初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

トランペット協奏曲 (ハイドン作曲)

2009年10月30日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:トランペット協奏曲です。

「トランペット」と言うと、交響曲や組曲、管弦楽などでは要所をバシッと決めるカッコイイ楽器として有名です。そして序曲なんかだと、冒頭のファンファーレがとても印象的で、これが決まると聴いている方もスカッと爽快な気分になりますが…、

「協奏曲」となるとヴァイオリンやピアノのような楽器と比べると、その数も有名な作品も圧倒的に少なく、あまりイメージがないかもしれませんが、
そんな数少ない「トランペット協奏曲」の中でも比較的有名なこの曲。

ひょっとしたらメロディを聴けば、「どこかで聴いたことがあるかも?!」という曲かもしれないですね。

曲調は、基本的に明るく軽やかですが、クラシック音楽でも比較的古い時代の音楽なので、上に書いたトランペットの一般的なイメージとは多少違うかもしれません。



 第1楽章:スッキりとした、弦楽器が始まると、ティンパニ(大太鼓)や
 トランペット(ソロじゃない)が入り、次第ににぎやかになります。
 そして、軽やかなトランペットのメロディがはじまると、
 弦楽器などをサラリと間に入れ、ティンパニで心地よく引き締めながら
 トランペットは、朗々とそのメロディを歌っていきます。
 途中、多少暗く感じるようなフレーズもありますが、
 とても快活にテキパキと聴かせるその音色はとてもよく響きます。
 メロディに入った細かいフレーズもサラリとこなすと、
 最後は、「どうだ!」と言わんばかりのソロを堂々と聴かせると、
 元気に終わります。

 第2楽章:ゆったりとした涼しげな弦楽器が始まると、とても落ち着いた
 雰囲気の中から、トランペットが、その同じメロディをゆっくりと
 繰り返していきます。
 なだらかなトランペットのフレーズは、とても温かく安らぎのような…
 間をつなぐフルートや弦楽器もそのフレーズを気遣うように
 ゆっくりと聴かせると、
 また最初のメロディをゆっくりと聴かせていきます。
 デジャブのような、まどろみの中にしっとりとした音色が心地よく響くと
 そのまま静かに終わります。

 第3楽章:少し駆け足の弦楽器がサクサクとはじまると、ティパニが勢いをつけ、
 ホルンが盛り上げると、トランペットが楽しげに始まります。
 足早な弦楽器にスルッと引き延ばしたようなトランペットが響いたかと思うと
 素早いフレーズをサラッと入れたり、
 そうかと思うと、普通にそのメロディを軽々と響かせ、
 ティパニのリズムを入れながら、最後まで明るく文字通り輝かしその音色を
 聴かせてくれます。
 終盤で一度ファンファーレ風のフレーズを入れて、最後は堂々と曲を締めくくります。


明るいメロディがとても聴きやすくて、演奏時間も14・5分と比較的短いので、気軽に聴けて、楽しい曲なんですが、
高音がかなりあったり、細かいフレーズがいくつかあったりと、おそらく演奏する方にはかなりのテクニックが要求される事が想像出来ますが、
まぁ、ただ聴く分にはそこまで考える必要はありませんし、ソロ部分なんかも、そのテクニックを十分に楽しめる一曲だと思います。


≪オススメCD≫
ハイドンの協奏曲いろいろ
ハイドン:協奏曲集
ヘルムート・ミュラー=ブリュール
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆


≪おすすめシチュエーション≫
明るく軽やかなトランペット協奏曲です。


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フィギュアスケートグランプリシリーズ2009開幕

2009年10月24日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はフィギュアスケートグランプリシリーズ2009開幕です。

今年も始まりましたフィギュアスケートグランプリシリーズ。
また急にここに来て、みたいな話ですが、

まず最初に、このブログでも以前取り上げたのが2007年。(ずいぶん前だなぁ)このときは、「クラシック音楽もフィギュアスケートではよく使われてますよね。」という事と、この「グランプリシリーズ」をちょっと調べて書いてましたが・・・、

今回は、何故取り上げたのかというと・・・、数日前いつものように「ブログ編集画面」の「ページごとアクセス」を見ていると、「24のカプリース」の記事にアクセスが集中(62)。ブログ事態のアクセス数も急増!(726)
「おお、スゴイ!何があったんだ!」と最初は訳も分かりませんでしたが、
テレビを見ていると、どうやらフィギュアスケートで「浅田真央VSキム・ヨナ」みたいなニュースをやっていて、その浅田真央さんの演技の映像からは、「24のカプリース」が流れていたんですね。

「それでか!」と、ようやく納得。ちなみに「フィギュアスケートグランプリシリーズ」の当時の記事はこちら←。

そして、今回ネット上から探してきたニュース記事がこちら↓

――――――――――――――――――
~47NEWSから~

キム・ヨナが首位、浅田真央は3位 フランス杯の女子SP
 【パリ共同】フィギュアスケートの新旧世界女王、浅田真央(19)=中京大=とキム・ヨナ(19)=韓国=が16日、パリで開幕したグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス杯の女子ショートプログラム(SP)に出場し、キム・ヨナが76・08点で首位に立ち、浅田は58・96点で3位発進となった。

 来年2月のバンクーバー冬季五輪で金メダルを争うとみられる同い年のライバルの今季初対決。キム・ヨナが自身のSP世界歴代最高得点に0・04点と迫る圧巻の演技を見せたのに対し、浅田はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転半になるなど精彩を欠き、いきなり大差がついた。フリーは17日に行われる。

 中野友加里(24)=プリンスホテル=が59・64点で2位に割って入った。

10月17日「共同通信」  ~47NEWS から~
――――――――――――――――――――――――――
(補足)
ちなみに少し前の記事なので、上記10月17日現在ではSP(ショートプログラム)の結果ですが、現在はフリープログラムも終了し、フランスGPでは1位キム・ヨナ、2位浅田真央、3位中野友加里の結果のようです。

ちなみに男子フランスGP優勝は織田信成さん。おめでとう!

思い出すと、演技中の音楽も何年か前は「真央ちゃん」も「くるみ割り人形から花のワルツ」とかで、かわいらしいイメージがありましたが、「24のカプリース」だなんて技巧派で妖艶なメロディとは、大人になっていくんだなぁ、なんて思ったりして・・・。


それはともかく、浅田真央さん他、次回ロシアGPでは安藤美姫さんが、中国GPでは村主章枝さん、鈴木明子さんが、そして日本GP(NHK杯)では再度中野友加里さんが出演されるようなので、演技もさることながら、そこで使用される音楽にも注目ですね。
ロシアGPは本日24日7:00から開催!

(おまけ)
そんな訳で、最近アクセスが増えた記事「24のカプリースの謎」は解明できたのですが、もうひとつ気になるのは、ドヴォルザーク作曲の「弦楽セレナーデ」の記事、こちらは先月あたりから、ほぼ毎日「ページごとアクセス」の上位にランクインしてるんですが、(と言っても1日あたり7~10程度)これは何故??
そんなCMとか話題になったりしてましたっけか?というのが気になる今日このごろ。




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CMのクラシック(リニューアル&リバイバルその3)

2009年10月17日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(リニューアル&リバイバルその3)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

前回に引き続きですが、最近あまり新作のクラシックCMをあまり見かけませんが、これまでに紹介していたCMをまた見かけたりしたので、今回もそちらを紹介してみます。

リニューアル編(ロングランともいう)

大鵬薬品:ハルンケア
【曲目:アンネンポルカ:J.シュトラウスⅡ】
「あなたは、こんな悩みや症状はありませんか?」と言ってキャスター2人が、その症状を説明していきます。「8つの生薬が尿のトラブルを解決します。」という、なんともさわやかなCM。そして最後は何かが「カポン!」と乾いた音を決めます。
まぁ分らんでもないけど・・・。
≪CMのクラシック(その24)より転載≫

NEC
【曲目:歌劇「フィガロの結婚」序曲:モーツァルト】
会議室で、「エネルギー効率が悪い・・・、コストがかかり過ぎる。」とかいう話になり、「ええ、そんなにコストがかかってるんですが?!」と驚く社員。
すると、女性社員が「NECに診断してもらえばよろしいかと・・・、」と一言。その後、曲が流れるCM。
みたいな感じだと思うんですけど、ホームページでCM探せなかった・・・。
≪CMのクラシック(その37)より転載≫
(今回探すと、NECのホームページにCM載ってました)

リニューアル編

ソフトバンク:「お父さん感謝される編」
【曲目:バレエ音楽「くるみ割り人形」から「葦笛の踊り」:チャイコフスキー】
お母さんに連れられた小さな女の子が病院で「ありがとうございます」とお礼を言うと続けて「決めたの!私おおきくなったら立派な犬になる!」
すると、包帯を巻いてベッドからお父さん(犬)が「やめておきなさい」とひとこと。
上戸彩さんが「スリッパで我慢しておこう」といい両手でスリッパを差し出す。
横では先生が「スリッパでいいんじゃないかな」と続けると、
お父さん(犬)はベッドから飛び起きて「アンタに言われたくないよ!!」と怒鳴るCM。


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


素人目線だとCMにクラシック音楽を使った方がコスト的には安上がりになるんじゃないのかなぁ?なんて思ったりもするんですが、実際はどうなんでしょう?
個人的に見てる番組が、たまたまクラシックのCMをやってないだけなんでしょうか?
それとも、番組を見ていてもCMになるとチャンネルを変えるから見れてないだけなんでしょうか?そんなにチャンネル変えるペースは変わってないと思うんですけど・・・。

【前回のCMのクラシック】


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交響詩「オンファールの糸車」 (サン=サーンス作曲)

2009年10月11日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はサン=サーンス:交響詩「オンファールの糸車」です。

この曲は、もともと2台のピアノのための作品として作曲された曲のようですが、その後、オーケストラのための曲として作曲されます。

CDの解説によると、『標題のオンファールはギリシャ神話に登場するリユディアの女王で、ヘラクレスを奴隷にした人物です。サン=サーンスによれば、この交響詩の主題は「女性の魅惑、弱さが力に勝つ戦い」だということです。』
との事。

「女性らしさ」という言葉がどういう意味を持つのかはよくわかりませんが、
この曲を順に追っていくと、なにか興味を誘うようなテーマではじまり、とても可愛らしい旋律を奏でたかと思うと、とても熱く熱心に盛り上がり、最後はそ知らぬ顔で、すうっと通り過ぎていく・・・。
という感じに聴こえますが、(文字にするよヤな女みたですが)
曲だとそのいずれもが、なんとも魅力的で、憎たらしいんだけど、なんだか憎めないみたいな、不思議な音楽に聴こえてきます。



 まどろみの中から現れたようなフルートのメロディが現れると、
 弦楽器がそれにしっとりと合わせていきます。
 弦楽器に弾みがつくとクラリネットもそれに加わり、少しそわそわしたような
 それでも、何か元気がでるようなフレーズが見え隠れします。
 少しずつフルートと弦楽器が呼吸を合わせるように高鳴ると、
 期待が高まっていきます。
 弦楽器のしなやかなフレーズに、ハープが、ポン♪ポン♪とリズムをつけて
 ときにはポロンと少し顔を覗かせます。
 しなやかな弦楽器に少し緊張感が見えると、低音からググッと迫るような
 音が始まり、やがて金管楽器やシンバルなどを加えて徐々に大きく
 盛り上がっていきます。
 少し怖いくらいに緊迫感のある音を聴かせますが、それも次第に影をひそめると、
 そして、オーボエ、ファゴットが明るく可愛らしいメロディを小さく響かせると、
 少しほっとした雰囲気になります。
 そして、ハープがメロディをつなぐと、弦楽器も明るくそのメロディを支え、
 オーボエのメロディへつなぎます。
 そして弦楽器がひっそりとささやくように小さくそれを受け継ぐと
 徐々にボリュームも小さくなり、最後はすうっと消えるように曲を終えます。
 


フルートの音色に誘われて一気に盛り上がると、最後は静かに終わっていく。交響詩だけあって、とても詩的なというか、さりげないというかなんというか、
中盤で盛り上がるんだけど、そのあと一旦静かになってから、またクライマックスが来るのかと思いきやそれで終わりだなんて、つれないというか、じらされているというか、もっと聴きたかったのに、「いぢわる!」みたいなそんな感じの曲です。

≪オススメCD≫
フランス音楽いろいろ集
死の舞踏~マルティノン/フランス音楽名演集
マルティノン(ジャン)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆☆★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★


≪おすすめシチュエーション≫
「女性らしさ」って難しい


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ブログランキング「blogram」

2009年10月07日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、ブログランキング「blogram」です。

また、ちょっと変な話ですが、そこはまぁそれとして・・・、

昨日、ブログを更新すると、編集画面にはいつものように広告が出てたんですが、いつもなら、「健康食品」とか「ダイエット~~」とか、最近だと「婚活」みたいな広告が出てるんですが、昨日はちょっと見慣れない広告が…、

「ブログランキング&成分分析サービス」の文字が…、「へぇ~どんなもんかいな?」と思ってとりあえずクリック。
・・・―・・・―・・・―・・・―・・・―・・・―
①ブログを書く人読む人すべてに…
2万以上のカテゴリー(キーワード)からあなたの興味あるカテゴリーのランキングが!
→会員になると
②だんだん読者が増えてきた。
多彩なカテゴリの中にあなたにぴったりのランキングなら上位もねらえる!
③私のブログってこんな感じなんだ!
「みどころ」を紹介してくれて、どのカテゴリーが多いか、またカテゴリ別のランキングも掲載される。
・・・―・・・―・・・―・・・―・・・―・・・―
みたいな説明ページがあったんですが、
まぁ、今でもいろいろ各種ブログランキングには登録してるし、「解析」とか言っても、 gooブログだって毎日アクセス数から、アクセスキーワードとか、わりと細かく集計してくれてるし・・・、

別に今更、新しいランキングが出来たからっておいそれと、面倒くさい登録までして、解析しなくても・・・、なんて思ってましたが、
まぁ せっかくだから、どんなブログが登録してどんな感じになるのかと思ってトップページに行くと、

大枠のカテゴリが「食べもの」「ペット」「エンタメ」「趣味と教養」「スポーツ」他、まぁやっぱりありきたりのカテゴリがあって「クラシック」はどこかいな?と探していると、大枠『エンタメ』の「音楽」とは別枠で『趣味と教養』の中に「クラシック音楽」が・・・、

ほぅ~これはなかなか目の付けどころが・・・なんて思いながら「クラシック音楽」をクリック。するとまた細かいカテゴリがズラズラっと並んでます。
先頭の「クラシック音楽」から「バロック」「交響曲」「協奏曲」他、作曲家名に至るまで、つらつらっと並んでますが、

そこはまあ、トップの「クラシック音楽」をクリック。すると、1位から順にクラシック全般に書いてあるブログやピアノのブログ、CDに関するブログ、中には何故か尺八ブログもあったりして・・・、
ランキングを1位から順にさがっていくと…な、な、な、なんとそこには

8位 「初心者のクラシック」 って オイ!

それってこのブログじゃん!!クリックするとこのブログにジャンプ!
えええええ??ウソ!いつの間に?!こんなん登録してたっけ?初耳ですよ!マジですか?ホントですか?何ですか?

ビックリしたのなんのって、Googleで検索しようと思ったらいつものロゴがバーコードになってたくらいビックリしましたよ!(一瞬パソコンがバグったのかと思った)それはさておき、

よく見ると、このブログだけでなく、登録してる人はもちろん登録してない人のブログも、どうやらこのサイトのカテゴリ検索か何かで引っかかると、自動的にランクインされるらしい。

どうやら知らない間にトップテンに入ってしまいましたが、「思えば苦節3年続けてきたこのブログ・・・、見てる人は見てるんだなぁ~♪フフフ~ン」なんてちょっとご機嫌で浮かれていると(←お調子者)

他のランキングも気になったので、「交響曲」のトップを調べてみると290ポイント。「ピアノ」のトップは315ポイント。更に別枠『エンタメ』の「音楽」のトップは1054ポイント。
これらに比べて、肝心の「クラシック」はトップでも、187ポイント。
そして、われらが「初心者のクラシック」は本日7位で94ポイント。

そうか・・・、そうだよな。やっぱり「クラシック」通の人なら、キーワードはどちらかというと「交響曲」とか「ピアノ」とかピンポイントで探すだろうし、
ましてや、「音楽」になると「クラシック」部門は確かに、一般的にいうと、まだまだ「みんなが聴いてる音楽」という分野でもないんだなぁなんて、改めて感じてしまったり。
ちょっと早とちりのぬかよろこびみたいな感じになってしまいました。

アクセスランキング⇒ blogram投票ボタン


そんな感じて、まあせっかくだから「ブログパーツ」くらいくっつけてみようかな?と思っていましたが、やはりこちらも登録が必要なので、ちょっとまだやってません。
とにかく、詳しくは読んでないので、実際にはほかのランキングみたいに投票バナーみないなのが必要なのか、あるいは、それとは全く関係なく「カテゴリ」のキーワードだけで、ランキングが上下するのかなど、詳細は不明ですが、ちょっとそんな感じでいろいろあったので書いてみました。

せっかくだから今のところ登録してみようかな?(無料だし)とは思ってますが、仮に登録しても、おそらくそれっきりほったらかしになってしまうと思います。たぶん。



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アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」

2009年10月06日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」です。

最近、本筋以外のお話が多い気もしますが、また今日もそんなお話。

つい先日、夜中に目が覚めてなんだか眠れなくなったので、テレビをつけてチャンネルをポチポチやっていると、どうせ夜中だしたいした番組をやってるとは思いませんでしたが・・・、
何やら深夜アニメが・・・、まぁ子守歌代わりにでも、これ見たら寝ようとか思っていると、何やらそのアニメからクラシック音楽が・・・!




最初は無限に広がる宇宙空間に宇宙戦艦の大軍が!各戦艦から攻撃命令を出すキャラクターたち。そのバックにはラベルの組曲「ダフニスとクロエ」が流れていまきす。

最初はSFアニメかな?と思っていると、どうやらそうではないらしい。学生服を着た主人公たちが登場し、部室前で何やら問答を始める。
どうやら部室のパソコンをかけて、パソコンゲームで勝負をするんだそうな・・・。
(ここからは下の動画)
勝負の日を前に部室で練習をする部員たち。パソコンゲームを起動すると…初代ファミコン風の音でショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」のテーマが・・・!
ところが、主人公ハルヒは毎日、毎日「全軍突撃!」の一本やり、決選当日までに上達するハズもなく、そんなこんなで一気に決選当日へ…、

すると決選当日には、(動画02:44頃~)オープニングにいたあの宇宙艦隊が!そしてここで、オーケストラ版の「レニングラード」が今度は朗々と流れてきます!(ここの事だったんですね)
しかし、ロクな練習も出来なかった部員たちは、敵に太刀打ち出来ずに窮地に…、しかし、ここで一人驚異的なスピードでキーボードを叩く部員がひとり!!
どうやら敵はズルをして、最初からこちらに不利な設定になっているゲーム内容のプログラムをその場で猛スピードで上書きしているそうな!
(とにかく速いからビックリというか、ここまでいくと面白い!ってくらい)

そして、その驚異的なキーボード操作のバックにはチャイコフスキーの交響曲第4番の第4楽章が(動画07:35頃~)じわじわと始まり、プログラム起動のエンターキーをバシッと押すと、あの賑やかなトランペットのテーマが!
そして見事主人公ハルヒ達は敵艦隊(デスラー総統風)に一斉射を浴びせ、敵を全滅させてみごと勝利を勝ち取るのでしたとさ、めでたしめでたし。
みたいな感じ。
The Melancholy of Haruhi Suzumiya episode 11 part 2


ちなみに
【涼宮ハルヒの憂鬱】
京アニサイトの公式HPによると
―・――――――――――・―
ただの人間には興味ありません!

「この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上!」
入学早々、時を止めるような挨拶をした涼宮ハルヒ。
そんなSF小説じゃあるまいし…と、誰でもそう思う…。
しかしハルヒは心の底から真剣だった。
それに気づいたキョンをとりまく日常は、もうすでに超常になっていた…。
涼宮ハルヒが団長の学校未公式団体「SOS団」が繰り広げるSF風味の学園ストーリー。
―・――――――――――・― ―・――――――――――・―
全国U局系で放送中!放送時間は各局とも深夜~



そんな感じでちょっと紹介してみましたが、まさかこのアニメを紹介するとは自分でも思わなかった。
アニメのタイトルは聞いたことありましたけど、ニュース番組のおまけコーナーみたいな感じのヤツに「今、秋葉原で話題を呼んでいるアニメです」的なニュアンスでしか見た事が無かったので、全然知りませんでしたが、ちょっとおもしろかったりして・・・。

まぁ、アニメでもクラシックの曲が使われる事はありがちですが、
ゲーム音楽風に作ってるのが、おもしろかったり、場面の展開を盛り上げるべく、おもしろおかしく使ってるのがなかなかどうして。
ショスタコーヴィチやチャイコフスキーも、まさかこんな使われ方をしようとは思ってもいなかった事でしょう。

それにしてもアニメ作る人ってスゴイですね。レニングラードの分はともかくとして、最後のチャイコフスキーの部分は、エンターキーを押すところから、最後の爆発まで、曲に合わせて時間どおりにその場に当てはまる絵とストーリー進行がハマってると見てて気持ちいいですよね。

そして、最後に、こちらのアニメファンの方で、これらの曲に興味を持った方がいれば、これを機会にクラシック音楽も是非いろいろと聴いてみて欲しいですね。ショスタコーヴィチやチャイコフスキーの交響曲は全曲聴くと1時間近くあるので、さすがに最初からそれらを全部聴けとは言いませんが、
ラベルの「ダフニスとクロエ」あたりなら、約20分程度だったと思いますから、その演奏時間からいうと、まずはその辺りから・・・。(それでも長いですケド)


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オーケストラの楽器(弦楽器)

2009年10月04日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はオーケストラの楽器(弦楽器)です。

このブログをいつもご覧いただいている読者の方には、「何を今更」とおっしゃる方も少なからずいる事でしょう!

しかし!!皆さん、ブログのタイトルを見て下さい!「初心者の!!」クラシックですから!今更ながら改めてちょっとこんな事を書いてみよう!という、いわゆる例の思いつきです。

というのも、毎回曲説明みたいのを書くときによく高音の弦楽器が・・・、とか低音の弦楽器がザクザク・・・、みたいな事をよく書いてますが、ハタと考えると、クラシックが好きなら弦楽器の事まさか知らない訳がないよね。と最初は思ってましたが、でも、「初心者の」というならばやっぱりその辺も一回、どっかで書いとかないといけないのかな??なんて思いながらそのまま書いてましたが、

せっかくだから、一回ちょっと自分なりのを書いてみようかな!と思ったんでちょっといろいろ書いてみます。(たいした知識じゃないので、あくまで参考程度に)
そして商品画像は楽器がわかりやすいのを選びましたので読んだこともなければ、聴いたことのないものばかりです。


ヴァイオリン[高音域]
オーケストラの主役!とも言える代表的な楽器。高音の艶やかなメロディから、緊迫感のあるスリリングな音、しっとりと心休まるフレーズまで。
更にソロとしても、「ヴァイオリン協奏曲」から「ヴァイオリンソナタ」など目立つ位置づけにある存在です。
また、ヴァイオリンパートとして複数が全体で演奏する場合と、ソロとして1台で演奏する場合もかなり雰囲気が違って聴こえてきますが、それはヴァイオリン以外の弦楽器全般に言える事かもしれません。
ポートレイト・ドゥ・ファンタジー
チェボタリョーワ(アナスタシア)
キングレコード

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ヴィオラ[中音域]
オーケストラで言うと脇役!?になってしまうんでしょうか?
サイズとしてはヴァイオリンよりひとまわり大きい大きさで、皇太子殿下も演奏される楽器!と言った方がなんとなくイメージしやすいかも?
ただ、オーケストラでは比較的地味な印象のこの楽器ですが・・・、
「N響アワー」だかラジオだかの番組でヴィオラ奏者がゲストで出演されていたときの事を思い出すと、
「最初はヴァイオリン枠からあぶれた・・・、とか積極的にこの楽器を始めたという人は少ないようですが、実際に演奏してみると、もう止められない!」との事。
ヴァイオリンなどの主メロディに合わせる絶妙なハーモニーパートなんかが、たまらない感覚があるらしく、演奏者としてはとても楽しい楽器。
という、その時の演奏者の方のお話から、そんな印象を受けました。
しかしながら、流石に素人ではCDやホールで演奏されたこの楽器の演奏を、楽譜とか無しでヴァイオリンやチェロなどと見分ける(聴き分ける)のは非常に難しく、かく言うこのブログでも、それを紛らすために「中音域の弦楽器」みたいな感じで、なんとなく流してますがその辺はまあそういうことなので・・・。
だからひょっとしてこのブログでもチェロのフレーズが・・・って書いてあるところが実はヴィオラだったり?ってこともあったりするのかも??
ヴィオラの芸術
コロー(セルジュ)
カメラータ・トウキョウ

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チェロ[中・低音域]
こちらは中音域の楽器ですが、サイズはかなり大きくて、座って演奏する楽器ですね。音色は渋いイメージがありますが、そうかと思うと、しっとりとした温かい音色を重ねたり、と結構多彩な音色を奏でる楽器です。
ただ、ソロ「協奏曲」などになると、結構高音域で細かいフレーズを紡ぎだしたりするなど、意外な一面もあったり・・・。
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
鈴木秀美
BMG JAPAN

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コントラバス[低音域]
こちらは低音パート。サイズは更に大きく、立って演奏する楽器ですね。
ジャズなんかだと、ピチカートで味のある演奏を聴かせたりするみたいですが、基本的にリズムパートとして、心地よい低音をズンズン、ザクザクと刻んだりしていますが、メロディになるとかなりの圧迫感と説得力のある音色です。
こちらもテレビ番組でコントラバス奏者をゲストに迎えた回で、コメントとして、『ベートーヴェンの「第九交響曲」でメインの合唱に入る前の低音で奏でるあのメロディを弾く瞬間が、とても気持ちいい!』というお話がとても印象的でした。
そう言われると、コントラバスって普段は目立たないけど、メインのメロディに回ると、かなり存在感の際立つ楽器ですね。
ボッテシーニ:コントラバス協奏曲
メイヤー(エドガー)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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こんな感じで一応オーケストラの弦楽器4種類ですが、いわゆる「弦楽四重奏」の定番は、ヴァイオリン2台とヴィオラ、チェロが各1台ずつの計4台で、基本的にコントラバスは入ってません。

そして、基本的な知識としては、実際のオーケストラではヴァイオリンパートが2つに分かれていて、(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリンてヤツ)他のパート(ヴィオラ、チェロ、コントラバス)を合せて、弦5部と弦楽器パートをひとまとめにして言うことがあります。


ハープ
こちらも大きく見ると弦楽器の部類に入りますが、見た目的にもこっちの方が分かりやすいですよね。
音もポロンポロン♪と夢見心地のあの音色。どちらかというと、アクセサリーっぽく使われるイメージの楽器ですね。
曲によってはオーケストラの編成に無い場合もしばしば。


最初は楽器だけのCDにしようかと思ってたんですが、そうすると楽器の大きさがわかりにくかったので、演奏者が持った感じのCDを中心に選んでみました。(見た目重視)あと弦楽四重奏のCDにしようかとも思いましたが、
そうすると今度は楽器が横向いてたり、小脇に抱えてたりするのが多かったのでこちらも却下。
てな感じでいろいろ書いてみましたが、一応こんな感じです。



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