して、演奏会を行うというイベントを毎年やってたりしてたんですけど、
その演奏会の練習をしていたときに、他校の生徒から聞いた話なんですが、その子が先生からこんな事を言われたそうです「吹奏楽でも学生は仲良くしてケンカしちゃいけない。プロなら多少ケンカしてても音は合わせられるけど、学生はケンカすると音に出ちゃうから仲良くしないとダメなんだよ。」
今回、テレビを見ながら久々にそんな事を思い出しながら見てました。

ただ、実際のプロオーケストラは、多少演奏面で意見の違いはあるでしょうけどケンカしてまで、って事はないと思いますし、たいていの指揮者には敬意をはらってその演奏を作っていくハズですから、本番にはいい演奏ができるんでしょうね。


最後に、「のだめカンタービレ」(巴里編)もついに最終回になってしまいましたが、
う~ん、もうちょっといろいろ・・・という話は前回しましたし、
来年には続編の放送も決まったようなので、次回作に期待!といったところでしょうか?
なんて、かなり生意気な事を言いながら、放送期間中はこのブログも、おんぶにだっこと、この番組ネタで、かなりお世話になりましたから、来週から、どうしよう??みたいな感じになってますが、
来年の「のだめ」も続編放送が決定したようなので、どうにかその頃まではいろいろ紹介したいと思ってますので、今後ともヨロシク!なんちゃって。

≪巴里編DVD発売も決定≫
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第1巻 [DVD]

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【前回の、のだめカンタービレ】


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のだめカンタービレ(巴里編)第10話

2008年12月13日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」巴里編(第10話)です。

のだめカンタービレ 巴里編
のだめカンタービレ,Aura
ERJ(SME)(M)

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のだめリサイタル!という事でサン・マロの貴族が主催するリサイタルの開催される教会へむかうのだめと千秋。到着すると、一風変わった貴族の方がお出迎えをしてくれましたが、いったいどんなリサイタルになる事やら。


【第10話】

いよいよ、のだめリサイタル当日・・・。
オープニングが明けると、のだめが日本から持ってきた衣装の背中のファスナーが上がらない・・・、仕方なくブノワ家から衣装を借りることに・・・。

教会では黒木くんとターニャも客席へ・・・、
そして、のだめがいよいよ登場!衣装は貴族?というか当時の衣装のコスプレみたいに、ご丁寧にカツラまでつけて登場。
ピアノの前で「・・・楽しんで演奏するので、頑張って聴いて下さい!」とのだめらしい挨拶をすると、さっそく演奏をはじめます。

まずは、「キラキラ星」“まんまるの音のつぶ”と言ったのはターニャ。
そしてモーツァルトの「ピアノソナタ18番」“モーツァルトって理論でどうこう言える相手じゃないんだよなコイツ(のだめ)と同じで”と言ったのは千秋。
次にリストの「波の上を歩く聖パラオのフラチェスコ」“スゴイ!あっという間に違う世界に引き込んでくる”と言ったのは黒木くん。
更にラヴェルの「水の戯れ」へと続きます。“これは・・・サン・マロの海”とつぶやくのは城主。
教会は喝采の渦に巻き込まれるのでした。
最後は「シューベルトのソナタ」でラストを飾ります。

CMが明けると、「おつかれさまー!よくやった。今度は君たちの番だよ!」とブノワ家の城主。
「演奏する方はこちらの衣装を着てもらいます。」と使用人。ターニャは「素敵な衣裳!」とひとり盛り上がりますが、千秋はちょっと逃げ腰ぎみ。

「演奏どうしよっか?僕ら3人ピアノとヴァイオリン、オーボエ・・・」と言っていると、
ぞろぞろと現れたのが「ブノワ家特設モーツァルト弦楽五重奏団」。

そんなこんなでおつかれさまパーティーがはじまると、なんだかんだでちゃっかり千秋もまざって「アイネクライネ」を演奏中だったりして。
黒木くんも負けじと「オーボエ四重奏をやりましょう!」と言って演奏。更にターニャも「ソナタは何番が宜しいですか?」と楽譜をもってこられると、しっかり弾いてしまうのでした。

最後に、パーティーも終りにさしかかると、「どうでしたか、のだめのリサイタル?」とのだめが千秋に問いかけると、
「スゴク・・・心臓に悪かった!ふざけるな!・・・リストの出だし!」と怒鳴られてしまいますが「でも・・・、まぁよかった。泣けたよ。」と、ちょっとしんみりするところも。

こうしてリサイタルは、めでたく終わるのでした。

≪こんなのも出てるらしい≫
今回はこんなカンジでしたよね。
TV ANIMATIONのだめカンタービレOFFICIAL (KCデラックス)
二ノ宮 知子,OFFICIAL FAN BOOK制作ス
講談社

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う~ん今回は、曲がたくさん聴けましたが、もう少し一曲ずつゆったり聴きたかった!というのは贅沢ですよね。時間もあるし、ストーリーも進めないといけないし。

で、いつもなら実際の・・・と行きたいところですが、残念ながらさすがに教会で貴族主催の演奏会?なんて聴いたこともないですし、ヨーロッパではホントにこんなリサイタルをやってるかすらも知らないので、

今回は、アニメについてひとこと!
なんとなく、個人的には来週の11話で巴里編が終わりそうな気がしてならない今日このごろ!なんだか知らない間にスルスルっと一気に終わってしまいそうな・・・。
個人的には日本編のときみたいに、せっかくなら20数話くらいはやって欲しかったのに…、「巴里編」に関しては原作を詳しく読んでないので、実際はどうなのか分かりませんが、もうちょっと見せ場がいくつかあったような気が・・・、
それでも話数が少し足らないのなら、せっかくのクラシックアニメなんだし、演奏シーンをもっと多くすれば時間はいくらでもかせげるハズ!!なんて単純に思ったりなんかして、(今回みたいに曲が多いと特にそう感じてしまう・・・。)

まぁ実際にアニメーション描いてる方は、かなり大変になりそうですが、あと演奏家も録音が大変なのかな?

で、フジテレビの公式サイトをちょっと覗いてみると、「過去10年の全ての深夜アニメ視聴率記録も更新!」なんて書いてありましたが・・・、
だったら余計にもっとやればよかったのに、なんて思いますが、まぁ視聴率は実際に放送してみないといくつになるか分からないでしょうしねぇ。

加えて、ここでは勝手に来週で最終回!みたいな書き方してますケド、来週どうなるか!?お楽しみに!(ってフジのまわしものみたいなコト言ってますけど普通の視聴者ですから)


【前回の、のだめカンタービレ】


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指揮者「グスターボ・ドゥダメル」

2008年12月11日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、指揮者「グスターボ・ドゥダメル」です。


いきなりですが、昨夜テレビで初めて見ましたこの人、ベネズエラ人の指揮者なんですが、
番組はTBSの深夜番組「CBSドキュメント」(関東ローカル)ってやつなんですが、番組の紹介は後ほど、まずは昨日の内容から。(見た感じのサラッとですけど)

≪グスターボ・ドゥダメルのCD≫
マーラー:交響曲第5番
ドゥダメル(グスターボ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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ベネズエラで、1975年に設立された「エル・システマ」という組織があるらしく、この組織の目的は音楽教育を通じて、貧困層の子供たちの健全な成長を図る、というもののようですが、
楽器なんか一度も触ったことすらない子供たちに、楽器を与えオーケストラを組んで演奏をさせるというもの。(コレだけ聞くと、えらい途方もない話ですが)

見た感じだと、最初はやっぱりそれぞれの楽器の音の出し方や指使いを教えてひたすら練習をさせます。そしてメロディ他ワンフレーズでも出来るようになると、一気にオーケストラに編入。あとはお互いに教えあったりしながら、ひたすら切磋琢磨の毎日のようです。

子供たちへのインタビュー映像を見ると、「最初はヴァイオリンなんて見たこともないし、クラシックなんて聴いた事もなかった。でも今は毎日楽しい」とニッコリと笑顔で応える少年。
別の子供は「僕に楽器を与えたらそのまま逃げられてもおかしくなかったのに、信頼してくれて嬉しかった」なんて子も・・・。
どうやら、貧困層の子供たちが住む地域(スラム街??)では窃盗も半ば当たり前みたいな状況もあったようです。更に麻薬の密売なんかもやってたりするらしい。

ところが、このオーケストラで演奏する子供たちはとても生き生きと輝いて見えます。
番組ナレーションによると、「オーケストラの一員として、同一の目的を持って集団での個々の役割を果たすことを覚える」という効果もあるらしい。現在ではベネズエラ国内に200を超える少年オーケストラがあるらしい。(スゴイねこりゃ)


そして、このオーケストラで、ヴァイオリンを弾いていた少年が今回のグスターボ・ドゥダメル。彼はヴァイオリンから指揮者に転向して、2004年マーラー国際指揮者コンクールに出場すると、ここでなんと見事に優勝。
彼の名前は瞬く間に世界に鳴り響くのでした。2006年にはベネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラを指揮して、ベートーヴェンの交響曲第5番、第7番を録音し名門グラモフォンからCDを発売。これも大好評。
更に更に、2007年にはローマ教皇の80歳を祝う記念式典でもドヴォルザークの「新世界から」を演奏し、これが全ヨーロッパに生中継された模様。

まさにシンデレラストーリーを絵に描いたような話ですが、これがドュメンタリーというから、事実は小説よりも奇なり・・・なんて、テレビを見ながら唯々目を疑うような、寝ぼけてるのかと思うような。そんな感じで見てました。

審査員の人だかも、彼の指揮を見て、「指揮棒を振る動物がいる!」と興奮ぎみに話しをしていたのが印象的でした。
ウィーンフィルを指揮する彼は自分の祖父くらいの年の差があるメンバーにも、「魂が足りない!!」とか「今のはよかった!けどもっと耳元で『I Love you』とささやくように!」と、思う存分その想いをオーケストラにぶつけたりと、若さあふれるやりとりが続いてました。

そして彼を紹介する最後のくだりでは、何と来週来日するそうな「マジですか!?」
指揮:グスターボ・ドゥダメル
演奏:シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
場所:(12月17日 東京芸術劇場 / 12月18日 東京国際フォーラム / 12月19日広島厚生年金会館)
ゲスト:マルタ・アルゲリッチ(彼女も演奏するらしい)
たぶんもうチケットは無いんじゃないのかな?

※グスターボ・ドゥダメル及びシモン・ボリバル・ユース・オーケストラの詳細はウィキペディアから一部を引用。


特に今回の放送をビデオに撮ったりした訳ではないので内容に一部記憶違いがあるかもしれませんが、
いやぁ~それにしてもスゴイっす。演奏の様子もチラッと映ってましたけど、演奏の曲目もあるんでしょうけど、パワフルでとにかくイケイケでしたから、そんな演奏が大好きな人には注目の指揮者かも?
彼の活躍も去ることながら、ベネズエラでこういう取組がされているのがなんともカルチャーショックというかなんというか、
日本は技術立国としての先進国と言われる事がありますが、こういう面は実際どうなんだろう?なんて思ったりして。

ふ、と我に返ってみると、今2兆円の埋蔵金がどうのとか言ってますが、ネットでチラッと検索すると、N響の収支がざっと30億前後でしたから、何兆円とかは言わないまでも年間100億くらいポーンと出して、全国の主要都市くらいに3つ4つくらいでも少年オーケストラ作っても10年で1000億ですし、そのうち上手くなってくれば企業がスポンサーについたりなんかして、そのうちちょっとした産業になったりもしないのかな?
そこら辺に、ポンポンとハコモノ作るよりよっぽど生産的だと思ったり・・・なんて、おもいっきり簡単に考えたりしますけど、まぁアレなんでしょうねぇ、所詮「夢物語」というか、「エソラゴト」なんでしょうねぇ。

ちなみに
【CBSドキュメント】
TBSの深夜番組。毎週水曜深夜26:00前後~1時間番組(残念ながら関東ローカル)
司会はピーター・バラカンさん(声だけ聞くと日本人)と吉川美代子さん(TBSアナウンサー)
アメリカの放送局CBSのドキュメンタリー番組「60Minutes」を主に放送。
放送内容は多岐に渡り、イラク戦争から大統領選、FBI、医療問題、環境問題、や今回みたいに音楽もの(クラシックに限らず)までとにかくありとあらゆる分野のドキュメンタリーを放送。過去に見た音楽ものだと、ホロヴィッツ特集とか、“精神障害者が音楽に大きな才能を発揮”みたいなのも見た事ありますけど、音楽関係が放送されるのは、たま~にしかないので、要注意(決して音楽番組ではありません。)


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マーチ「士官候補生」 (スーザ作曲)

2008年12月09日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はスーザ:士官候補生です。

久しぶりのマーチですが、まだこの曲を紹介してなかったんですね。
マーチの作曲家としても有名なジョン・フィリップ・スーザのこの作品ですが、
CDの解説によると、この曲のタイトル「士官候補生」というのは、違訳で、原題は「The High Scool Cadets」で高校生のマーチングバンドという意味らしい。最後の「Cadets」というのが軍隊の候補生という事なので、コレだけが目立ったので日本ではこんなタイトルになったようです。

でも、自分もそうですが、最初に「士官候補生」というタイトルで聞いてしまうと、もうそっちしかイメージできなかったりして、
それに、日本では普通にこの曲のタイトルとしてすっかり一般的になってしまっているようです。(言葉って難し~)


 トランペットの軽快なファンファーレで曲がスムーズに始まると、
 フルートの軽やかなフレーズに、チューバ、トロンボーン等の低音のリズムが
 ずっしりと響くマーチが始まります。
 高らかに響くトランペットも、明るくさわやかに聴こえます。
 中盤は、クラリネット等の木管楽器がゆるやかなフレーズを聴かせながら
 なめらかな響きを奏でていきます。
 そして、スネアドラム(小太鼓)がバシッ!と決まると、トロンボーンが大きく響き、
 朗々とその音を聴かせて、ザックリと締めくくります。
 


マーチ自体を自分でも久々に聴きましたが、行進曲は明るくっていいですよね。
トランペットのファンファーレ、チューバやドラムのリズム、木管楽器の軽快なフレーズ、バリバリと響くトロンボーン。定番の構成がズバッ!と決まると、スッキリと気持ちいい気分になれます。

≪オススメCD≫
定番のマーチがたくさん入ってます。
星条旗よ永遠なれ/マーチ名曲集
フェネル(フレデリック)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
ズバッとスカッと聴けるマーチです。


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のだめカンタービレ(巴里編)第9話

2008年12月06日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」巴里編(第9話)です。
のだめカンタービレ 巴里編
のだめカンタービレ,Aura
ERJ(SME)(M)

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マルレ・オーケストラの演奏会が成功とは言えない終わり方をした事に意気消沈する千秋。一方でピアノ、オーボエ、バソンでヤキトリオを結成したのだめ。試験を通過してようやく一段落したかに見えましたが、のだめはいきなりリサイタルを開催すると宣言!(エライ急だなぁ、9話だけに?!なんっつって…ワー!ゴメンナサイA;>.<)


【第9話】

「私、ターニャ18歳よ!」というセリフで、今回は何故かターニャが部屋の中で水着を姿見に映しての登場から。学校は休暇でバカンスを楽しむためにいろいろもくろんでいるらしい。
のだめは、リサイタルに向けて学校で練習中らしい。
そして、いつの間にか話は進んでいて、サン・マロから連絡が入ります。バカンスの予定を持て余していたターニャを誘って、のだめ、千秋、ターニャは、先週千秋がポーンと買った車でパリからフランス北西部のサン・マロへ。

現地で黒木くんと合流して、何故か海へ、千秋は海が苦手なので真っ青な顔でのだめにすがりついている様子が、遠目からはイチャついているように見えたので、ターニャと黒木くんは、場所移動、そして街を散策するものの、どうにもウマが合わないこの二人。
半分ケンカ腰でのだめたちと再び合流。そして、いよいよリサイタルを主催する貴族のお城へ。

貴族に部屋を案内されると、のだめは「夕食までに、ピアノを弾きたい」と言って、ピアノのある部屋へ。
どうやらリサイタルでは、モーツァルトの曲を演奏するようですが、こちらの貴族の方はかなりのモーツァルトマニアらしく、のだめたちがピアノを弾いていると、モーツァルトの“うんちく”を語り演奏が早いの遅いのと指示をしてくるのでした。

夕食ではディナーとは程遠い食事が用意されて、ターニャは文句だらだら。食後にワインを楽しむ千秋、ターニャ、黒木くんでしたが、「のだめも緊張してるんじゃない?」と気遣う様子を見せる三人。

千秋がのだめの居る部屋に戻ってくると、のだめはモーツァルトの書物を前に明日のリサイタルへ向けて予習したいようですが、フランス語の文章はまだあまり読めないのだめ。
止む無く千秋が子供を寝かしつけるようにして、のだめに読み聞かせるのでした。


今回は・・・、モーツァルト?!かな??
クラシック音楽でも代表格と言える作曲家モーツァルトですが、のだめはどやらモーツァルトが苦手?!「先生にああ弾けこう弾けと言われるから・・・」なんて言っていましたが・・・。
実際に個人的にはピアノが弾ける訳ではないのでホントのところはよく分かりませんが…、
想像するに、これは前回千秋が演奏してた「ラベルのボレロ」的な要素があるのかもしれないですね。
モーツァルトの作品は聴く分にはとてもシンプルで明るい曲ですし、その知名度からしてもたいていの曲は有名な作品として広く知られていますから、聴く側としても、ある程度その曲のイメージが出来上がっている面が多々あるハズ。
のだめの自由な理解による演奏だと、そんな聴く側を納得させるだけの演奏ができるかどうかが不安なんでしょう。

あと、「モーツァルトを弾くのは難しい」なんて話をテレビかラジオで昔、聞いた事があったような気が…、シンプルで明るい曲なんですが、そのメロディひとつ、和音ひとつに、感情を入れ込むには、かなり神経をすり減らして、相当な気を遣って演奏をするんだとか、しないんだとか。

まあ、モーツァルトに限らず演奏会に向けてはアーティストの皆さんが力を注いで成功させようとしているのには違いないんでしょう。

そして、依然気になるのが「のだめカンタービレ巴里編」のゆくへ!!なんとなくこのリサイタルを最後に年内いっぱいで(11話)で終わってしまいそうな気が・・・。
マジですか?ホントですか?そうなのか?どうなんだろう?
いろいろと気になりますが、とりあえず来週を見守るしかないような?!

【前回の、のだめカンタービレ】


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