たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第9番です。
有名なピアノソナタ第8番「悲愴」と同じ時期に作曲されたこの曲ですが、“悲愴ソナタ”とは一転してケロッとした感じの曲です。
まぁ、次の番号だからって前作をひきずる必要もないですし、新たな展開!?としてもおかしくはないですが、
クラシックの場合ベートーヴェンに限らず、必ずしも「番号が近いから曲調が似てる」わけではないので、その辺は初心者にとって要注意なのかもしれません。
手持ちのCDの解説によると、スケッチ(構想)は4、5年前からあったとされていますから、その時にある程度出来上がっていたのかもしれません。
基本的には明るい曲で、サラッと聴ける曲ですが、敢えて“悲愴ソナタ”と似てるところを探すとすれば、2楽章が若干違うというところでしょうか?
第1楽章:軽やかなフレーズがポロン♪と流れると、おだやかなメロディが軽快に
流れていきます。
自然な感じで次々に進むメロディも心地よく響き、明るく広がるピアノの響きは、
単純なんだけど、飽きる事無く軽快に続きます。
途中、低音の和音で何度か仕切りを入れながら、アレンジが加わる度に違った
結末にたどりつきますが、それでも明るく転がるようなメロディが駆け抜けるように
最後まで軽快に聴かせてくれます。
第2楽章:少し暗めのフレーズが響くと、低音と高音が掛け合うように響きます。
両者は冷静に議論をしているような緊張感も感じます。
少し落ち着くと、今度は様子を伺うような響きをゆっくり聴かせていきます。
そして最初のしっかりとしたフレーズに戻ります。最後は結末を言い終わらないうちに
静かに終わっていきます。
第3楽章:小走りなフレーズが軽やかに始まると、そのまま盛り上がっていきます。
かわいらしいフレーズを挟むと、またすぐに小走りに戻り、
そのまま駆け昇っていくように、めくるめくピアノのフレーズが舞い上がります。
どこまでも転がり続けるようなフレーズは軽快に、そしてテクニカルにその
響きを聴かせると、
最初のフレーズに戻って、そこから一気に駆け上ってクライマックスを迎え、
きれいにラストを締めくくります。
演奏時間は全部で約15分足らずと比較的短い曲なので、その意味では聴きやすい曲だと思います。
ちなみに今回聴いた手持ちのCDはクラウディオ・アラウでしたが、下のオススメCDで紹介しているリヒテルの演奏をアマゾンの「視聴する」で聴いてみると結構イメージが違っていて、個人的にはリヒテルの方がベートーヴェンっぽい感じがしました。
アラウはゆっくりと、なめらかな感じなので、これは好みが分かれるところかもしれませんね。
≪オススメCD≫
リヒテルも全部聴いてみたい
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
短い間に聴きどころのある一曲です。
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第9番です。
有名なピアノソナタ第8番「悲愴」と同じ時期に作曲されたこの曲ですが、“悲愴ソナタ”とは一転してケロッとした感じの曲です。
まぁ、次の番号だからって前作をひきずる必要もないですし、新たな展開!?としてもおかしくはないですが、
クラシックの場合ベートーヴェンに限らず、必ずしも「番号が近いから曲調が似てる」わけではないので、その辺は初心者にとって要注意なのかもしれません。
手持ちのCDの解説によると、スケッチ(構想)は4、5年前からあったとされていますから、その時にある程度出来上がっていたのかもしれません。
基本的には明るい曲で、サラッと聴ける曲ですが、敢えて“悲愴ソナタ”と似てるところを探すとすれば、2楽章が若干違うというところでしょうか?
第1楽章:軽やかなフレーズがポロン♪と流れると、おだやかなメロディが軽快に
流れていきます。
自然な感じで次々に進むメロディも心地よく響き、明るく広がるピアノの響きは、
単純なんだけど、飽きる事無く軽快に続きます。
途中、低音の和音で何度か仕切りを入れながら、アレンジが加わる度に違った
結末にたどりつきますが、それでも明るく転がるようなメロディが駆け抜けるように
最後まで軽快に聴かせてくれます。
第2楽章:少し暗めのフレーズが響くと、低音と高音が掛け合うように響きます。
両者は冷静に議論をしているような緊張感も感じます。
少し落ち着くと、今度は様子を伺うような響きをゆっくり聴かせていきます。
そして最初のしっかりとしたフレーズに戻ります。最後は結末を言い終わらないうちに
静かに終わっていきます。
第3楽章:小走りなフレーズが軽やかに始まると、そのまま盛り上がっていきます。
かわいらしいフレーズを挟むと、またすぐに小走りに戻り、
そのまま駆け昇っていくように、めくるめくピアノのフレーズが舞い上がります。
どこまでも転がり続けるようなフレーズは軽快に、そしてテクニカルにその
響きを聴かせると、
最初のフレーズに戻って、そこから一気に駆け上ってクライマックスを迎え、
きれいにラストを締めくくります。
演奏時間は全部で約15分足らずと比較的短い曲なので、その意味では聴きやすい曲だと思います。
ちなみに今回聴いた手持ちのCDはクラウディオ・アラウでしたが、下のオススメCDで紹介しているリヒテルの演奏をアマゾンの「視聴する」で聴いてみると結構イメージが違っていて、個人的にはリヒテルの方がベートーヴェンっぽい感じがしました。
アラウはゆっくりと、なめらかな感じなので、これは好みが分かれるところかもしれませんね。
≪オススメCD≫
リヒテルも全部聴いてみたい
ベートーヴェン:ピアノソナタ第9番&11番&12番&27番リヒテル(スヴャトスラフ)ユニバーサル ミュージック クラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
短い間に聴きどころのある一曲です。